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角松敏生コンサート2019 札幌 [邦楽]


角松2019ツアー.jpg


遅ればせながら、角松敏生のコンサートの感想を書いて行きたいと思います


前回、角松さんのコンサートに行ったのは2年前の2017年だった


その時も今回も札幌市民ホールで開演前から、外に観客が集まって待っていた


角松さんは自分よりも2歳年下だったんですね。感覚的に同じ年か、若干上なのかと思っていた


角松さんは当時からカッコ付け過ぎなくらいの洒落た人だったから、達郎さんみたく薄毛になったりしたら、かなり見た目も雰囲気も変わり厳しい状態になっただろうな等と思ったりもしたが、顔はやはりかなりしわも出て老けたが、お洒落な雰囲気はキープしていたと思う(角松さんのステージ衣装はカジュアルな達郎さんと違ってスーツだからね)


観客は女性の方が多い感じで達郎さんファンと当然被る世代だと思うが、達郎さんと違うのは若い世代が意外と少ないと思った


ステージが終わった後に「達郎さんのコンサートにも行くのですか?」等と誰かに聞いてみようと思ったが、やっぱりコンサートでは何かのきっかけが無いと他の人には話しかけられないね。


達郎さんの小樽のライヴの時はカフェで横に座っていた女性から時間を聞かれたので、ライヴ終了後にちょっと話しはしたけど、特に女性にはきっかけがないと声掛けはやっぱり出来ないよね


開場になり、今回は最初からグッズ等も購入するつもりもなかったので、そのままコンサート会場へ


前から8列目だったけど端なので左側中心しか見えないような席で、それでもいつものように双眼鏡で角松さんやメンバーの楽器演奏を観ている事が多かった


観客の入りは8割くらいだったのかな、満席ではなかったね


自分はやはり踊ったり身体を横に振る事など殆どないので、本当に聴くのと観る事が中心で自分はコンサートを楽しんでいるのだなぁと改めて思った

 

通常の3リズムにギター、コーラス、そして5管のホーン編成でのバンド。


先ず、やはりホーンがあると音に厚みが出る。バリトンをメインにしたサックス兼フルート奏者とトロンボーンは女性だった。トロンボーンの女性奏者は初めて観たし、バリトンを吹く女性プレイヤーも少ないと思う(プロのステージとして)


メンバーは前回のコンサートでも観た、サックスの本田雅人さん、ベースの山内薫さん、ギターの鈴木英俊さん、ドラムの山本真央樹さん、キーボードは森俊之さんだった(前回は小林信吾さんだったのかな?)


本田雅人.JPG

山内薫.jpg

鈴木英俊.jpg

山本真央樹.jpg

森俊之.jpg


コーラスは吉沢梨絵さん、吉川恭子さんと言う事で、角松さんのツアーメンバーのコーラスって良く変わるのでしょうか?吉沢さんはレコーディングにも参加していたので、詳しくじゃないけど知っていたが、二人共に劇団四季出身だったのですね


ミュージカルは全然分からないし(古いアメリカのなら分かるのもあるけど、自分は女優とかも先ず分からないので)この二人の女性の事は良く知りませんが、吉沢さんはとってもチャーミングだし声量もあるので、角松さんとのデュエットでも、さすが女優だけあって表現力もとても良かったと思う


吉沢梨絵.jpg

吉川恭子.jpg

角松さんは時々声が出てないのか(歌っていない時もあるようだったので)歌に厚みを増す為に、この二人の女性コーラスは絶対必要だったと思う


ステージはオープニングからスタンディングになり、まぁ~やっぱり周りに従わなければと思い、自分もスタンディングしたのだが、角松さんが「座って下さい」と言ってくれたので立ちっ放しになる事はなかった(あ~良かったw)


まぁ~自分は角松さんのステージ慣れしてないので、戸惑う事はあったな


今回発売されたミニアルバム「東京少年少女」をメインにした構成に、過去の曲を混ぜたステージだったのだが、そのミニアルバムも購入していたし、いつものように事前にセットリストは調べていたので、殆ど知っている曲ばかりだった


それにしても角松さんってMCが多い。結構時間を使って語っていた(歌うのが疲れるので休んでいるのか?本人も冗談でそう言っていたのだが、冗談でもないような気もするなw)


そういう意味では、やはり達郎さんとの違いも感じる


どうしても達郎さんとの比較になってしまうところも多々あるが、角松さんのバックメンバーの演奏はやはり素晴らしいし、ホーンが入っている事で厚みのあるサウンドになっていると思うのだが、達郎さんと違い演奏で引き込まれる部分は余りないように感じた


