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今年の達郎さん  [音楽]


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今回、公になっている、達郎さんの気管支炎による「中野サンプラザホール」の公演中止


多くのファンは達郎さんの体調を思って、ゆっくり休養して欲しいとコメントしています。


とりあえず自分も今回の札幌公演のチケット申し込みはするつもりだが、最悪の場合ツアーがキャンセルになったとしても仕方がないと思う


シンガー&ミュージシャンの達郎さんが自身の納得いくような声が出ないような状態なら、コンサートはしないと思うし、場合によっては今後はステージも控えると言う事も十分考えられる(自分の納得いくような声が出なくなったら)


達郎さんはそれだけのプライドとプロ志向の強いの持ち主だと思うし、観客からも納得してもらえないような姿でステージには立たないと思う(まぁ~達郎さんを観ているだけでも良いと思うようなファンもいると思うけど・・・)


まぁ~まりやさんのバックでの演奏なら今後もステージに立つという事は十分あり得ると思うけどね


自分は過去にも今後も北海道内の、それも札幌近郊の公演しか申し込みをして来なかったので、あっちこっちまで出向いて行って何が何でも達郎さんを観たいとは思って行動はするつもりはないので、もし、今後コンサートツアーの公演数が減って益々チケットが取り難くなって、達郎さんのコンサートを観れなくなったとしても諦めるしかないと思っている(まぁ~ツアーをした場合、札幌公演がコンサートツアーから外れる事は無いと思うが・・・)


とにかく達郎さんの体調が良くなって復活してくれるのを願っている


それで、今日のサンソンでは達郎さんのピンチヒッターで宮治さんがパーソナリティを務めていた。


宮治さんって8万枚のコレクションの持ち主なんですね(達郎さんよりも上か!って、世の中は広いから10万枚保有しているコレクターもいると思うけど)


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それにしても類は友を呼ぶと言うか、やはり達郎さんの周りの人達は大瀧さんや細野さんを筆頭にして、この時代のミュージシャンは皆洋楽に造詣が深い人達ばかりだし(特に60年代、70年代の洋楽に詳しい)、その流れで音楽評論家の結び付きがあって、皆さんそれぞれ繋がっていると思う。


だからこの人達の音楽知識は半端ではないので、それこそベタな曲じゃない隠れた名曲をいっぱい教えてくれる。


やっぱり70年代から出て来て活躍して来たミュージシャン(年齢的に60歳(前後も含む)以上の世代の人達)は色んなジャンルの洋楽に特に影響を受けて来た世代だと思うし洋楽が詳しい人達も多いと思う。


だから、この人達と同じように青春を過ごして来て同じように洋楽も聴いて来た世代が、彼等がミュージシャンとして出て来た時代にファンになった人達も多い。


前にここでも書いたように、伊藤広規さんと話した時も音楽の話をしたら、昔のあの当時のミュージシャンの話ばかりになるし曲の話になる


やっぱり自分の好きなミュージシャン達とはあの時代の音楽を共有することが出来る事でも、彼らにより共感出来る気持ちになり自分としてもいつまでもファンでいられる事にもなる。


そんな訳で、今日のサンソンも凄く良かった


宮治さん編集のナゲッツシリーズから曲をかけてましたね


自分はヴォリューム1~7までしか持っていなかったので、残りのヴォリューム8~10を購入しないと!と、思ってます


1曲目のナゲッツシリーズのVol.5、そしてオリジナルアルバム「フィフス・アヴェニュー・バンド」からの「Nice Folks」は良い曲です!


