ちょっとだけ予想外だったな [音楽]
いつも以上に非常に楽しみにしていたサンソン
一発目はバリーだったか まぁ予想通りと言うか当然だったと思うけど
ぬわんと!この曲のストリングス・アレンジはドン・ピークだったのか!!!
達郎さんと同じくバリーもラヴ・アンリミテッドもストリングスアレンジと言えば自分もジーン・ページだと思っていたけど「Let the Music Play」のストリングスアレンジはドン・ピークだったんだ
まぁ~そう言われてみれば確かにラヴ・アンリミテッド・オーケストラの75年のアルバム「Music Maestro Please」のオーケストレーションでもドン・ピークの名があったな
達郎さんも言っていたドン・ピークと言えばレッキング・クルーのメンバー
エディ・コクランやエヴァリー・ブラザーズとの仕事、特に63年のエヴァリー・ブラザーズとのイギリスツアーではキース・リチャーズ、エリック・クラプトン、そしてビートルズまで、彼等はドンのギターテクニックに感銘を受けた
白人のドンはレイ・チャールズ等との仕事で白人、黒人問わず、色んなジャンルの音楽に関わってきたミュージシャン
それではいつも恒例の自分のお気に入りを書いて行こう
ドンの初期の頃のアレンジした曲として、ボビー・ダーリンのティム・ハーディン作の「If I Were a Carpenter」とか。ジョン・セバスチャン作の「Lovin' You」とか持っているが、フォークっぽい地味な曲なので自分のお気に入りとはならない
そして60年代はモンキーズ等のポップ系の仕事も勿論レッキングクルーとして多かった
そんな訳で最初に紹介するのはパリス・シスターズにいてソロになってからのプリシラ・パリスの69年のセカンドアルバム「Priscilla Loves Billy」
このアルバムはスタンダードを歌うプリシラのジャズアルバムで、シド・フェラーと共同でドンがアレンジしている
スタンダード集のアルバムなので全曲自分が好きなのだが、ジョン・クレナー作曲、サミュエル・M・ルイス作詞の「Just Friends」、リチャード・A・ホワイティングとチャールズ・N・ダニエルズの共作の「He's Funny That Way」、ウォルター・グロス作曲、ジャック・ローレンス作詞の自分の大好きなスタンダード「Tenderly」この3曲のストリングスが特に美しい
スタンダード集のアルバムなので全曲自分が好きなのだが、ジョン・クレナー作曲、サミュエル・M・ルイス作詞の「Just Friends」、リチャード・A・ホワイティングとチャールズ・N・ダニエルズの共作の「He's Funny That Way」、ウォルター・グロス作曲、ジャック・ローレンス作詞の自分の大好きなスタンダード「Tenderly」この3曲のストリングスが特に美しい
次はソウル系で達郎さんも言っていたタヴァレスで76年のアルバム「Sky High!」から、ミディアムバラードの「Wonderful」とフィリーダンサーっぽい「Don't Take Away the Music」共にドンのストリングス&ホーンアレンジによる楽曲だ
ジェームス・ギャッドソンのドラムとスコット・エドワーズのベースも抜群のコンビ
達郎さんが取り上げたバリーのアルバム「Let the Music Play」のアルバムではアルバムタイトル曲よりもアルバム1曲目の「Don't Know Where Love Has Gone」がこのアルバムで一番好きな曲だ
この曲のアレンジももろラヴ・アンリミテッド・オーケストラサウンドだけど、そういう意味では達郎さんが言っていたように確かにジーン・ページと同じようなアレンジをドンがしていたって感じ
まぁ~スコアはバリーが殆ど書いていると思うから、コンダクトによって若干オーケストラサウンドが変わったとしても、オーケストレーションはジーンもドンも余り変わらなかったのだろうと思う
他にはイヴォンヌ・エリマンのヒット曲「Hello Stranger」のストリングス&ホーン・アレンジもドンだったのねぇ 自分的にはウェイド・マーカスのアレンジの「Love Me」の方が圧倒的に良いと思うけど
あとミニー・リパートンの77年のアルバム「Stay in Love」から「Young, Willing and Able」と「Could It Be I'm in Love」両方ともドンのストリングス&ホーン・アレンジ
前者はマーロ・ヘンダーソンのカッティングが聴けるファンキーナンバー、後者はミニーの5オクターヴ・ヴォイスが聴けるミディアムナンバー 面白い事にドンはギタリストなのに両曲にはギタリストとして参加してなく、マーロとボブ・ボウルズがギターだ
ドンはソウル系サウンドのアレンジも多数手がけていたけど、やはりソウル系のファンキーサウンドのギタリストでは勿論なかったからだろう(ソウル系でもミディアムやバラードならありだったと思うけど)
5thディメンションの78年のアルバム「High On Sunshine」から「Sway」とか、グロリア・ゲイナーの大ヒット曲の「I Will Survive」が入っている79年のアルバム「Love Tracks」の1曲「You Can Exit」、あとアル・ウィルソンの79年のアルバム「Count the Days」の中の「Save a Dance」
ドンは70年代後半は特にソウル系のアレンジが多くて、アルバムの中の数曲をアレンジする単発的ないかにもセッション的な仕事が多かったのだけど、面白い事にジーン・ぺージやウェイド・マーカスとアレンジを分け合う事が多かった。それだけ当時のウェスト・コーストのソウル系セッションでは彼等がアレンジャーとして欠かせなかったと言う事の表れだった
