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チック・コリア・トリオ [Jazz]


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行って来ました!チック・コリア・トリオのコンサート(←3週続けて同じ出だしw)


今までにない3週続けての音楽関連での外出!


予定通りの行動で開場前に到着したのだが、3時開場の30分前でも意外と人が少ない


チケット販売サイトでは満席となっていたので、何だ?この少なさは!と思っている内に観客が増えて来たのだが、キング・クリムゾンの時なんて、自分が会場に到着した時はもう列になっていたのに、何かのんびりした感じで開場になり館内に入った。


4時開演だったので、それまでにじわじわと観客が増えだし、開演近くには3階までの席はやはりほぼ満席状態になっていた(しかし、意外とみんなのんびりしているのね)


達郎さんの時はこうはいかないだろうな、まぁ~今秋の達郎さんのコンサートまでに、この会場hitaruで二度経験出来たので、その時の状況も何となく想像できるが、達郎さんの時ならひょっとしたら、エスカレーターまで人が並ぶような事になってエスカレーターも止まりそうな感じ(多分、4階の開場前のフロアに人が並べなくなったら、3階で止めて調整して開場フロアに案内するという事になるのかもしれない)


それも先ずチケットが当たらないと始まらない話ですが・・・


という事で会場に入り、今後もあり得ないかもしれない、前から二列目のど真ん中の席!!!(まぁ~予約時に席が空いていたので、二列目だったがど真ん中をゲットできた)


さすがに見応えがあった絶好のポジション!!!


トリオだったから、チックのピアノも、クリスチャンのベースも、ブライアンのドラムもしっかり見れた。


さすがにチックの手元は見えなかったが、ベースもドラムも指使い、手使いまでしっかりと見えた!


クリスチャンはダイアナ・クラールとかのアルバムセッションにも参加していたし、近年のウッドベーシストとして自分も名前は知っていたのだが(改めて調べてみたらポップ系のセッションにも結構参加していたのですね)、ブライアンの事は事前に購入していたチック・コリア・トリオの「Trilogy」のアルバムで名前を聞いた事があるだけだった。


4時に開演して3人が出て来て演奏が始まった。コリアがマイクで挨拶して一発目は「How Deep Is the Ocean?」から始まった。


3人ともマイクを握って話す時があったのだが、ただでさえ英語が分からないのに、みんな本当にボソボソと話すものだから、せめて曲名だけでも聞き取ろうと耳を傾けていたのだが、まぁ~本当に何を言っているのか良く分からなかったw


ブライアンのドラムセットは真正面じゃなく、向かって若干左向きにオフセットした位置でセットされていたので、スティックさばきが良く分かった。


ブライアンのドラムは派手な動きのようにも見えて、何か大袈裟だなぁ~なんて最初思ったりしていたのだが、ジャズドラムとは、モダンジャズのドラムとは、こうあるべきだと二曲目から分かった!


やっぱりジャズはスウィングしなけば意味がない。とにかくポップスもソウルも、そしてジャズも、ロックも含めて、やはり音楽は観客を乗せないと(ミュージシャンもグルーヴして観客もグルーヴさせないと)ダメなのだ。


それは先週の伊藤広規さんのセミナーでも音楽とは、演奏する方はそれを意識して演奏出来ないとダメだ、という事を自分も理解していたので、今回の生の演奏もつくづくその事を実感させられた。


今回のようにモダンジャズ系のドラムは強弱がとても大事なんだ、という事がブライアンの演奏を見ていて分かった。


ロックのように、もろテクニック重視の上での演奏と違って、バンバン突進するような演奏じゃないので簡単そうに見えるのだが(自分は簡単なんて思えるレベルではないのだがw)


あの間の取り方、3人がアイコンタクトで自由に演奏のアクセントを付ける、そしてやはり身体でリズムを取らないとあのような演奏は出来ないのだ。


だから大袈裟なようなアクションで演奏していても、あれは演奏上、演奏の強弱を付ける為に、そしてメンバー同士が盛り上がって乗って行けるよう演奏する為に大事な事なんだなぁと思った。