Warner Pop Rock Nuggets Vol. 5 - Nice Folks -.jpg

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アルバムもCDで持っているのですが、彼等の中では達郎さんのデビューアルバム「サーカス・タウン」のB面のLAサイドの録音に参加していたケニー・アルトマン、そしてジョン・リンドとピーター・ゴールウェイの3人が有名なのではないでしょうか


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ケニーは自分にとってはやはりアース、ウィンド&ファイアーのアルバム「オープン・アワー・アイズ」の中の曲で、とってもメロウなアースのコーラスが素晴らしい「フィーリン・ブルー」の作曲者と言う印象が一番です。


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まぁ~他にとは言っても自分はあとジョン・セバスチャンのアルバム「Tarzana Kid」の「Harpoon」の曲作りにケニーが参加している曲しか持っていませんがw


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その点、ジョン・リンドはもっと有名曲を書いている


一番有名なのは何と言っても、やはりアースの「ブギー・ワンダーランド」の作曲者という事だろう!(作詞は女性作詞家の名曲を多数書いているアリー・ウィリス)


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そして同じくアース繋がりでもある、上記の「ブギー・ワンダーランド」よりも先に書いた(モーリス・ホワイトと共作)ラムゼイ・ルイスの「サン・ゴッデス」これも 本当に名曲中の名曲でアースが参加してやはりコーラスが素晴らしい楽曲だ(自分はこの曲でアースの素晴らしさを知った)


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他にジョンはやはりアース繋がりでエモーションズとかレン・ウッズとかにも曲を書いているのだけど、ジョンはハウディ・ムーンとかでヴァレリー・カーターとか、アースのモーリスやヴァーデンの弟のフレッド・ホワイトがハウディのアルバムでドラマーで参加している事もあって、そういう繋がりでアースとの繋がりが深かったのだろう(アースが参加しているヴァレリーのアルバムも素晴らしい!」


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それ以外にも多数、曲を書いているジョンは作曲家として実績を残した人だ(追加で書き忘れてたが、マドンナの「クレイジー・フォーユー」が1番有名かもしれない(何せ全米ナンバー1だから))


そしてピーターは自分はデビューアルバムしか持っていないのだが、このアルバムがまた素晴らしい!やはり達郎さんの「サーカス・タウン」のLAサイドをプロデュースして、ケニーや弟のジミーと共に録音に参加していたジョン・サイターがドラムで参加し、ケニーがベース、そしてダニー・コーチマーがパーカッションで参加している


フォークっぽいアコースティックな曲もある72年発表のアルバムなのだが、エレピも入っているAOR風な洒落た曲も入っている


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2曲目のラモナ・キングの「ヘイ・エヴィリバディ」はナゲッツのオムニバスで持っていたのだが、彼女の他の曲も自分が持っている彼女の曲は全部ナゲッツシリーズに入っている曲だけですが、この曲は60年代の曲と言う感じでキャロルとゴーフィンの作だが、モータウンっぽいって感じもする曲だ




3曲目のモッキンバーズの「ザッツ・ハウ(イッツ・ゴナ・ステイ)」もナゲッツのオムニバスで持っていたのだが、これもいかにも60年代のブリティッシュサウンドって感じ。番組で宮治さんが言っていたように、やはりあの!10CCのグレアム・グールドマンがいたと言う事で気になるバンドだった


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4曲目、ブリンズリー・シュウォーツの「ホワッツ・ソー・ファニー・バウト)ピース、ラヴ&アンダースタンディング」このグループは自分はアルバムを1枚も持っていないので詳しくは知らなかったのですが、ニック・ロウとイアン・ゴムがメンバーにいて、あのデイヴ・エドモンズがプロデュースしていたのですね


改めて聴いてみたけど、良い曲ですわ


5曲目のソウル・サヴァイヴァーズの「(ホワイ・ドンチュー)ゴー・アウト・ウォーキング」勿論!良い曲です!


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自分は彼等のオリジナルアルバム3枚とも持ってますが、当然フィリー関連ですからね~自分としては持ってないとダメなんですわ(笑)


それで上記の曲はイングイ兄弟が書いたとっても良い曲なんですが、シグマ・サウンドで録音されたMFSBがバックで演奏している74年のアルバム「The Soul Survivors」が素晴らしいと思うし、70年代に入ってからの洗練された、いかにもフィリーって感じで全曲素晴らしく、捨て曲無し!って感じのアルバムです


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やっぱりギャンブル&ハフは偉大だ!!!