で、せっかくだから先にあげたドンのアレンジしたラヴ・アンリミテッド・オーケストラの「Music Maestro Please」の自分のお気に入り曲は「Makin' Believe That It's You」と「It's Only What I Feel」の2曲が特に良い
詳しいミュージシャン・クレジットが無いので分からないが、75年なのでいつものセッションメンバーでレコーディングしていると思われるが(ドンがギターで参加しているのは間違いないと思うが)、前者ではレイ・パーカーのいかにもと言うリズムギターの音が右チャンネルから聴こえるので参加しているのは間違いないと思われる。両曲のドラムも恐らくいつものエド・グリーンと思われるけど、四つ打ちのリズムに流れるようなストリングスが心地良い
それでジーン・ページの事も書いておきたいのだが、前回予想したジーンのアレンジした曲の予想は深読みし過ぎたせいか見事に外れた(だってバリー・ホワイト関連でもドン・ピークのアレンジだものなぁ~まぁ~達郎さんも勘違いしていたのでジーンはかからずじまい)
ジーンは先ずラヴ・アンリミテッド・オーケストラでは達郎さんも言っていた「Satin Soul」だけど、これは正真正銘のジーンのアレンジだ。イントロのピアノのグリッサンドとドラムで始まる軽快な曲でリズムもホーンもモロファンキーなアレンジだが、やはりストリングスが美しい
ジーンのソロアルバムは全部保有しているが、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラの同じ流れでは74年の「Hot City」の中の「She's My Main Squeeze」と「Gene's Theme」が特に良くて、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラと全く変わらないサウンドだ。前者はジーンの兄のラムゼイ・ルイスの「ジ・イン・クラウド」の作者としても有名なビリー・ページとジーンの共作で後者はバリー・ホワイトの作品
このアルバムでは「Satin Soul」も取り上げていて、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラのヴァージョンとほぼ一緒だが若干違う まぁ~レコーディングメンバーもラヴ・アンリミテッド・オーケストラと一緒だし、スコアもそのまんま使っていると思うので逆に違う方が変だと思うけど、やっぱりコンダクトが違うとかで違いが出て来るのだろうか
ジーンも先週達郎さんがかけていた白人系のアレンジャーと同じく経歴がとても長いので、ジーンは黒人だけどソウルだけに関わらずポップ系の仕事もしていたし、前回自分が書いていたあのバーブラにもアレンジで参加している(そう言う意味では有名な色んなアレンジャーを起用して来ているバーブラは凄い!さすが大御所!!!)
ジーンのアレンジでは他にソウル・トレイン・ギャングの75年のテレビ番組のソウル・トレインのテーマに使われた、ズバリ!「Soul Train "75" (Vocal)」も良い!!!ソウルトレインのテーマ曲の中では78年のThe Hollywood Disco Jazz Bandの「Soul Train Theme '79」(←こちらはボビー・マーティン絡み)と並んで好きな曲、本家本元のMFSBの「TSOP」がかすんでしまうくらいだ
ジーンは超有名なジャクソン5関連からマニアックなインディアンバンドのレッドボーンやコメディアンのチーチ&チョンまでやはり幅広過ぎて取り上げるにしても半端ないので、今後関連性がある記事で書いて行きたいと思う
そして次はトム・ベルですが
何度もここでも自分が出して来た名前ですが、ギャンブル&ハフとトムの3人でマイティ・スリー・ミュージックと言うプロダクションを造りフィラデルフィアサウンドを支えて来た一人
トム・ベルではスピナーズが来るのは当然の選曲
自分的には敢えて定番曲を外せば、70年の彼等の3枚目のアルバム「The Delfonics」から「Trying to Make a Fool of Me」と「Over and Over」共にトムとデルフォニックスのウィリアム・ハートとの共作で自分のお気に入り
あとトム・ベルのプロデュース&アレンジ曲じゃないけど、デルフォニックスの曲で自分が一番好きな曲は彼等の74年のアルバム「Alive & Kicking」からの1曲で「I Told You So」。
プロデュースはウィリアムとウィルバートのハート兄弟とトム・ベルとスタン&ベルとして共同プロデューサーとして仕事をして来たスタン・ワトソン。アレンジはデルフォニックスを始めフィリーのアーティストのアレンジをして来たコールドウェル・マクミラン
バックは当然MFSBで軽快なフィリーダンサーの曲 デビューからこのアルバムまで黄金期のフィリーサウンドとして聴けるアルバム
トム・ベルはダスティ・スプリングフィールド、ローラ・ニーロ等のポップ系シンガーのフィリー録音、そしてそれ以外でも仕事もしていて、スタイリスティックスの「Betcha by Golly, Wow」のオリジナルのコニー・スティーヴンスの「Keep Growing Strong」や、前にここで書いたナンシー・ウィルソンとかの仕事もして来ているのだけど、その中でもベット・ミドラーの72年のアルバム「The Divine Miss M」の中のボビー・フリーマンのカバー「Do You Want to Dance?」はこのアルバムの中で飛びぬけて秀逸な作品だ
