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ムードミュージック [音楽]


先週に引き続き、今回のサンソンも良かったねぇ~


1曲目のフーのマイ・ジェネレーションからソウル3連発


ソウルは当然のごとく、フーまでコンプリで来ている中、ぬわんと!ジャッキー・グリースンがかかりましたね!


Jackie Gleason Picture.jpg


先ず、ジョニー・ブリストルの黄金期のアルバム4枚は全部保有しているが、ジョニーは良いねぇ


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デビューヒットの「Hang on in There Baby」はアレンジがH.B.バーナムだけど、もろバリー・ホワイトサウンドのラヴ・アンリミテッド・オーケストラ!


続く全米ヒットの「You and I」も同じくバリーサウンド ヒドル・ブラウン・バーナムがバリー・ホワイトを意識してアレンジしたとしか思えないところにデヴィッドTやエド・グリーンが参加しているとなると、まんまラブ・アンリミテッド・オーケストラ、サウンドだ


Hang on in There Baby.jpg


サンソンでかかった「Do It To My Mind」は3枚目のアルバム「Bristol's Creme」からの曲だが、リズムアレンジがソニー・バークでストリングスアレンジがポール・ライザーになり、ドラムはエドじゃなくジェームス・ギャッドスンだけど、やはりバリーサウンドに欠かせないミュージシャン達が参加しているけど、この曲はLAサウンドに仕上がっている事で、尚更バーナムがバリーサウンドを意識してアレンジした事が分かる


何れにしてもデヴィッドTの音はどんなにサウンドが変わってもデヴィッドの音だと分かるところが凄い。レイ・パーカーもカッティングのフレーズがレイ独自のものがあるので聴いていても分かりやすい


Bristol's Creme.jpg


今日サンソンでかかったフー、アイズレー、ウィスパーズの曲は今更改めてここで語るほどでもなかったので、今回は記事にするつもりはなかったのだが、ジャッキー・グリースンがかかったので記事にしない訳にはいかない!



過去に達郎さんもまりやさんもジャッキーの事を口に出していたことがあるし、ムードミュージックもかけて来た達郎さんだから今更驚く事でもないのだけど、この選曲の落差!!!


自分が今までここで語ってきたようにソウル、ジャズ系が特に好きなのだけど、前にもちょっと書いたようにムードミュージックも大好きなので、自分としても当然のようにジャッキー・グリースンも大好きなところで、昔東京に出張した時は東京のムードミュージックの中古専門店でアナログレコードを結構買って揃えた


ジャッキーのアルバムはアナログの方が多いのだが、ベスト盤やダブりのCDも合わせると30枚弱くらい持っている、サンソンでかかった「Days of Wine and Roses」は達郎さんが言っていたアルバム「Movie Themes - For Lovers Only」は持っていなかったが、ベスト盤の「The Romantic Moods of Jackie Gleason」で持っていた


The Romantic Moods of Jackie Gleason.jpg


ヘンリー・マンシーニの超有名なスタンダード


とろけるようなオーケストラサウンドで深い眠りに陥りやすい


スタンダード好きな自分が、ジャズヴォーカルやモダンジャズだけじゃなく、このようなムードミュージックにも虜になって、ジャッキー以外にも達郎さんも言っていたローレンス・ウェルク、そしてアンドレ・コステラネッツ、デヴィッド・ローズ、フランク・チャックスフィールド、御大マントヴァーニ、そしてベルト・ケンプフェルト


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André Kostelanetz & His Orchestra.jpg

David Rose.jpg

Frank Chacksfield.jpg

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大御所ではヘンリー・マンシーニ、パーシー・フェイス、ミシェル・ルグラン等々


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Michel Legrand & His Orchestra Phil Woods.jpg


その他、有名無名問わずかなりムード系も夢中になって揃えた


達郎さんの言っていたシャンパンミュージックとは、1961年に「夢のカルカッタ(Calcutta)」を全米ナンバー1にしたドイツ人のアコーディオン奏者でバンドリーダーのローレンス・ウェルクが演奏するオーケストラサウンドをローレンスの友人が20年代に「シャンパン・ミュージック」と名付けた事から、ローレンス・ウェルクと言えば「シャンパン・ミュージック」と言う事で有名なった