それで4シーズンズの「ラッキー・レディバッグ」は彼等のオリジナル・アルバムで持ってはいるのだが、残りの曲は先に言ったように、ナゲッツシリーズの残りを購入してから改めて聴き込んでみたいと思っている(ルーターズはオリジナルアルバムの「レッツ・ゴー」を買うつもり)

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最後のジョー・ジョーンズの「ユー・トーク・トゥ・マッチ」は確かに大瀧さんの「楽しい夜更し」の元ネタでしたね(笑)


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矢島賢さんはやっぱり凄い人! [邦楽]


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先の長岡道夫さんの流れで、「少女A」やら「ロックンロール・ウィドウ」を聴いていたが、長岡さんのベースと共にギターを弾いている矢島賢さん


特に「ロックンロール・ウィドウ」のギターを聴いていたら本当に感動して泣けてきた(ドラムは渡嘉敷祐一さんらしい)


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自分は当時のクロスオーバー繋がりから、「ニューヨーク」と言う、鈴木茂、松原正樹、水谷公生、松木恒秀、秋山一将、大村憲司、矢島賢、竹田和夫、8名のギタリストが参加しているアルバムを聴いていた時に矢島さんの名前を知った(水谷さんと秋山さんもその時に知った)


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自分はここでも言って来ているように、楽器に興味が行くのはベースとドラムが多いので、ギターと言うと、自分の趣味からいくと、カッティングとかのリズムギターに耳が行くし、実際、セッション系のギタリストってやはり曲の味付けとしてリズムギターの音入れの仕事が多いと思うから


思い浮かぶ好きなギタリストとなると、アル・マッケイだ、デヴィッド・Tだ、レイ・パーカーだ、ワーワーだ、と殆どリズムギターの印象が強い人になって来るので、セッション系でリードを派手に弾く人だとルカサーが一番に浮かんでくる(やっぱりセッションよりもTOTOの印象が強いからか?w)


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まぁ~セッションだとどうしても楽曲の一部としての味付けになるのでラリー・カールトンがリードを執るにしても、自分としてはどうしてもさり気ない味付けのリードって印象になるのだが、その点ジェイ・グレイドンのギターはリードバリバリで目立つと思うけど・・・


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だからリードギターの印象となると、自分の場合はどうしてもロック系のギタリストの印象が強くなる訳でして、当然、ペイジだ、ヘイレンだ、ヤングだ と、この辺になってくる訳で(一応、英国、米国、豪州の代表と分けたつもりですがw 勿論、人それぞれ異論はあると思いますけどw)


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という事は当然、ロックバンド系のギタリストになる訳で(勿論、名目ソロギタリストとして活動している人もいる訳でして、ゲイリー・ムーア(自分はあまり聴かないけどw)とか、ロビン・トロワーとか、色んな人がいると思いますが(まぁ~この辺はマスパぺさんを始めとしたロック系に強い人にお任せしますが(笑))


話を最初に戻して、歌伴でこれだけ印象深いギターを弾いている人は自分は聴いた事が無い!と改めて矢島さんの弾く「ロックンロール・ウィドウ」を聴いて思ったのです!


自分の好きなニューミュージック系、シティポップ系の曲では茂さんとか憲司さんとか印象的なリードを執っている曲もありますが、歌がメインの、それもヒット曲重視の歌謡曲で、こんなにも印象的なカッコいいギターを弾いている人がいたんだ!?と、改めて思っている次第です


「サティスファクション」のリフをアレンジして取り入れて、山口百恵のバックで多重録音で被せているとはいえ全編ギターが出て来る、山口百恵と同じくらい目立っている曲(でも、やっぱり山口百恵は歌が上手い!と感心させられた)


ロックバンドでも、これだけ歌のバックで全編ギターが表に出て来て弾いているギタリストってそうはないのじゃないのか?と思うくらいの曲だ


矢島賢さんは2015年に亡くなっている (松原さん、松木さん、大村さんも亡くなっている)


もうこの印象的なギターは生で聴くことは出来ない


矢島さんがレコーディングに関わった曲は、郷ひろみの「男の子女の子」アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」沢田研二の「勝手にしやがれ」、もうとにかく多数!!!


