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村八分 [邦楽]


前に上原ユカリ裕さんのところで書いていた事がある、村八分のCDを今回購入した。


村八分.jpg


自分は苦手なジャンルとしてパンクはダメと言っていたように、パンクのアルバムは1枚も持っていなかったのだけど、ここに来て村八分のアルバムを買ったのは、自分は彼等をパンクバンドなんて思ってもいなかったし、純粋にあの時代のアンダーグラウンドなハードロックとして捉えていたから、彼等を改めて知りたくて購入した


当然、上原ユカリ裕さんが関係していたからなのは確かなことなんだけど、ユカリさんのドラムの凄さも知りたいし、聴きたいと思っていたからだ。


ユカリさんが演奏しているアルバムは「くたびれて」と「ぶっつぶせ!!」なんだけど、その二枚と、今回は「三田祭の72年のライブ」のCDも改めて出る事になったので、そのデラックス・エディション盤を購入した。


前にユカリさんの演奏をユーチューブで聴いていたと書いていたのだけど、「ぶっつぶせ!!」の中の、「姫狩り(鼻からちょうちんのベースヴァージョン)」の演奏は、ユカリさんが未だ16~17歳だったとは思えないほど、本当にビートが力強くてリズムがブレることなく、フィルインもとってもカッコいい!!!


くたびれて.jpeg

ぶっつぶせ!!.jpg

三田祭 1972.jpg


ユカリさんは高校生でもうプロになっていたみたいで、伊藤銀次さんと知り合った後に京都の地元のゴーゴー喫茶で演奏していて柴田和志(チャー坊)さんから声をかけられて村八分に参加したみたいだけど、


それにしても自分としては伊藤銀次さんと柴田さんとでは かなり人格的にも違っていたような気もするけど、この時代のロックはGSからの流れの過渡期でもあり、ビートルズではない、もう一方のストーンズの流れを汲んだハードロックの流れの中で出来たバンドは結構不良バンドの荒れたバンドも多かったと思う。


メジャーになったバンド以外は(実際はメジャーになったらマネージメント上しっかり管理されていたと思うけど)この時代はどのバンドもやはり不良のカッコ良さと、世の中が安定した世の中にもなりつつも、いつの時代でもそうだと思うが、やはり若者として世の中に不満を持っていたので何かにあたりたくて、自由に生きたいと言う発想のもとで世の中の秩序に反抗するアナーキーな思想を持って音楽をしていたバンドもアンダーグラウンドでは結構あったのだと思う(まぁ~そもそもロックはそう言う思想で始まったものだと思うけど)


時代はハードロックからフォークの時代でもあった訳なのだが、共に若者が発するメッセージを音楽であらわそうとしていた時代だと思うけど、静と動の両極端のジャンルの音楽で若者に支持された。


自分は不良にもなれなかった(別になる必要はないと思うが)普通の学生だったけど、やはり不良っぽいものにあこがれるって言うのはいつの時代でもあると思うし、自分を誇示したいし不良っぽい方が女の子にもモテたので、その中でも自己表現として音楽に向いて行った者がいたのは当たり前のこと


自分の時代の時もみんなフォークギターを買って拓郎や陽水のコピーしていたのが多かったから、そう言う意味ではロック系だとやはりバンドを組んでドラムやベースも必要になるので、ギター一本で音楽が出来るフォークの方が音楽をし易かった


この70年代初期は本当にロックとフォークで色んなアーティストやバンドが出て来た時代


未だ、自分が中学生でミュージックライフで村八分を見た時は凄く怖くて、おどろおどろしいバンドに思えた(実際もそうだったと思うけど)


海外の当時のロックバンドはもうメジャーばかりのバンドしかミュージックライフ等の雑誌には載っていなかったので(海外のアンダーグラウンドのバンドを余り知る機会が無かった)逆に日本にこんな怖そうな危なそうなバンドがあるのか!?と思っていたくらいだった


改めて山口富士夫の村八分の頃の画像とを見ると、マイケル・ジャクソンの「スリラー」みたいなガイコツ顔をしているので今見てもかなり怖い!


「これは普通じゃないな」「危ないこと相当やっていそうだ!」って、雰囲気をチャー坊からも山口富士夫からも感じ取れる


山口富士夫.jpg


まぁ~彼等の当時の話を現在ネットで見てもチャー坊もかなり独自の世界で生きて来た人だと思うし、かなり破天荒な生き方をメンバーはして来たのだろうと容易に想像がつく


ユカリさんも高校生の時から相当な経験をして来ているのじゃないのかな?シュガーベイブ時代のユカリさんの画像を見るとアフロヘアーだし何かジョー山中に似ている感じ


シュガーベイブ.jpg


この辺のロッカー達はあの裕也さん、先に述べたジョーさん、そして鮎川さんとか 生粋のロッカー達とも繋がっているので、ここのブログで自分が書いたようにユカリさんがシュガーベイブに参加していた事が自分は異質に感じた事もあるけど、この時代の日本の音楽はジャンルが違ったにせよ、洋楽の影響を受けた色んな音楽が色々出て来た時代に一緒に時代を生きて来て、そして現在も活動を続けているミュージシャン達で同じ時代に活動して来た仲間達と言う事でみんな通じ合える部分はあると思う


自分としてはコアなロックファン、村八分ファンを差しおえて村八分の事を偉そうに音楽を語れないので、自分の主観を中心に語らせてもらっているが、


彼等は音楽的には魂からロックしていると思うし、演奏も山口さんのギターを中心に演奏はしっかりしていると思う


ただやはり録音状態も余り良くない音源の中でチャー坊の歌の歌詞は分かりにくいところもかなりあるが、結局このバンドは過激な歌詞で、ある意味自分達の破天荒な部分も出したかったと思うし、ロックは歌詞なんて大した重要じゃなく歌い方やアクションで気持ちをいかに表現する事の方が大事な事だったのだと思う


それが全てカッコ良さに繋がったのだろうと思う


チャー坊を筆頭としてメンバーもかなり亡くなっているので、本当に伝説のバンドになってしまった


柴田和志.jpg



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