その「東京少年少女」のアルバム曲のステージでは、地元札幌の高校生達のミュージカル風なダンスパフォーマンスで、また観客はスタンディングになり盛り上がっていたが、ハッキリ言って自分はダンスパフォーマンス何て全然興味ないのでスタンディングもしなかった(やっぱり自分は頑固なくらいのコンサートの独自の楽しみ方があると思っているので)


でも、アンコールもエンディングも当然、拍手はした


「Girl in the Box」の時にメンバーと観客が飛び跳ねるのも知っていたのだが、自分は出来なかったし、アンコールの「Take You to the Sky High」で紙飛行機を飛ばすのも自分はしなかった(ここで、クラッカーを鳴らしたらどうなのだろう?等と思っても見たが、角松さんをはじめシャレが分かる人がいたら面白いのかな?w)


そして印象に残った事は、角松さんが言っていた話で、先ず角松さんの親も介護が必要な事を話していた事、そして音楽は当時の思い出を瞬時に蘇らせてくれると言う事を話していたし、「これから5年間はオリジナルも含めて好きな事をやらせてもらうが、その後は分からない」とハッキリ言っていた事。


いつも思う事だが、自分も観客も、そしてシンガーもやはり同じように年を取っているという事実


オリジナルアルバムも中々売れない世の中だろうし、いくらファンでも、あの時代のサウンドが身体に染み付いているので、極端なサウンドの変更ははやはり多くのファンも受け入れらないのも事実としてあるだろう(自分も勿論その一人だが、昔からのファンの自分と同世代の年代の者達にとって)


達郎さんをはじめ、未だビッグネームは今でも多くの観客を集めてコンサートも出来るが、アルバムが売れるという事になれば、本当にそれらのビッグネームの中でも限られた者だけだろう


永遠なんて本当に無い、いつか終わりがあり、シンガーもミュージシャンもアーティストも、そして自分達も終わり方を考えるような年代にこれからなって行くのは当たり前のこと


自分は音楽に対して独自の思いと接し方があるので、どんなにファンであろうが、全てに共感してその支持するシンガー、ミュージシャンに何が何でも着いて行こうとは思わないが、自分が共感するもの楽しめる事はこれからもして行きたいと思っている


最後に角松さんが深々と頭を下げて観客にお礼を伝えていた気持ちは良く分かる


達郎さんの時もそうだし、多くのアーティストはそうだと思うが、やはり彼らも、いつかコンサートが出来なくなる、ステージに立てなくなると言う思いはあるだろう


だから、こうやってステージに立てた事と、コンサートに来てくれた観客に心からの感謝を伝えたい素直な気持ちになって当然だと思う


音楽を楽しむ事がやはりメインなのだが、自分は近年のコンサートはやはり色んな意味で若い時と違い、人生を意識するところもあったりして、本当に歳を取った事を実感するコンサートの味わい方になっている


次回はベニー・ゴルソンと大野雄二のコンサート。そのあとはビル・エヴァンスのドキュメンタリー映画とエルトン・ジョンの映画「ロケットマン」を観に行く予定だ















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マスパペ

行ってきましたね(^o^)
文面を拝見させて頂くと、楽しみながらも色々な事を考えさせられるコンサートだったようで…(^^;
自分はアーティストがスーツ衣装でのコンサートは観たことは無いのですが(あっ!ヒロミゴーがあるか!)、回りの観客は大変盛り上がってたみたいで、臨場感は良かったのではないでしょうか(^^)

コンサートって人それぞれの楽しみ方がありますよね〜
先日のブラックアースのおばちゃん熱狂メタラーを見てつくづく思いますわ。笑
by マスパペ (2019-05-27 23:28) 

スナップバックス

毎度!

いやぁ~相変わらずの音楽三昧でして、近年これだけ音楽関連で出かけて行くのも過去にはそうはなかったのですが、

いつも言っているように、青春時代からの音楽を今でも懐かしい思いで接しているものですから、必然的に自分が行くところはコンサートでも映画でも同世代ばかりで、もう過去を振り替えざるを得ない環境で音楽を楽しんでおります(笑)

いつもプライベートでは強気な事をマスパぺさんにも話をさせて頂いておりますが、意外と人前では大人しくしてまして(笑)

どうも大勢の前では発散出来ないタイプなんです(笑)

まぁ~特に音楽に対して頑固なところは自分は多分にありますね(笑)

独自の音楽に対する思いと接し方をして来たので、自分なりの拘りがやはりあるんですよ

マスパぺさんにも言っているように、逆にコンサート会場で普段の自分とは違う人格になって発散出来る人は羨ましいです(笑)

暫くロック系のコンサートが無いので中々マスパぺさんと一緒にライヴに行ける機会も無いのですが、知り合いと一緒に行くコンサートだと独りで行く時と違った気持ちで楽しめるので、またマスパぺさんと一緒に行けるのを楽しみにしてます

by スナップバックス (2019-05-28 00:49) 

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