要するに天地真理などが出て来た70年代前半からの歌謡界を中心に我国のポピュラーミュージック界に於いて必要とされて来た凄いミュージシャンなんです!!!


野口五郎とか、長渕剛(←自分の趣味ではないがw)のバックでも絶対的に必要とされて来た人


野口五郎の話によれば、矢島さんはあのタワーオブパワーから誘われたらしい!


自分は先にも言ってきているように洋楽中心だったから、歌謡曲なんて、まぁ~テレビで流れているくらいで、意識して聴くなんて事はなかったのだが(70年代後半まで)、


ここで書いて来ているように洋楽のスタジオミュージシャン好きから、邦楽のジャズクロスオーバーや達郎さんを中心とした邦楽のニューミュージック、シティミュージックに繋がって行き、日本のスタジオミュージシャンにも興味を強く持ち始めてから歌謡曲、当時のアイドルポップも聴くようになった(ニューミュージック系のアーティストがアイドル系に曲を提供していくようになったと言う事もあった)


だから松田聖子も中森明菜もリアルで聴いて来たのだけど、やっぱりバックの演奏とかアレンジなど(この当時のレコーディングに関わった有能な人達)を意識して聴いて来たので、決してアイドル的な意味で聴いて来た訳ではなかった


やはり70年代から~80年代の邦楽は、60年代の洋楽のカバーや日本独自の大衆音楽の歌謡曲の時代からみたら、やっぱり洋楽の影響は受けてたにせよ、日本独自にアレンジした洒落た音楽がいっぱい作られた時代だと思う。


だから、現在は海外からもその当時の日本のシティポップと言う音楽を見直されて、今はブームにもなっているらしい


それくらい70~80年代の邦楽は日本のポピュラー音楽史で充実した時代だったと思う





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大野雄二 コンサート [邦楽]


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行って来ました!大野雄二さんのコンサート!


人生に於いて中一日あけてだが、こんな短い期間で連荘で行ったコンサートは初めてだ!(ジャズクラブの連荘はあるが)


5月の角松さんの時と同じ札幌市民ホールでのコンサート


ぬわんと!満席でソールドアウトだった!


大野さんってそんなに人気があったのか!?と思っちゃうほどの入りで、それも女性が多い!と言うくらいで、所謂マダム風な40代以上の女性が多かったと思われる


それで、注文入れたくなるような事も結構ありまして・・・・・


先ず、公演時間が短い!!!


1時間ちょっと過ぎた辺りから、ギタリストのMC担当の和泉聡志さんが(←自分は良く知らない人でした)「ラスト1曲!」なんて言い出していたので、「冗談でしょ?」と、思っていたのだが、


まぁ~その曲は長めの曲だったから直ぐには終わらなかったが、アンコールで大野さんのソロピアノ1曲と全員の演奏曲で、トータルで1時間半くらいだったのかな(お年寄りのハードロックバンドなら1時間でも仕方がないと諦めも付くが・・・)


あの!ベニーでさえ、1時間45分もしたんだぞ~~~~~!


ソロならいざ知らず、7人編成のバンドで短過ぎだろう!