アマチュアがいくら演奏のテクニックがあっても、あのジャズのノリは絶対かなりの経験がないと出せない。


大昔、大学のジャズ研の演奏を聞いた事があるが、ブラシでもやたらとうるさかった。ジャズは基本通りに演奏が出来たとしても、やはりメンバー同士のコミュニケーション、そして表現力が無ければ、メンバー一体となったスウィング感が出せない。


それはやはりテクニックだけじゃない、経験で出せるものなんだ。


こういうジャズの人達は、正式な自分の担当楽器以外でも、ピアノ一本、いやハミングだけでも、楽器が無くてもきっと合いの手から、その辺の物を叩く音でも演奏が出来るし、一体となったその場の演奏をアドリブで出来るはず。(それはソウルでもロックでもそう思う)


要はプロのミュージシャンは、もう身体にしみ込んだリズムのフィーリングで、アドリブでもその場の演奏を自由に自己表現が出来る人達なのだと思う。


昔のジャズ系のミュージシャンは譜面も読めない人が結構いたみたいだが、黒人なら黒人特有のリズム感を生まれながらにして身体にしみ込んでいたから、自由にフィーリングで演奏出来たのだと思うし、グルーヴ感が出せたのだと思う。


そう言う聴き方が今回出来てとても良かった。


クリスチャンのベースもジャストで演奏に入って来て、あのジャストのタイミングの取り方は日頃の演奏のメンバー同士のコミュニュケーションが出来ているから出来ると思うが、それもやはり身体でリズムを取っていないと出来ないし、プロは練習の上で当たり前の事がやはり自然に出来るからこそプロなんだ!と改めて納得した。


やっぱりプロは凄いね それも本場のアメリカのジャズメンの演奏は素晴らしいよ


と、チックの事はここまで書いていないがw、チックは今年で78歳になるみたいだ。


自分もこのブログで書いたことがある、LAでチックを観た事をチックの演奏を聴いていて思い出した。


約40年振りチックを観てまた込み上げて来るものがあった(LAで見た同じ年に札幌でもチックのステージをライヴ・アンダーザ・スカイ札幌で観ていた) 


さすがにチックも歳なのか途中15分の休憩もあり、実質的な演奏時間は1時間45分だった。


ずーっと座りっぱなしだったし、あの3時間立ちっぱなしからみたら、身体には優しいコンサートだったw


いつもと同じように同世代の男性が多かったが、カップルは当然のようにいたし、女性同士で来ていた人もいた。中にはおばあちゃんみたいな人もいた(とても粋なお年寄りで凄く良いと思うな)


自分の横に座った人は男性で函館から観に来ていた人だった。とてもジャズ好きな方のようで6年前に札幌に来たチックも観ている人で(その時はチックとスタンリー・クラークのデュオのステージだったらしい)開演前と休憩時にジャズの話で盛り上がった(こう言う人が横に座ってくれて良かったよ(笑))


「チックはそうじゃ無いけど、キース・ジャレットもオスカー・ピーターソンもピアノを弾きながら唸るよねぇ~」みたいな話をしてジャズ談義が出来て良かった(笑)


相変わらずセットリストはしっかり覚えていなかったのだが、スティーヴィー・ワンダーのカバー「Pastime Paradise」を演奏したのはびっくりしたねぇ(でもまだ自分は手に入れていないのだが、彼らのトリオのセカンドアルバム「トリロジー2」で、この曲を取り上げていたのね)


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全曲把握してないのだが、「トリロジー2」からの曲をほぼ演奏していたみたいだが(このアルバムは遅ればせながら時機に届くもようw)1枚目でも2枚目でも取り上げていなかったエリントン・ナンバーの「ソフィスケイテッド・レディ」は凄く良かったねぇ


モダンジャズの演奏ってメロの部分にならないと曲が分かりにくいのだが、そのメロもかなりくずして演奏するので、曲名が最初から分かってないと分かりにくいし、メロを聴いて分かっても得意の曲名が直ぐに思い出せない!状態になりかなり苦労する。