当時アメリカでヒットしていた頃オリジナルも知らないまま凄く良い曲だと思って聴いてはいたが、あとからトムのストリングス&ホーンアレンジだと知って興奮した。バリー・マニロウやその他複数がプロデューサーとなっているアルバムではあるが、この「Do You Want to Dance?」をプロデュースしたジョエル・ドーンはジャズ系のミュージシャンを多くプロデュースして来た人なのだが、どういう繋がりでこの曲のアレンジをトム・ベルに任せたのか興味ある
あとはトムはやはりフィリーではあまり有名じゃないところでもロニー・ダイソンやエボニーズ、ニューヨーク・シティ、それ以外に前にここのブログで書いたエルトン・ジョンとのアルバムやデニース・ウィリアムスと仕事をして優れた作品を残している
次はジミー・ハスケルですか
前回のストリングス特集でも出て来なかったのに、ソウル系のアレンジャーのところで取り上げられるとは思っていなかった
ジミーは確かに経歴も長く主にポップ系のアーティストのアレンジをして来た人だが、ジミーのアレンジと言うと自分的にはマック・デイヴィスの72年のナンバー1ヒット「Baby Don't Get Hooked on Me (愛は心に深く)」と自分の大好きなストーンズのサティスファクションのフレーズを取り入れた「One Hell of a Woman」、フォー・トップスの「Keeper of the Castle」のストリングス・アレンジを思い出すが、調べていて分かったのは、今回サンソンでもかかっていたPAN(←自分は知らなかったので購入リストに早速加えた)と同じくらい当時のヒット曲を知る人くらいしか知らないスウェッドホッグの72年のヒット曲「Hallelujah」のホーン・アレンジもしていたんですねぇ
あと同じく知る人ぞ知るマデュラとか有名なラズベリーズ等のポップロック系、有名どころではスティーリー・ダン、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、他書ききれないほど多数
70年代になってからソウル系のアレンジも増えてソウルやあのドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンド(←長いわ!w)自分としても書きたいアーティストアルバムがいっぱいある
次は又フィリーに戻ってボビー・マーティン、先週達郎さんも言っていたので、ボビーのアレンジした曲は当然かかると思っていたが、ド定番の「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」ですか!
自分もここで何度か書いて来ているけど本当に名曲ですね フィリーを語る上で絶対外せない名曲
まぁ~ボビーのアレンジだとやはりこの曲が出て来るのは至極当然
自分的にはボビーの初期のアレンジだとシンガーのクリフ・ノーブルズの歌は出て来ないバックの演奏でMFSBの初期の演奏のインスト盤がヒットしてしまった悲劇の68年のクリフ・ノーブルズ&カンパニーのヒット曲「The Horse」が来るが、まぁ~とりとめのない曲と言えば曲なんですが、先に話したエピソードと全米2位まで行った大ヒット曲なので取り上げてみました
あとはハニー&ザ・ビーズの70年のアルバム「Love」から「Help Me (Get Over My Used to Be Lover)」、黄金期のフィリーサウンドほど垢抜けて洗練されたフィリーサウンドではないが、余り有名でないフィリーサウンドと言う事で取り上げたけど、このアルバムではロニー・ベイカーのアレンジの「Now That I Know」とノーマン・ハリスのアレンジの「I'll Spend My Life Loving You」はMFSBの華麗なストリングスが聴ける良い曲だ
フィリーのヒット曲で知られた曲としてはハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツの73年のヒット曲「The Love I Lost」、アール・ヤングの四つ打ちサウンドが聴けるフィリーダンサーだ
あとは当然のように出て来るMFSBでは
上記と同じくフィリーダンサーの名曲MFSBの2ndアルバムタイトル曲の「Love Is the Message」、3rdアルバムの同じくアルバムタイトル曲の「Brothers and Sisters」、名曲ぞろいの4thアルバム「Universal Love」では1発目の「Sexy」、ラジオのBGMによく使われることが多かった「T.L.C. (Tender Loving Care)」、4拍子のリズムでグイグイ来る「Let's Go Disco」、サタディ・ナイト・フィーバーのサントラにも使われたナイト・ライナーズのカバー曲「K-Jee」、ラストの浮揚感漂うエレピが流れるまさにタイトル通りの「My Mood」ボビーのアレンジした優れた楽曲がいっぱい入っていたMFSBの4thアルバム、5枚目の「Summertime」では「Summertime and I'm Feelin' Mellow」が軽快なナンバーでアルバムの中で一番好きな曲
あとはウェス・モンゴメリーの兄でエレクトリック・ジャズベーシストのパイオニアとしても知られるモンク・モンゴメリーの74年のシグマ・サウンド録音のアルバムタイトル曲「Reality」と「Me & Mrs. Jones」のカバーの2曲。後者の方はオリジナルとカバーの共にボビーがストリングスアレンジした違いを聴き比べられる曲
そしてイントゥルーダーズの73年のヒット曲「 I'll Always Love My Mama」と74年のアルバム「Energy of Love」からは文句なく「A Nice Girl Like You」の2曲で決まり!洒落たフィーリーサウンドに流れるようなストリングス、まさにフィリーサウンドとはこれだ!みたいな共に自分の大好きな曲