まぁ~長ければ良いってもんじゃないがw


そう思うと、達郎さんは神様みたいな人だね。あの中身の濃さで3時間は脅威だ!(チケット代の十分元は取ってお釣りがくる)


確かに大野さんのチケット代は達郎さんの料金よりも安かったがw


曲は案の定、ルパンの曲ばかりでテーマ曲以外はやはり知りませんでしたw


まぁ~ユーチューブで見たビッグバンド編成のルパンのテーマの演奏はとっても素敵だったが、個人的には1曲くらい4ビートアレンジの曲を演奏して欲しかったし、パンフとかでも一応ジャズをうたっていたのだから、有名曲でも良いからスタンダードを取り上げて演奏したら、もっと良かったと思うな


今回は前から二列目でもなく前から八列目の右寄りの席だったので、いつものように双眼鏡で演奏を観ていた。


お目当ては当然、長岡道夫さん(ミッチー長岡)と、市原康さんなので、二人を中心に観ていたのだが、長岡さんはサックスの陰にいて観難かったが、市原さんは良く観えた


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長岡さんは楽器を変えず、ずーっと5弦エレキベースを弾いていた、先に言ったように市原さんのドラムも8ビートが中心だったから本当は市原さんの4ビートの演奏が聴きたかった


大野さんは殆どフェンダーローズを弾いていて、アンコールを含めた2曲くらいがアコースティックピアノを弾いていた


サックスの鈴木央紹さん、トランペットの松島啓之さん(←熱帯ジャズ楽団に参加している有名な人なんですね)、オルガンの宮川純さん(←TOKUさんとかと演奏している人なんですね)3人共良く知らない人でしたが、松島さんのハイノートは素晴らしかった!そう言う意味ではやはり有名バンドに参加しているだけはある!と納得させられた


それと和泉さんと大野さん、市原さんがマイクで話す時があったが、自分の聴力のせいなのか、どうも聞こえ難い。大野さんの時なんてゴモゴモ話すので、聞きづらく日本語でも分からないくらいだから、英語なら本当に分からんわ!と、妙に納得してしまったw


という事で無難にコンサートも終わり、正直言って自分としては凄くハイテンションになるほどのコンサート体験ではなかった・・・


そんな中で家に帰って来て直ぐに聴いた曲が、ぬわんと!あの「少女A」だ!そう!あの中森明菜の少女Aだ!

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それは何故かと言うと・・・


長岡道夫さんに会って話をしてサインをもらったからだ!!!


コンサート会場でCDとDVDを6000円以上購入したら、大野さんからサインがもらえる!とグッズ販売のところでも書いてあったしアナウンスも流れていたのだが、正直言ってCDもDVDも購入する気も無かったし、「サインもいらないや」と思っていたのだが、


大野さん以外のメンバーがグッズ会場に出て来ていて「おっ!長岡さんと市原さんがいる!」ってことで、長岡さんや市原さんからもサインをもらっている人達がいて、タオルにサインしてもらおうとした人もいたので、自分もタオルを買ってサインをもらおう!と思い、グッズ購入予定もないところでケチったせいもありタオルだけ購入してw長岡さんのところへ行った


長岡さんに「ハッキリ言って、自分は長岡さんに会いたくて、長岡さんの演奏を聴きたくて、ここに来たんです!」と言って、「ショーグンの演奏も、少女Aの演奏も、大瀧さんの演奏でも素晴らしいと思ってます!」と伝え、「長岡さんは日本一のベーシストです!」と言って、タオルにサインを頂き、長岡さんから喜んで握手も求められました!


それで市原さんのところでもサインをもらおうとしたら「ちょうどインキも薄くなり始めてタオルにはサイン出来ないよ(残念ながら)」と言われちゃったのだけど、「弘田三枝子さんのバックの演奏でも素晴らしかったですね!」って言ったら、古い話のせいか、ニコッと笑ってちょっとこけてましたわ(笑)


そんなこともあって「少女A」を何度も聴いてますw


この曲は本当に素晴らしいと思う


伝説のギタリストで、野口五郎のギターの師匠、矢島賢さんの歴史に残る名演奏!!!


疾走感のある素晴らしいリズム隊、長岡さんのベースと島村英二さんのドラム!!!