最後のアンコールになって、当然あの曲の「スペイン」はするだろうと、先ほどの隣の人とも話していたのだが、しなかった・・・本当に演奏して欲しかったのになぁ


そして、ひょっとしたらチックのステージを観るのは自分はこれが最後になるかもしれないなぁ~と思いながら感慨深い気持ちの中でコンサートが終了した。


入場の時にもらったパンフレットに東京のブルーノートのパンフと今年の札幌公演のパンフをもらったのだが、東京は良いねぇ 本当に観たいようなアーティストがいっぱい来るね でもお金がいっぱいあっても足りないだろうなw


そういう意味では諦めもつく札幌で良かったと思っているが、7月に続けてベニー・ゴルソンと大野雄二が札幌に来るみたいだ


ベニー・ゴルソンは申し込むつもりだ。大野雄二はバックのベーシストの長岡道夫さん(ミッチー長岡)とドラムの市原康さんが観たいので、これも行きたいな(恐らく申し込むだろうw)


と言う訳で、次回は5月の角松敏生だ 


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とにかく近年は音楽尽くしのコンサート予定で根性が入っておりますw

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伊藤広規さん [邦楽]


伊藤広規さんのベースセミナーに行って来ました!.jpg


伊藤広規さんのベースセミナーに行って来ました!


勿論、見学者としてw


事前にベースが弾けない人でも見学可能なんですか?と、店に確認していて、それでもOKだったので行って来ました。


先ず、自分としてはやはり楽器が出来ないのは非常に残念と言う思いをしたのが正直な気持ちだった。


ベースセミナーの受講生としては7名だけで、自分の横に座って会話もした人はドラマーの人だった(もう一人のその方の知り合いの人もドラマーだったので、ドラマーが二人いた)


店のカウンターにいた人は、楽器が出来るかどうか分からなかったが、やはり見学の人だったと思う。


という事で、やはり楽器の話と音楽用語を使った話をされると自分にとっては非常に厳しかったのだが、広規さんの話では楽器をする人にとってはやはりグルーヴが大事という事を話していて、身体で覚える事、そして日常生活でも常にリズムを意識している事(楽器を弾いていなくても)が大事と話していました。


自分が見る限り、聴く限りでも、素人目に見ても広規さんが受講生にそんなに高度な事は教えて演奏していなかったのだが、ずーっと同じリズムをキープさせる事をやはり基本的な事として教えていたと思う


受講生の方達は初心者ではなくみんな演奏経験のある方達ばかりだったと思うが、それでも基本が大事、グルーヴ感を身体で覚える事が大事と言うを教えていた中で、達郎さんの曲を例にした弾き方で教えていたのだが、達郎さんの「Blow」の16分音符の弾き方をみんなでやっていたが、ずーっと同じリズムでこの曲のベースを弾くことがいかに大変なのか自分も分かったし、やはり練習が凄く大事なんだなぁ~と思った。


広規さんが、このリズムをずーっと弾き続ける時、「上手く誤魔化しながら弾く方法が分かりました!」と達郎さんに伝えたら、「それは良かったな」と、言われたエピソードを話してましたが、


やはりプロだから、練習と経験により同じリズムを狂いなくキープして演奏出来るのだし、疲れる事がありながらでも上手くそれを乗り越えていくコツも覚えて来たのだと、自分も分かった。


こう言う話を聴くと楽器が出来ない自分でも凄くためになったし、元々ベースの音が好きだった自分も余計にベースに耳を傾けて聴けるようになれると思う。


それで話は最初に戻すが、先ず、先週まであの達郎さんの横でベースを弾いていた広規さんなのに、そんなミーハーな雰囲気で接していた人は一人もいなかった。


達郎さんのファンクラブに入っている達郎さんのファンの方もいたが、その方もベースの受講生として、広規さんに前にも会っている人だったし、殆どの人は広規さんに一度会っている方ばかり見たいで、あくまでもベースのセミナーを受けに来たと言う立場で、達郎さんファンだからって感じのミーハーな人はいなかった。


