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外せないキャロル・キング [Pop]


キャロルキングの「Live at Montreux 1973」のDVD(CD付きセット)がやっと手元に届いた


HMV等で情報を得て、アルバム「ファンタジー」の楽曲を演奏しているステージと言う事で、バックのミュージシャンを確認してから購入しようと思っていたので、発売元のヤマハ・ミュージック・エンタテイメントに電話して担当者からミュージシャン・リストを聞き、間違いなくアルバム「ファンタジー」のレコーディングメンバーが参加しているのを確認出来たのでDVDを購入した。


Live at Montreux 1973.jpg


自分の人生で音楽歴で一番聴いて来たアルバム


勿論!無人島に持って行くアルバム第1位の「ファンタジー」


Fantasy.jpg



当時リアルで購入して、このアルバムの素晴らしさが直ぐわかった。


キャロル・キングは自分が洋楽に興味を持った頃「イッツ・トゥ・レイト」がヒットしていた時期でもあり(実際には旧譜扱いになっていた遅れた時期だった)ラジオから良く流れていて、凄く良い曲だなぁ~とは思っていた


It's Too Late.jpeg


だから最初に洋楽シングルとして買ってもおかしくなかったのだが、その曲以上に欲しい曲があったので、ここのブログでも書いているように「イッツ・トゥ・レイト」とは違う5枚のシングルを買ってしまった


それでアルバム「つづれおり」もアメリカで売れに売れていたのは知っていたのだが、ラジオでアルバムとして聴いた「つづれおり」は何か地味な曲が多いなぁ~って中学生のガキながら思っていたので、その次のアルバムの「ミュージック」も、カーペンターズが取り上げてヒットしていた「It's Going to Take Some Time(小さな愛の願い)」もラジオで流れていたし、自分の音楽歴を考えても当然のように素晴らしいと言う評価になる「ブラザー・ブラザー」も入っていたのだが、やはり抜粋してアルバム(LPレコード)を購入していた中学生には、「つづれおり」の印象もあってアルバム「ミュージック」も食指が動かなかった


Tapestry.jpg

Music.jpg


自分は当時、札幌に出て来た時はいつも何枚かアルバムを買うつもりでいたので、それでムーディ・ブルースの「セヴンス・ソジャーン」や、あと何だったか忘れたけど、アルバムとシングルとかも買って、未だ財布にアルバムを買えるだけのお金が残っていたので、ちょうど「セヴンス・ソジャーン」と同じ時期にキングレコードで宣伝していたキャロルのアルバム「ライムス&リーズンズ」もレコード店で派手に並べていたので、ちょっと視聴しただけで買ってしまった!


それが結果的には(後にはスタジオミュージシャン絡みや、この辺のサウンドが大いに気に入る事になっていくのだが)この「ライムス&リーズンズ」が大いに気に入ってしまって、アルバム「ファンタジー」を購入する事に繋がって行く事になるので、そのような運命になって本当に良かったと思う。


Rhymes & Reasons.jpg


「ライムス&リーズンズ」も「ファンタジー」も購入した中学性の時は、ミュージシャンのハーヴェイ・メイスンもデヴィッド・T・ウォーカーもボビー・ホール・ポーターもトム・スコットも良く知らなかった頃なのだが(高校3年頃に分かるようになったのだが)そんなスタジオミュージシャンを意識しなくても、とにかく「ファンタジー」の特にA面は曲が最初から最後まで繋がっている全曲を何度も聴いていた。


先に挙げたDVDではアルバム「ファンタジー」の中でも自分が1番目と2番目に好きな曲の「ディレクションズ」と「ウィークデイズ」がよりによって入っていないので非常に残念だったのだが、アルバムで「Being at War With Each Other」から「Directions」に繋がって行く流れはもう本当に感動ものだ


もう本当にストリングスが美しくて、デヴィッドのギターは涙が出るくらい素晴らしい!(デヴィッドファンの多くはやはりこのアルバムをデヴィッドが参加したレコーディングで最高傑作だと思っている人が多いはず)


「Directions」のホーンも最高だね 後にスタジオミュージシャンを意識し聴くようになってトム・スコットの音だと分かるようになったのだが、トムの参加もこのアルバムではかなり重要な役割を果たしていると思う


Tom Scott.jpg


B面はとにかく「Corazon」で決まりだね。


この曲の疾走感は当然ハーヴェイとボビーのリズムが演出していると思う(デヴィッドのギターも当然この曲でも素晴らしいリズムを刻んでいると思う)


DVDを観たが、ハーヴェイも若いし、ボビー・ホールは凄くチャーミングだ!キーボードのクラレンス・マクドナルドの若い時は初めて観た。まだ少年でこの頃から才能があったのか


Harvey Mason 2.jpeg

Bobbye Hall 2.jpg

Clarence McDonald.jpg



ベースのチャールズはキャロルの当時の旦那だったから参加しているのだけど、このハーヴェイとデヴィッドが参加している編成なら、この当時ならチャック・レイニーだったと思うし、キーボードはラリー・ナッシュだったのだろうな(マイゼル兄弟がプロデュースしたニューブルーノート関連や、もろマリーナ・ショウのあの名盤とダブるような編成になっていたと思う)


Charles Larkey.jpg

David T Walker.jpg

Chuck Rainey.jpg

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本当にこのアルバム「ファンタジー」はニューソウル系やソウルジャズ系、そしてクロスオーバー(後のフュージョン系)を意識する音楽ファンには絶対外せないアルバム


自分も当時からこのアルバムを夢中になって何度も聴いていた事は、やはりこのブログでも書いたように当時ソウル好きになって行く経緯があった中で、その後にクロスオーバー等のスタジオミュージシャンに興味を惹かれて行くようになるのは必然的な事柄だったのだと思う


キャロルのアルバムはベスト盤等も含めて20枚ほど持っているが、自分的には好きな曲とそうでもない曲がハッキリしている感じなのだが、ここで挙げたアルバムが自分の音楽歴の中でも特に重要なアルバムになっている


キャロルのステージは本当に一度観てみたい


東京でも日本に来たら、何とかしてでも観に行きたい


この時代の70年代の音楽を聴いたり、このように当時のDVDを観たりしていると、今は何でこんなにも感動して目頭が熱くなるのか


誰でもある事だと思うけど、音楽だけじゃなく本当にあの当時の色んな思い出も蘇って来て、「自分は年を取ったんだなぁ」と、しみじみ思うし、音楽好きとして本当にタイミング良くこの素晴らしい70年代の音楽と共に青春時代を過ごせた運命に感謝している






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