もう自分としては歌謡曲の名曲という感じじゃなく、演奏を聴いているだけでも感動の曲だ!!!


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ただ、長岡さんに「日本一のベーシストです!」と言ってはみたけれど・・・・・


岡沢章さんと高水健司さんに会っても、自分はそう言っていると思うw


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だから自分は長岡さんと岡沢さんと高水さんが、自分の好きなベスト3の日本のベーシストなんです


伊藤広規さんや後藤次利さん他、まだいっぱい次点はいますが・・・・細野晴臣さんは別格ですね!

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日本のレコーディングセッション数が一番多かったのはギタリストは恐らく松原正樹さんだと思うけど、ベーシストなら、上記に挙げたやはり3人と三久月千春さんとか富倉安生さん、岡沢章さんの弟の茂さんが結構多い(これらの人達は歌謡曲のセッションも圧倒的に多い)


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そういう事もあり、ショーグンや大瀧さん等の名演奏も含めた伝説のベーシストの長岡さんは凄い人なのだ!


長岡さんと会えて、自分の思いを長岡さんに伝えられて、そう言う意味では今日は大満足の日だったのは間違いない

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ベニー・ゴルソン コンサート [Jazz]


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ジャズはチック・コリアに続いての久し振りのコンサート(と言っても3か月振りなんですけどね。3カ月なんて今までからみてもかなり短い周期なんだけどw)


先ずベニー・ゴルソン御大 御年90歳!!!


ジャズ関連の人では自分の知るところでは亡くなってしまったけど、トゥーツ・シルマンスが長生きしている方だと思っていたのだが、5月に亡くなったドリス・デイは97歳で亡くなってるし、調べてみたら、大スタンダード「いそしぎ」の作者で偉大なアレンジャーでもあるジョニー・マンデルが93歳、トニー・ベネットが92歳で上には上がいるんですね


まぁ~「ホワイトクリスマス」の作者のアービング・バーリンが100歳まで生きたのは知っているし、トゥーツや上記の二人もモダン系ジャズメンと違い、ドラッグ中毒なんか縁のなさそうな人達だから長生きした方なのだと思うけど、モダン系ジャズメンでこれほど長生きした人は稀でないかと思っていたら、ライオネル・ハンプトンやベニー・カーターも90代まで長生きした方だったのね


でもやっぱり現存しているモダン系ジャズメンではベニーとピアニストのバリー・ハリスが一番長生きしているみたい


ベニーは実際ステージに立っているんだし、しっかり立って歩いていた!確かにサックスを吹かない時は椅子に座っている方が多かったけど、直ぐに椅子からスーッと立ち上がれたので、介護認定を受けたとしても要介護じゃなく要支援だろうなw


うちの母も長生きで元気な方だと思っていたが、90歳でステージに立ち演奏するのだから、凄いおじいちゃんだと思う(それも海外から飛行機に乗って日本に来ているんだぞ~!)


こうなったらベニーに100歳以上まで行ってもらいたい!


ベニーと一緒の時代を生きて来た歴史に残る偉大なジャズメンはもう皆亡くなっている。ベニーは正にモダンジャズ界の生き字引だと思う。ベニーが生きている間にモダンジャズの歴史をしっかり聞いて残すように実際にアメリカでして来ていると思うし、伝説のジャズメンとしてホワイトハウスに招かれるべき人だと思う。


それで観客の方も今回は流石に自分と同世代なんてもんじゃなく、明らかに自分よりも年上の平均年齢70歳!って感じくらいのお年寄りが圧倒的に多かった


自分は結構若作りしている格好していたのでw自分は若い方じゃないか!?と思えるほど、おじさんじゃなく、おじいさんって感じの男性陣とやはりお年の女性って感じの人達が殆どでした