先に話した横に座ったドラマーの人とは話も結構出来て、「自分は楽器も出来ないのだがスタジオミュージシャンが好きで、ここに来てみたのだけど、何か場違いのような気がして」と話したら、その方とはドラマーの話もしたりしていたので「いやいや、音楽色々と聴かれているみたいで、ミュージシャンに詳しいですし、そんな事ないですよ」と言ってくれて、気が休まり、セミナー後の懇親会までも参加させてもらった。


懇親会の時は「自分は楽器が出来ないのですが」と前置きした上で、広規さんとも質問等もさせてもらいましたし、先ほど言った達郎さんのファンクラブの方とも、ドラマーの方とも自分と同世代だったので(自分の1~2歳下の方)札幌で昔ジャズのコンサートに行った話で盛り上がって、流石にそう言う話では自分も大いに通じ合えるので楽しく話をさせてもらった(笑)


広規さんに、「自分としては聴く限り、余り他のミュージシャンから影響を受けた感じはしないですが、どなたか影響を受けたミュージシャンはいますか?」と、質問したら、「ジャコ・パストリアス、アンソニー・ジャクソン、トニー・レヴィン」と言っていた(全部自分が観た事ある人ばかりじゃないの!)


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そしてベースだけじゃなく好きなドラマーとして、ジョン・ボーナム(ここにいる人はみんなボンゾと呼んでいた、それは自分としても良く分かる(笑))、キース・ムーン、テリー・ボジオ と言っていました。


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やっぱり広規さんは達郎さんと違いハードロック系の人が好きな人が多いんだなと思ったし、前に話した難波さんのようにモダンジャズ系の人の名前は出て来なかったなぁ~と思った。


先に述べたドラマーの人は青山純さんからも教わっていた人みたいで、その人も言っていたが、やはり青山さんはモダンジャズ系のセッションはした事が無いと言っていたし、広規さんも純粋なモダンジャズ系のセッションには参加したことが無いと言っていたので(ウッドベースは練習ではあるけど、セッションでは弾いたことが無いと言っていた)広規さんもやはりフュージョン系、ロック系のミュージシャンから影響を受けたんだと思った。


自分はやはりミーハー的な質問も広規さんにして、「達郎さんの家に行ったことがあるんですか?6万枚のレコードはちゃんと整理されているのですか?」と聞いたら、「前に住んでいたところの小屋に、ちゃんとジャンル分けして人に頼んで整理している」と言っていました


自分としてはこのように興味深いところを広規さんに聞けて、やはり来た甲斐があったなぁ~って思いました(笑)


自分が広規さんからサインをもらう時「先日小樽のライブに行って、その時、広規さんに、「よっ!ジェームス・ジェマーソン」と叫びたかったんですよ」と言ったら、「おっ、そうだったんだ!」と言ってくれました(笑)


まぁ~大スターの達郎さんに近付く事は無理だけど、先週と今週で、あの達郎さんの両サイドにいた二人に身近でお会いしてお話が出来るなんて、夢のような一時を過ごさせてもらいました。


達郎さんファンの方と帰る方向が一緒だったので地下鉄に一緒に乗って途中まで帰って来ましたが、その方は言ってましたが、「やはりスタジオ・ミュージシャン等のミュージシャンは、ロック系のスターと違って、凄く身近に感じて気さくで気取ることなく、しっかり楽器や音楽を教えてくれる、そんな人が多い」と言ってました。


その方に今年の達郎さんの札幌公演の日時も聞いているので、「またお会い出来たら良いですね!」と言って別れました。


自分としてはやはり楽器が出来る方達でしたし、同世代で音楽談義が出来る人がやはりいたので凄く楽しかった。


最後に、広規さんは「ジャコはやっぱりジョニ・ミッチェルのバックで演奏している時が一番凄かった!特にアルバム「シャドウズ・アンド・ライト」の演奏は素晴らしい」と言っていたので、自分としても前から同じくそう思っていたし、広規さんの意見に「全くもって異論なし!」と思うので、これからじっくり又そのアルバムを聴いて寝ようと思う