エクスタシー・パッション&ペインの74年の同名のアルバム「Ecstasy Passion & Pain」の中のフィリー好きには言わずと知れた「Ask Me」そして「Good Things Don't Last Forever」フィリーサウンドの名曲をいっぱい排出した70年代初期から中期までの光り輝く時代の曲
最後はジーン・ページのところでも取り上げたソウル・トレイン・ギャングの「Soul Train Gang [TV Version]」ジーンの所で書いたようにソウル・トレインのテーマでは2曲の自分の好きな曲を書いていたけど、この曲も好きなので、何だかんだ言っても自分は70年代のソウルトレインのテーマ曲はみんな好きだったと言う事になる
という事でボビーのアレンジしたアーティストやアルバムを書こうと思ってもまだまだ書き足りなくて漏れたアーティスト、アルバムががかなりあるので又改めて書きたい
最後はドン・セベスキー
アレンジャーとしては大御所でジャズ系が中心の人だったので達郎さんが取り上げるとは思っていなかった
とにかくジャズのアーティストが多いので、自分としてもドンが関連したアルバムもかなり持っているので取り上げるのも迷うが、
ドンのストリングスアレンジではなくビッグバンドアレンジが多かった先ずメイナード・ファーガソンから、61年のアルバム「Maynard '61 (Maynard Ferguson & His Orchestra)」から「The Pharaoh」、スライド・ハンプトンが書いたビッグバンドナンバー。前半はタイトル通りのどこか中東の雰囲気を漂わせるアレンジで、後半はもろビッグバンド・アレンジの曲(当然後半の方がカッコイイ!)
同じく61年の「Straightaway Jazz Themes」では全曲迫力あるビッグバンド・サウンドがやはり聴ける
曲によってはファーガソンのハイノートがふんだんにフューチャーされ、ファーガソンのトランペットが堪能出来る、このアルバムではドンとウィリー・メイデンの共同で全曲アレンジを担当している
63年の「The New Sounds of Maynard Ferguson」も全曲ビッグバンド・サウンドでカウント・ベイシーのテーマ曲の「One O'Clock Jump」でドンがアレンジをしている。そしてイギリス人バンド・リーダーでスタンダードとなる優れた楽曲も作曲して来たレイ・ノーブルの作品「Cherokee (Indian Love Song)」で高速スウィングのビッグバンドの演奏が聴けるが、この曲のアレンジはピアニストのマイケル・エーベンだ
他、多数メイナード・ファーガソンのアルバムでドンはアレンジしている
渋いところでは女性黒人シンガーのエミリー・ヤンシーの65年のアルバム「Yancy」でドンは全曲アレンジしている。イギリス人で俳優でもあり映画監督や作曲家でもあったノエリ・カワードの作品「Poor Little Rich Girl」では軽快でスィンギーなアレンジでエミリーが歌っている
あとはボサノバのスタンダードでロベルト・メネスカル作曲、ロナルド・ボスコリ作詞の「O Barquinho (Little Boat)」ではスキャットとハミングを入れて歌っているし、ハワード・グリーンフィールドとジャック・ケラー共作の「Bewitched (奥様は魔女の主題曲)」、そしてビートルズの「I'll Be Back」まで歌っている
エミリーは女優でも活動していたが、このアルバムは彼女が1枚しか出していないレアなアルバムだ
そしてレアなアルバムとしてもう1枚、ジャズシンガーのジミー・リックスの65年のアルバム「Vibrations」でも全曲ドンがアレンジ&コンダクトしている
バリトンヴォイスのジミーがビッグバンドをバックに高速スウィングして歌う、デイヴ・バーバーとペギー・リー夫妻が作った「It's a Good Day」、ジジー・エルマン作曲、ジョニー・マーサー作詞の「And the Angels Sing」では軽快にスウィングして歌う
ドンはヴァーヴ・レーベル、A&M/CTIレーベルと移行して行くにつれ、次第にイージー・リスニング的なフュージョンでアレンジも手掛ける事が多くなる
達郎さんはサンソンでチェット・ベーカーの渋い歌唱のスタンダードを選曲していたが、自分はCTIレーベルではジャッキー&ロイの72年のアルバム「Time & Love」から72年のミュージカル「ゴッドスペル」から挿入歌の
ステファン・シュウォーツとジョン・マイケル・タベラックが作った「Day By Day」を取り上げたい
ドンの曲調がかなり変わって行く展開のアレンジが特徴の曲でやはりミュージカルの曲の為かストーリー性を感じるアレンジだ
そして最後にドンの73年のソロ名義のアルバム「Giant Box」から、ドン・セベスキーと言えば自分はこの曲!ってくらい自分の大好きな曲の「Free as a Bird(ビートルズとは同名異曲)」
ドン自身の作品で長尺なモダンジャズナンバー
オーケストラをバックにジャック・ディジョネットの高速ドラムにロン・カーターのベースのリズムにドンが弾くエレピが絡みフレディ・ハバードのフリューゲルホーンのソロとグローヴァー・ワシントンJr.のソプラノサックスがフューチャーされる最高にカッコいい曲
ドン・セベスキーが関わった自分のお気に入りのアルバムも多数あるので、ここでは挙げきれないので機会があったら又にしよう
と言う訳で、サンソンのストリングスアレンジャー特集ではジャズ、ソウル、ポップスの選曲と最高に楽しい特集でした。
又、自分のハートにグッ!と来る、ブログを書きたくなる特集を期待してます!