中にセーラー服の生徒と小学生の男の子を連れた母親がいたが、若いって感じの人達は本当に僅かだったと思う


メンバーはベニーのバックのトリオでピアノはマイク・ルドーン、ドラムはカール・アレンと言う人で共に自分は全然知らない人でしたが、ベースは有名なバスター・ウィリアムス


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バスターのアルバムは「ピナクル」と言う、レアグルーヴ系で取り上げられたアルバム1枚だけ持っていたのと、ジャズ・クルセイダーズからハンコックやロイ・エアーズ他、特に70年代のジャズ系アルバムにバスターが参加しているアルバムは結構持っているのでベニーだけじゃなくバスターを観る(演奏を聴く)のも楽しみだった


ハンコックやウェイン・ショーターが学会員なのは有名だから知っていたけど、二人に入信を進めたのはバスターだったんですね


という事で演奏が始まってアンコールを入れて約1時間45分くらいのステージだった。


知らない曲と言うか、曲名が思い出せない曲が2曲あったけど、「ウィスパー・ノット」「アイ・リメンバー・クリフォード」「A列車で行こう(ビリー・ストレイホーン作)」「ブルースマーチ」、あとヴィクターヤング作曲の「デライラ」はやった


ベニーは椅子に座り昔話を結構していたと思うが、やたらクリフォード・ブラウンの名前が出て来ていたし、ブラウニーが亡くなった事も話していたと思う


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相変わらず英語が分からなくて本当に辛い。出てきた言葉も固有名詞しか分からないw。でも、観客で笑うところを笑っていたのはごく僅かだったので、殆どの人はやはり英語が分からなかったはずw


「アイ・リメンバー・クリフォード」の時はやはり目頭が熱くなった


ベニーはやはり作曲家としての評価の方が高いだろう。他の人の作曲した曲も上記のようにやっていたが、ベニー自身が書いた曲はモダンジャズメンの中でもスタンダードになった曲が多い


スタンダードナンバーは殆どがミュージカルや映画からのナンバーが多いので、所謂ティンパンアレー系の作者の曲が殆どだ。だからベニーはモダン系ジャズメンの中でも際立って多くスタンダードを輩出している


ベニーの演奏はさすがに弱弱しい音色にも感じたところがあるし、やはりトリオの演奏の方の比重が高いのは仕方がないところか 


今回もチック・コリアの時と同じく前から二列目のど真ん中だったので、バスターの指使いが特によく観れた


ジャズって、やっぱり間がとても大事だね


ベニーがリードを執って各プレイヤーがソロをしていたけど、ジャズはアドリブが命だから、同じメンバーで同じ曲を何度も演奏して来ていると思うけど、それでもアドリブの時に遊びを入れたりして各プレイヤーが楽しんでいる事が分かる


だからメンバー同士で自然と掛け声が出ると思うし、盛り上がったりアイコンタクトを取れたりするのだろう


ジャズのコンサートは自然と盛り上がるので、自分としてはやはり馴染みやすい(何か強制されない雰囲気が良いのか?)


出来れば、「アロング・ケイム・ベティ」と「キラー・ジョー」を演奏して欲しかった!


「アロング」の方はジャズ・メッセンジャーズよりもクインシー・ジョーンズの方のバージョンで最初に知ったのだが、今でもクインシーの方のバージョンの方が好きだ(アルバム「バディ・ヒート」のバージョンのほう)


チャック・レイニーのベースと恐らくグラディ・テイトと思われるドラムにボブ・ジェームスのエレピとヒューバート・ロウズのフルートの演奏がとにかく洒落てるスマートなジャズバージョンだ。


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ベニーが最後にステージで「また会いましょう!」と言っていたので、元気で又札幌に来てくれるのなら、是非!また観たい!


ベニー!いつまでも元気でいて!


今度は中一日おいて大野雄二のコンサートだ


ただ問題は、ルパンナンバーを中心としたステージになるみたいだが、自分はルパン三世のアルバムを持っていないでコンサートに行くという事なので、ルパンのテーマ曲しか知らないという事だw








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