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次回は達郎さんのツアーが終わった11月頃に又札幌の同じ場所でセミナーを開くみたいで、ドラマーの人からも「又、その時お会いしましょう!」と言って頂いたので、また次回も行って見ようかな と思っている



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達郎さん 小樽ゴールドストーン ライヴ [邦楽]


行って来ました!達郎さんのライヴ〓[ムード]


まず、一言[exclamation]


とにかく疲れた[もうやだ~(悲しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]


さすがに三時間立ちっぱなしは辛いわ[がく~(落胆した顔)]


前に話したようにパープルの時も立ちっぱなしだったけど、三時間も立ちっぱなしじゃなかったからね。


まぁそれでも達郎さんも言っていたように、40倍の確率で当たってチケットが取れたのだから、良かったとしか言いようがないけど、本音としてはやっぱり座って観たかったな


次回のライヴの申し込みは通常のコンサートと余り変わらない内容のステージ(セットリスト)だったら行くかどうか考えるけど、やっぱり今回のライヴでやった曲(ライヴしか聴けなかった曲)が半端なく良かったので、選曲の為に三時間我慢するか、やっぱり体力の事で諦めるかで非常に考える


今回のライヴは二百人ちょっとの入場者だったみたいで、やはり通常のコンサートの時ほど人は並んでなかったし、自分も含めて、みなどこか得意げな顔をしていた感じに見えた(そりゃ~40倍の難関を乗り越えて入場出来たのだからね。自分達は特別だ!みたいにね(笑))


開場二時間前にライヴハウスに着いたので、同じところにある小樽ゴールドストーンのレストランでソフトドリンクを飲んで時間をつぶしたのだが、お店にいた客や後からお店に入って来た客もほぼ全員、達郎さんのライヴを観に来た客だった。


今回のライヴでは立ち見でも、一応エリアと整理番号が決まっていて、自分は立ち見の前から2~3列目だったのだが、恒例の本人確認チェックをして入場して、直ぐにライヴ限定のTシャツを購入してライヴ会場の中に入ったのだが、その時は立ち見の4~5列目になっていた[ふらふら]


でも壁側だったので、もたれて観る事が出来て本当に良かった!(ある意味、どうせ前が観にくかったのだから、壁際で良かったよ)


立ち見の後ろの人や壁にもよしかかれない人は本当に辛かったと思うよ(中高年の人は)


まず最初のシュガーベイブ時代のライヴ演奏のフィルムは貴重だった[exclamation] 特に上原ゆかり裕さんのドラムを叩いているシーンは自分としては感動ものだった[exclamation][exclamation][exclamation]


セットリストを書いてももう問題ないと思うが、前に書いたように自分はメモを取っている訳でもないし、よく覚えてないのでセットリストは書けないが、先に言ったように今回のライブならではの洋楽3曲はもう言う事なし!って言うくらい感激した。


自分は東京と大阪のライブのセットリストを事前に見ていたので(自分は出来れば事前にセットリストを見てコンサートに行く派なので)


この辺の曲はやるだろうと思っていたのだが、やっぱり「What's Going On」は凄く良かったね[るんるん]


思わず周りに聞こえないように口ずさんでしまった。


やっぱり達郎さんのソウルのカバーはとっても良いね[exclamation]曲が始まった時、ダニー・ハザウェイの「ライヴ」のように「What's Going On」と叫びたかったし、前の方の指定席にいたら伊藤広規さんに向かって「よっ!ジェームス・ジェマーソン[exclamation][るんるん]」って叫びたいくらいだったよ(笑)


名曲中の名曲、ある意味、今回のライヴで自分は一番聴きたかった、達郎さんが歌う事を一番期待していた曲だったかも知れない


あとは「Smoke Gets in Your Eyes(煙が目にしみる)」の時も「ジェローム・カーン 最高!」って叫びたかったな(きっと達郎さんなら、そう聞いたら喜んでくれると思うけど、とてもそんな勇気は自分はないので出来ませんw)