ローレンス・ウェルクやイノック・ライトのようなシャンパンミュージックと呼ばれる軽音楽はやがて60年代になる頃にはエレベーターミュージックと呼ばれるようなホテルやデパートで流れるような軽音楽と言う意味で音楽性や芸術性もない音楽として軽蔑されるような音楽とまで言われるようになってしまった


Enoch Light and His Orchestra.jpg


自分的にはジャッキー・グリースンやジャズ系のオーケストラものの重厚なオーケストラサウンドでスタンダードを演奏するものはアレンジも含めてかなり芸術性を感じる音楽だと思っているので、BGM的な軽音楽とは違うと思っている


まぁ~どちらの音楽もエキゾチックサウンドも含めて、60年代頃までのアメリカとイギリスのムード音楽は自分は大好だ ただ前に言ったように70年代に入ってからのフランス等のムードオーケストラはダメなんですけどねw


ジャッキー・グリースンの音楽はボビー・ハケットとピー・ウィー・アーウィンのトランペットをフューチャーした本当に眠くなるような全編オーケストラのムードサウンドだけど、レス・バクスターのエキゾ系やジャズ系のネルソン・リドルやゴードン・ジェンキンス、あるいはヘンリー・マンシーニ等は重厚なストリングスのオーケストラサウンドの中にジャズアレンジのビッグバンド的な演奏もしているのでとっても聴き応えがある(マンシーニは映画音楽だけではないのだ!)


Bobby Hackett.jpg

Pee Wee Erwin.jpg

Les Baxter Picture.jpg

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ジャッキー・グリースンは50年代に大ヒットアルバムを出し続け、達郎さんが言っていた「ミュージック、マティーニ、アンド・メモリーズ」やダリが書いたジャケットで有名な「ロンサム・エコー」等が全米ナンバー1アルバムになっている


Music, Martinis and Memories (Mono).jpg

Jackie Gleason Presents Lonesome Echo.jpeg


アルバムはジャッキー・グリースンが書いたオリジナルもあるが、スタンダードナンバーを彼のオーケストラで演奏しているものが殆どだ


自分がPCに現在取り込んでいるジャッキーの曲は全曲捨て曲無しなくらい全部聴いていられるが、さすがにこのサウンドでずーっと聴いていたら本当に眠くなるので聴く時を選ぶ音楽だと思うけど、やっぱりお酒を飲む時とか彼女とゴージャスにお洒落な雰囲気を楽しみたい時等は(共に現在の自分には縁がありませんがw)良いムードを演出できる音楽だと思う


まぁ~さすがにこんな音楽をラジオで紹介してかけるのは達郎さんくらいなものだろう


本当にもろドファンクなソウルからギンギンのロック、今日のラジオのフーから始まってジャッキー・グリースンで終わるなんて、こんな幅広いジャンルを網羅している番組は達郎さんだけでしょう


まぁ~自分も同じくらい幅広さには自信あるけどね(笑)だから達郎さんのサンソンをとっても楽しく聴けると思っている


他にも記事にしたいムードものはいっぱいあるのだけど、達郎さんがエキゾチックサウンドなんかかけちゃったりしたら、そりゃぁ~もう嬉しくて、ここで又書いちゃいますわ(笑)


最後にジャッキー・グリースン・オーケストラの演奏の中でも特に自分が好きなスタンダードナンバーを演奏した曲を書いておくと


カール・フィッシャー作曲、ビル・カリー作詞の「You've Changed」、ジョージ・ガーシュイン作曲、アイラ・ガーシュイン作詞の「The Man I Love」、ウォルター・グロス作曲、ジャック・ローレンス作詞の「Tenderly」、デヴィット・ラクシン作曲、ジョニー・マーサー作詞の「Laura」、あとジャッキーのテーマ曲にもなっているジャッキー・グリースン作曲の「Melancholy Serenade」


これらのスタンダードは重厚なオーケストラサウンドで演奏されるととってもゴージャスな音楽になる


他にもいっぱいあり過ぎるくらいあるけど、今日サンソンでかかった「酒とバラの日々」はやっぱり凄く良いと思うし、ボビー・スコット作曲の「A Taste of Honey」は通常の重厚なサウンドと違いビッグバンドアレンジになっている


ムードものの記事もサンソンをきっかけに書ける事になった訳で、中々きっかけがないと書きたくなるような事もない中で、やはりサンソンは自分にとってラジオ番組で唯一聴いている番組になっている







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