やっぱりこうでなくちゃ! [音楽]
久々の洋楽中心のサンソン!それもストリングス特集
ジャニーズのアメリカ進出計画特集も聴きごたえがあった
やはり洋楽中心や達郎さんならではの中々聴けない選曲の時の番組じゃないと面白くない。
まぁ達郎さんがミュージシャンである以上、自身の曲もかけるけど、自分自身の曲以外でかける曲の選曲こそ達郎さんらしさと達郎さんの拘りがあるからサンソンを聴く価値があると自分は思っている
ジャニーズのアメリカ進出計画特集も聴きごたえがあった
やはり洋楽中心や達郎さんならではの中々聴けない選曲の時の番組じゃないと面白くない。
まぁ達郎さんがミュージシャンである以上、自身の曲もかけるけど、自分自身の曲以外でかける曲の選曲こそ達郎さんらしさと達郎さんの拘りがあるからサンソンを聴く価値があると自分は思っている
それでストリングス特集の一発目は意外や意外、まさかのチャカ・カーンの「 I'm Every Woman」
確かにアリフ・マーディンはプロデューサーでもあるしアレンジャーでもあるけど、アリフのストリングスアレンジと言ったら、やはりアレサや達郎さんも言っていたヤングラスカルズが来ると思うが、チャカで来るあたりが、とんでもなくマニアックじゃないところで、有名だけど奇をてらったところだろう(まぁストリングスアレンジャーでアリフを最初に持ってくるところが達郎さんらしくて面白い)
それでアリフのストリングスアレンジで自分なりの拘りの曲はエディ・ハリスの68年のアルバム「The Electrifying Eddie Harris」からアルバム1曲目の「Theme in Search of a Movie」
チャールズ・ステップニーが作曲したストリングスとエディのサックスが前面に出て来るミディアムナンバーで、イージーリスニング風な曲
あとレス・マッキャンと一緒にやった71年のアルバム「Second Movement」から「Universal Prisoner」も凄く良いねぇ~ レス・マッキャンのエレピとヴォーカルがメインの曲にシシー・ヒューストンを始めとしたコーラスが被さり、さり気なくエディのサックスが絡む ストリングスが目立つと言うよりも曲自体が良い曲で取り上げてみた
この二人の競演アルバムとなると、あの大ヒット曲「Compared to What」が入っているライヴアルバム「Swiss Movement: Montreux」が何と言っても有名だが、この「Second Movement」のアルバムは捨て曲無しのとっても良いアルバムだ
エディのアルバムは結構持っているのだけど、アリフのストリングスアレンジとなると意識してクレジットを見ないと分からないので、改めてエディの曲で印象に残った曲を聴き直している
それと次の自分の拘り曲はジミー・スコットの70年のアルバム「The Source」から、ハリー・ウォーレン作曲、マーク・ゴードン作詞のスタンダード「I Wish I Knew」
中性的な声のジミーの歌にデヴィッド・ニューマンのテナーサックスとジュニア・マンスのピアノが絡みストリングスがバックに流れる美しいバラード
あとソウル系だとマージー・ジョセフの74年のアルバム「Sweet Surrender」から「Ridin' High」、自分としてはマージーのアトランティック時代で一番好きな曲でアリフが作曲しマージーが作詞したミディアムナンバー
リチャード・ティーのエレピとオルガン、バーナード・パーディーのドラム、チャック・レイニーのベース、コーネル・デュプリーとヒュー・マクラッケンのギターと、アレサと同じ黄金メンバーでの録音した曲にさり気ない味付けのストリングスがバックで鳴る
あとアリフのストリングスアレンジの曲ではないけど、意外なところではレア・グルーヴ系としても取り上げられている女性詩人家ニッキ・ジョヴァニの75年のアルバム「The Way I Feel」から「Just a NY Poem」
1曲を除いてアルバム曲はアリフの作曲とニッキの作詞でアレンジはアリフ バックのメンバーはアリフがお気に入りのNY系のいつものメンバーで、語りに近いニッキの声に洒落たソウルフルな演奏が被るアルバムとしても優れた作品
アリフはストリングス・アレンジだけに関わらずアトランティックレーベルのソウル系やジャズ系以外のアーティストの他、カーリー・サイモン、AWB、ビージーズ、ホール&オーツ、等、ポップ系の有名なアーティストのアルバムもいっぱいプロデュースして来ているので取り上げたいアルバムや曲がいっぱいあり過ぎだ
そして次はニック・デカロ
ニックも又アリフと同じように60年代から活躍しているアレンジャー兼ミュージシャン・プロデューサーなので、ニック関連のアルバムだけでも相当な数になる
先ず、達郎さんのサンソンでも取り上げられていたベン・シドラン
ベンのアルバムはかなり持っている自分としては、サンソンでかかっていた「Chances Are」もとっても良いけど、ベンの71年の1stソロアルバム「Feel Your Groove」からアルバムタイトル曲が気に入っている
スティーヴ・ミラー・バンドの繋がりであのボズもギターで参加している曲で、そのボズやスティーヴ・ミラー繋がりのミュージシャンが参加しているが、有名ミュージシャンはボズ以外にはいない中でニックがストリングスアレンジをしている
この曲はベンの5枚目のアルバム「Free in America」でもリメイクで取り上げているが、前者の方が深みがあって断然良い!