この曲は最初ジェローム・カーンの未亡人が、プラターズが歌う時に大反対したいわく付きの曲なのだが、やはりポップスのヒット曲としてよりも大スタンダードナンバーの名曲中の名曲


達郎さんもスタンダードを歌えなくなったら(声が出なくなったら)、もう引退すると言っていたが、やはり年を取るとシンガーはスタンダードを歌いたくなるのが自然だと思う


それともう1曲 「Since I Fell for You」 これも素晴らしかったね


ラスカルズからジャズメンまで取り上げる大スタンダード これも「バディ・ジョンソン 素晴らしい!」と叫びたくなる大名曲[exclamation][るんるん]


結局、自分は達郎さんのライヴでは洋楽のカバーが一番良かったのだなぁ と思った。


普段聴けない達郎さんの洋楽カバーは格別だ


それも有名曲じゃない(スタンダード好きなら誰でも知っている曲だが)渋いところのカバーが自分の感性を揺さぶる


自分は何も他の人と違った嗜好を意識してしている訳ではない、やはり自分は本当に洋楽が好きだし、達郎さん自身も何度も自らの事を言っているように達郎さん自体が洋楽オタクだから、その達郎さんが洋楽のカバーをするのはとっても意味がある事だと自分は思っている


だから、自分は「硝子の少年」の時、観客は盛り上がっていたけど、自分は形式的に拍手をしただけだったw


でも勿論、達郎さん自身の素晴らしい曲に感動した


「夏への扉」と「いつか(Someday)」は凄く良かった!!!


「夏への扉」の難波さんの歌は決して上手くは無いのだけど、とっても味があって凄く良かったし、「いつか」を聴いた時は、達郎さんの「Ride on Time」のアルバムを最初に視聴して購入した時に、一発目のこの曲に凄く感動したことが蘇って来て目頭が熱くなった やっぱり美奈子さんのコーラスが本当に素晴らしいと思う


出来る事なら 本当にいつかこの曲を美奈子さんのコーラスをバックにして達郎さんが歌うのを聴いてみたい(もう絶対涙涙の状態になると思う)


あとは通常のコンサートの時の形式のアカペラ曲とかやったが、流石にクラッカー「パーン」曲はやらなかったけど、最後にクラッカー鳴らしていた奴がいたなw


コンサートツアーは又、今年もやるみたいだし、札幌は例のhitaruでやると達郎さんは言っていた。


勿論、絶対行くつもりだ!40倍の確率のチケットを手に入れられて、通常のコンサートチケットが手に入らないなんて事になったらシャレにならん!w


ライブは・・・自分もまた歳を取る中で立ち見3時間はきついが、達郎さんには有名曲でも良いからフィリー系のカバーをしてもらいたいなぁ~ そうしたら立ち見3時間でも我慢出来るw


「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」は鈴木雅之に怒られそうだから、しないかなw


スタイリスティックスかスピナーズの曲のカバーなんてして欲しいね(「You Make Me Feel Brand New」以外で)


さすがに達郎さんがコレクターして来たフィリーソウルのレアな曲なんて絶対取り上げないと思うけどw


そしてライヴが終わって帰る時に、自分が預かったデジカメの番号札が無くなり待たされちゃって、帰りが遅くなり結果的には終電に乗る羽目になってしまった。


恐らく達郎さんのライヴを見て最終電車で帰ったのは自分だけだったはず(駅の待合室に誰もいなかったものw)


しかし!しかしだ!良い事があったのだ!


ライヴ中に難波さんのセンスオブワンダーの時のアルバムを差し出した観客がいて、その人に達郎さんが「後からサインもらいなさいよ」と言っていたので、難波さんがホールに出て来ていたのだった。


サインをしてもらっていた人は難波さんにプレゼントを渡したりしていて、難波さんと記念写真も撮っていたのだが、その時、自分は難波さんに「難波さん、ラムゼイ・ルイスの影響受けてませんか?」って聞いたら、「そうだ!」と、しっかり答えてくれて、コンサートツアーのソロの時に「スティーヴィーが書いた曲のラムゼイの曲のフレーズ、ちょっと演奏してましたよね?」って言ったら、「そうそう、Spring High ねっ!」って言ってくれた


嬉しかったねぇ~、自分はそのソロの事をしっかり覚えていたので、まさか難波さん本人に確認出来るとは思わなかった!


それで自分も 難波さんと記念写真を撮ってもらって!「そうる透さんは元気ですか?」って聞いたら、「元気だよ」と言って、「何か病気だとか聞いた?」って逆に聞かれちゃったw


そしてライブの時、難波さんが今度ギタリストに土屋昌巳さんが参加すると言っていたので、「土屋さんはりりィのバイバイセッション・バンドにいましたよね」って自分が言ったら、「そうそう、よく知っているねぇ~」って言われたので、「自分はスタジオミュージシャン大好きなんですよ」って言って、難波さんに褒められました(笑)


自分は自慢じゃないが、プロのミュージシャンに「良く知っているねぇ~」って褒められた事が3度ある


ひとりは前田憲男さんからジャズクラブで、やたらスタンダードをリクエストして、渋いところばかり前田さんの演奏で取り上げてもらって、あとから記念写真を前田さんと一緒に撮った時に「自分のリクエストした曲を沢山取り上げてもらい、ありがとうございました」って前田さんに言ったら、「あれは君だったのか!よく知ってるねぇ~」と言われたこと


あとはトランぺッターの数原晋さんに会った時にスタジオミュージシャンの話をしたら、その時も「君は良く知っているね~」と言われたのと 今回の難波さんで3度目でしたw


そう言えばベーシストの伊藤広規さんが札幌のライヴで演奏するのと、音楽講座を開くのとで近日中に札幌に来るみたいなので、行けたら行って見ようかと思っている


その時、広規さんと今度はベーシストの話をしたいなぁ~と思っているw


しかし、二週間後のチック・コリアもあるし、ライヴが続きそうだな・・・十分検討しないと金が・・・


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キャロル・ケイ [音楽]


久しぶりの投稿になるが、相変わらず音楽で感動しっぱなしだし、自分が好きだった音楽家、ミュージシャンの訃報が相変わらず続いている。

ジョー・オズボーン、ミシェル・ルグラン、クラディ・キング、ハル・ブレイン、

有名な音楽家でネットのニュースにでも載らなければ見落としてしまうくらい、有名無名問わず多くの音楽家、有名人が亡くなっている。

ジョーとハルが亡くなったのはスタジオミュージシャン好きな自分としてもとても悲しい

勿論、ルグランも自分はかなりのアルバムを持っているくらいの自分の大好きな、そして偉大な音楽家だと思っている。


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ジョーやハルと同じようにレッキング・クルーのメンバーとして名を馳せたキャロル・ケイ

彼女は本当に凄いミュージシャンだと思う。

色んな意味でアメリカのポピュラー音楽業界に歴史、伝説を作った人だと思う。

「彼女は女性だった」と、意識して彼女が関わった音楽を聴くと、もの凄い感動が湧いて来る。

殆どが男性陣ばかりのスタジオ業界で、それもベーシストとして活躍した彼女の事を思うと、そして彼女が黒人ミュージシャンよりもソウルフルにベースを弾いて来た事を思うと、彼女が録音に参加して来た曲に気持ちが深く入り込んで感動して涙まで出て来てしまう。

彼女が録音に関わった数ある曲の中でも、ダイアナ・ロスの「エインノー・マウンテン・ハイ・イナフ」のベースは自分が楽器が弾けなくても彼女のベースの凄さが分かる。

この曲はダイアナのコンサートでは必ずエンディングに歌われるほどの大盛り上がりの構成になっている大名曲だが、レコーディングでの後半の盛り上がりからエンディングまでのベースは、もうベースラインを聴いているだけでも感動する、本当に大袈裟なくらいの派手なアレンジでエンディングに向かっていくこの曲にはこのベースしかない!と言うくらい彼女のベースは素晴らしい