ニックのストリングスアレンジした曲として先ず最初に思い浮かぶのは、余りにも有名なマリア・マルダーの「真夜中のオアシス」を思い出すけど、さすがに達郎さんはこの曲を取り上げなかったなw
その「真夜中のオアシス」が入ったアルバム「マリア・マルダー」ではヘレン・レディも歌っていた「Long Hard Climb」のストリングスアレンジもニックがしているんだけど、これもとっても素晴らしい!
補足だが、この「Long Hard Climb」を作曲したロン・デイヴィスの73年のアルバム「U.F.O.」もとっても良いアルバムで、「Long Hard Climb」やスリー・ドッグ・ナイト、デヴィッド・ボウイにも取り上げられた「It Ain't Easy」も入っている
そして自分としては大ファンであるバーブラ・ストレイサンドの77年のアルバムタイトル曲の「Superman」のストリングスアレンジも素晴らしいと思っている エンディングにかなり全面的に出て来るストリングスの音色が美しい
あとマイケル・マクドナルドの奥さんでもあったエイミー・ホーランドの80年のデビューアルバム「Amy Holland」から「Here in the Light (朝の陽ざしに)」マクドナルドとソウル系ミュージシャンのパトリック・ヘンダーソンの共作曲で、いかにもマクドナルド風なソウルフルなポップ・ナンバー
さり気なくバックでストリングス鳴ってる曲でストリングス余り前面に出て来る曲ではないが、良い曲なので取り上げてみた
でもニックのアレンジと言えば古くからの曲で一番有名なのは日本でも大ヒットしたアンディ・ウィリアムスの「Music to Watch Girls By (恋はリズムに乗せて)」だろう ニックはこの曲のプロデュースもしている
それともう1曲!ルビー&ザ・ロマンティックスのカーペンターズもカバーして大ヒットした「Hurting Each Other」のストリングスアレンジもニックがしているが、この曲もニック関連で取り上げない訳にはいかない曲だ
自分はこの「Hurting Each Other」のオリジナルのジミー・クラントンの音源は持ってないが、自分の持っているルビー&ザ・ロマンティックスもカーペンターズも、そしてウォーカー・ブラザーズのヴァージョンも全て良い!それだけ楽曲が良かったんだろう
3人目は自分の大好きなアレンジャーのクラウス・オガーマン
クラウスがジャズを中心にアレンジした曲は莫大な数になる
その中でもクラウスは初期の頃はレスリー・ゴーアの大ヒット曲「It's My Party (涙のバースデイ・パーティ)」等のポップスやソウルのアレンジもしていたが、ボサノバのストリングス・アレンジと言えばオガーマン!と言うくらいクラウスは60年代にボサノバで有名になる
という事で数あるジョビンの自分の一番好きな曲の中でも80年のジョビンのアルバム「Terra Brasilis」に入っているヴァージョンが気に入っている「Dreamer (Vivo Sonhando)」
63年に発表された「The Composer of Desafinado, Plays」のインストヴァージョンのストリングスも勿論良いが、上記のジョビンのヘタウマな歌のヴァージョンも自分はとっても好きでバックのストリングスがとても美しい!
とにかくクラウスのアレンジした自分の好きな曲はいっぱいあるので順にあげて行こう
スタン・ゲッツの64年のアルバム「Reflections」から、カール・スースドーフ作曲、ジョン・ブラックバーン作詞のスタンダードの「Moonlight in Vermont」
ゲッツの甘いテナーの音色にストリングスが被さるとってもムードのある曲
007の映画「ゴールドフィンガー」のテーマ曲を書いたイギリス人の俳優でもありシンガーソングライターのアンソニー・ニューリーとレスリー・ビスカッスのコンビが書いた曲でとても粋なジャズナンバーになっている
ジョビンと同じくボサノバではジョアン・ドナートの65年のアルバム「The New Sound of Brazil: Piano of Joao Donato」からドナート自身が書いた「Jungle Flower (Flor Do Mato)」はイージー・リスニング的なストリングスを堪能できるステキな曲
ウェス・モンゴメリーの66年のアルバム「Tequila」から、スコット・ウォーカーのヴァージョンも良いウェイン・シャンクリンのナンバーのカバー曲で「The Big Hurt」 ウェスの粋な演奏に流れるようなストリングスが印象的な曲
オスカー・ピーターソンのイージー・リスニング的な69年のアルバム「Motions & Emotions」からジョビンの曲で「Wave」 オスカーの華麗なピアノにクラウスのアレンジした壮大なストリングスが被る名曲
60年代のジャズでは他にもビル・エヴァンスやシナトラ、ジミー・スミス等のクラウスがアレンジした良い曲がいっぱいある
70年代に入ってからはあのジェリー・ロスのオーケストラ・プロジェクトのThe Jerry Ross Symposiumで72年のアルバム「The Jerry Ross Symposium Vol. II」から、トッド・ラングレンのカバーの「I Saw the Light」と、あのジョージ・クリントンが書いた「Life & Breath」をメドレーにしたイージーリスニング風なナンバー
それとこのアルバムではフィリー関連のゲイリー・ナイトとジーン・アランが書いたフィリーのソウル・ヴォーカル・グループのコートシップのカバー曲で「It's the Same Old Love」も凄く良い!