ジェームス・ジェマーソンと同じように弾いて欲しいと言うモータウン側からの要請でキャロルが録音に立ち会ったそうだが、後半はほぼ彼女のアドリブだったそうだ。


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ウェストコーストでのポピュラー・ミュージック、ジャズ、映画音楽、CM、殆どの録音に参加して来たキャロル。あのクインシーから最高のベーシストと言われたキャロル。

あのチャック・レイニーも、あのレイ・ブラウンも差し置いてクインシーにそう言わせたと言う事は(ロック、ポップ系だけじゃなくジャズの録音にも関わって来た事が彼女がジョー・オズボーンと違うところ)

彼女が当時の音楽界で如何に凄く、彼女が最も活躍した60年代のポピュラーミュージックで彼女が沢山の名曲の録音に関わり歴史に残る名曲を生み出して来たと言う事だと思う。

ベーシストを中心に楽器をする人達からも彼女が凄かった事を詳しく解説している記事もよく目にするが、やはり彼女が女性なのに黒子としてモータウンの録音に関わって来た事がミュージシャンや音楽のバックグラウンドに興味を持つ人達に真実を知った驚きと彼女の偉大さを知らしめた一番の要因なのだろう(ビーチ・ボーイズ関連でも凄いのですが)


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本当に60年代のヒット曲を中心に彼女が関わった曲はいっぱいあるのだけど、自分はその中でも先に挙げたダイアナの「エインノー」よりもよく聴いて、何度聴いても感動する、ジョー・コッカーの「フィーリン・オールライト」

イギリス出身の白人のジョーが黒人よりもソウルフルに歌った、デイヴ・メイスン作のロックもソウルも隔たりなく多くのミュージシャン、アーティスト達もカバーしてきた後世に残る大名曲

この曲のバックの演奏でもキャロルがしている。

キャロルのベースは本当にカッコいいし、ポール・ハンフリーのドラムも感動ものだ

ブレンダ・ホロウェイ姉妹とメリー・クレイトンのバックコーラスと、後にシカゴに参加するブラジル出身のローディ・デ・オリヴェイラのコンガがよりソウルフルな演奏にしていると思うし、間奏のアーティ・バトラーのピアノソロも黒っぽくて、ジョーはもとより、キャロルにしてもアーティにしても白人でもこんなにソウルフルな演奏が出来るんだなぁ~と、つくづく思わせる曲だ


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オリジナルのトラフィックよりもジョーのヴァージョンがベースになったソウルフルな曲のカバーとして白人黒人問わず多くのアーティストにカバーされているが、

ソウルものではオハイオ・プレイヤーズ、アイザック・ヘイズ、バーケイズのヴァージョン等はやはりモロ泥臭いソウルに仕上がっているし(ホーンが入っているので尚更か)

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チェアメン・オブ・ザ・ボードのものはブルースっぽい

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グラディス・ナイト・&ザ・ピップスのヴァージョンはグラディスの熱唱が素晴らしい!


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ジャズ系ではヒューバート・ロウズのものは結構ミディアムな単調な演奏でこれと言って印象に残る曲でもないが、モンゴ・サンタマリアのヴァージョンはラテン風味の軽快な迫力あるサウンドでノリが良い!


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ロック系ではレア・アースのヴァージョンは割とシンプルな出来だと思うし、グランド・ファンクの方はソウルフルと言うよりも70年代初期のサイケロック風だ


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そう言う意味では本家本元のデイヴ・メイスンのライヴ・ヴァージョンの方は共にライヴ・ヴァージョンだがアルバム「ヘッドキーパー」の方と「サーティファイド・ライヴ」の方があるが、どちらも味があって良いと思う。


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明日は達郎さんの小樽ライヴにまさかのチケット当選で行く事になった!

かなりの競争率だったと思うけど、よく当たったものだなぁ~と未だに信じられない思いでいるが、大いに楽しんで来ようと思う



山下達郎 ライヴ.jpg


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