あとは先に書いたジョージ・ベンソンやマイケル・フランクスでクラウスが絶好調の時代にジョアン・ジルベルトの77年のアルバム「Amoroso」や同じく77年のスタンレー・タレンタインのアルバム「Nightwings」、ドクター・ジョンの78年のアルバム「City Lights」、そしてサンソンでもかかったマーク・アーモンドのアルバム「Other People Rooms」等、クラウスがアレンジした名盤がいっぱい排出された時期に出された自分のお気に入りのアルバムで79年のフレディ・ハバードの「The Love Connection」
これだけクラウスがアレンジしたアルバムを挙げた中でアルバムとして自分の1番のフェイバリットアルバムである
アルバムの曲ではハバードが書いたナンバーの「Brigitte」が一番好きな曲で、この曲はハバードの奥様に捧げた曲なんだけど、ハバードの吹くフリューゲルホーンの柔らかい音に壮大なストリングスが絡み、中間のパートではコンガが入った小粋なジャズの演奏を聴かせる洒落た曲
このアルバムではクラウス作曲のクラシック風なストリングスで始まる「This Dream」、アル・ジャロウのヴォーカルが入ったハバード作の名曲「Little Sunflower」も素晴らしい!
このアルバムはクラウスのアレンジしたストリングスが堪能出来る名アルバムだと自分は思っている。
あとはクラウスの自己のオーケストラとマイケル・ブレッカーが共演したアルバムやフォーカスのギタリストだったヤン・アッカーマンのアルバム、そしてダイアナ・クラールのアルバム等、未だ挙げたいアルバムは沢山ある
そして4人目のエンニオ・モリコーネに関しては自分はエンニオ名義の曲は「「荒野の用心棒」~さすらいの口笛 (Theme from a Fistful of Dollars)」1曲しか持っていないw
エンニオが作曲した他のミュージシャンが演奏している曲はあるのですけどね
そして最後のジョニー・マンデルはクラウスと同じくらい自分が大好きなアレンジャーだ
まぁ~ジョニー・マンデルと言えば、「いそしぎ」の作者としても有名ではあるけど、やっぱり本職のアレンジャーとして関わった名曲はいっぱいある
編曲家や映画音楽家として名を残している名アレンジャーのデイヴ・グルーシンが最も尊敬するアレンジャーとしてジョニーの名を挙げていた
ジョニーはこの4人のアレンジャーの中で一番音楽活動が長い人なので、ジョニーの関わったアルバムは半端じゃない
ウディ・ハーマン、エラ・フィッツジェラルド、カウント・ベイシー、バディ・リッチ、等40年代からジャズを中心に活動して来た人なので、自分も何から取り上げて行って良いのか迷ってしまうが、
古いものでは女性ジャズシンガーのゴギ・グラントの60年のアルバム「Granted... It's Gogi」、自分としては1曲目の「By Myself」が一番好きな曲なのだが、スウィンギーなアレンジ曲なのでジョニーのストリングスアレンジが聴ける曲ではないので、ストリングスが入った曲となると、ベニー・グッドマンのナンバー「Don't Be That Way」と、トミー・ドーシーのテーマ曲としても知られる「I'm Gettin' Sentimental Over You」が良い
この時代からジョニーが美しいストリングスのアレンジをしていたことが分かる曲だ
このアルバム「Granted... It's Gogi」は全曲ジョニーのアレンジなのだけど、ストリングスアレンジの名手として名を馳せたジョニーがスィングアレンジもした名盤のアルバム
自分としては取り上げない訳にはいかない、シナトラの61年の記念すべきリプリーズレベールでの第一弾アルバムの「Ring-A-Ding Ding! 」 このアルバムもジョニーが全曲アレンジを担当したアルバムでスウィンギーなアレンジの曲が多いが、「A Foggy Day」、「You'd Be So Easy to Love」では曲の味付けの一部としてストリングスが聴ける
ジョニーが作曲した「いそしぎ」ほど有名ではないが同じくスタンダードになった「エミリー」
1964年のジュリー・アンドリュース主演の映画「The Americanisation of Emily (卑怯者の勲章)」のテーマ曲としてジョニーが作曲し、ジョニー・マーサーが作詞したスタンダードナンバー
この曲の自分の持っている数あるヴァージョンの中でも、ジョニー・マンデル自身もストリングスアレンジをしてマンデルの美しいストリングスが最も堪能出来るトニー・ベネットのヴァージョン
トニーの66年のアルバム「The Movie Song Album」に入っている曲で、このアルバムでは同じくジョニーがストリングスアレンジした「いそしぎ」も入っている
70年代以降に入ってからのジョニーがストリングスアレンジをしたポップ系のアーティストを挙げて行くと
先ずマイケル・ジャクソンの大ヒットアルバムの「Off the Wall」の中の1曲、スティーヴィーとスーゼイヤ・・グリーンが書いた「I Can't Help It」
当時このアルバムを購入して一番聴いていた曲
アルバムではこの曲の前に入っていた「She's Out of My Life」と続き、ジョニー・マンデルの美しいストリングスアレンジの曲を聴くことが出来る
「I Can't Help It」は透き通るような響きのストリングスがとっても美しいと思い、ジョニー・マンデルのストリングスアレンジは最高だ!と最初に気付かされた曲だった
マイケルのアルバムと同じくリッキー・リー・ジョーンズの79年のデビューアルバム「Rickie Lee Jones」から「Company」リッキーがしんみりと歌うバラードのストリングスもジョニーのアレンジだ
クインシーがプロデュースしたドナ・サマーの82年のアルバム「Donna Summer」からビリー・ストレイホーン作曲でデューク・エリントンナンバーのスタンダード「Lush Life」でもジョニーがストリングスアレンジをしていて80年代風なアレンジのお洒落な雰囲気のバラードになっている
あとビル・ラバウンティの82年の「Bill LaBounty」の中の「Dream On」でもジョニーのストリングスアレンジが聴ける。このアルバムのストリングスが入った曲のアレンジはこの曲以外はニック・デカロがしているので、ジョニーとの違いが分かる
それとロック系では同名映画のサントラ用にフェイゲンとベッカー、コンビが書いたスティーリー・ダンの「FM」
いかにもスティーリーダンってサウンドにジョニーがアレンジした流れるようなストリングスが入った、ピート・クリストリーブのテナーサックスソロも印象的なナンバー
そしてここで挙げたエンニオ以外の3人のアレンジャー全て絡んでいるアーティストが自分の大ファンのバーブラ・ストレイサンド(アリフがストリングスアレンジをしたのは99年のアルバム「A Love Like Ours」の中の1曲で「Just One Lifetime」)
ジョニーがストリングスアレンジをしたバーブラの93年のアルバム「Back to Broadway」の中の1曲でクルト・ワイル作曲、オグデン・ナッシュ作詞のスタンダード「Speak Low (from One Touch of Venus)」のストリングスもとっても美しい!
最後にジョニーがストリングスアレンジをしたアルバムで自分が最高傑作と思っているマンハッタン・トランスファーの92年のクリスマスアルバム「The Christmas Album」
特に1曲目のクロード・ソーンヒルのナンバーの「Snowfall」と、2曲目のジュール・スタイン作曲、サミー・カーン作詞のクリスマススタンダードの「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow」のストリングスは余りにも美しすぎてマントラのコーラスと相まってウットリとしてしまう
自分としてはクリスマスシーズンに限らず、ジョニーのストリングスアレンジを聴きたくなった時は何度も聴いて来たアルバムだ
来週はソウル系のストリングスアレンジャーの特集みたい
達郎さんも言っていたフィリー系のトム・ベルとボビー・マーティンのアレンジした曲は当然選曲されて来ると思うけど、ジーン・ぺージが取り上げられるのは100%間違いないだろう
そこで曲だがラヴ・アンリミテッド・オーケストラの「愛のテーマ」だと余りにもベタ過ぎるのでかからないと思うけど、まぁ~バリー・ホワイト関連で先ず来るのは間違いないと思っているが、奇をてらってエルトン・ジョンの「フィラデルフィア・フリーダム」とか、もっと奇をてらって達郎さん絡みで吉田美奈子さんの「雲のゆくえに (CLOUDS)」か、まりやさんの「さよならの夜明け」(←自分的にはまりやさんの曲ならこれがかかって欲しい)辺りがかかりそう!
あとソウル系のアレンジャーだとこれまたかなり高い確率でトムトム84(トム・ワシントン)がかかりそうだが、それ以外ではウェイド・マーカスとかバート・デコトー辺りはマニアック過ぎるか?そんな訳でもっとメジャーな人が来るかも?
何れにしても番組で取り上げられるのは4~5人だと思うので、先に述べたようにもう3人は決定していると思うので、あと、チャールズ・ステップニーとかリチャード・エヴァンス辺りもかかるか!?
とにかく楽しみだな
やっぱり自分としては達郎さんのサンソンでかかる曲で思いついたように記事にしたくなる
何を書こうかと思っている時にサンソンはきっかけになるからね感動の名曲 「地上に降りるまでの夜」 [邦楽]
最近、改めてよく聴いている今井美樹の「地上に降りるまでの夜」
自分は洋楽を聴く時は当然英語詞なので、よっぽど気に入った曲で口ずさんで歌いたくなる曲などは歌詞を見て覚えた事はあるし、スタンダードナンバーみたく名曲と言われる曲は日本語の訳詞まで見て曲に思い入れが強くなった事はあるが、自分はやはりメロディとリズム重視で曲を聴いて来ているので歌詞は二の次だ
そして邦楽も同じように歌詞は余り意識しないで聴いているし、歌えるくらいにして歌詞を覚えて来た曲も中にはあるが、自分の場合は邦楽はメロディ以上に歌詞を意識して聴いて曲に感情移入するのは日本語詞だとしても逆に洋楽よりも少ないと思っている
そんな中でも「地上に降りるまでの夜」は自分にとって歌詞を強く意識して聴いてしまう曲だ
自分は洋楽を聴く時は当然英語詞なので、よっぽど気に入った曲で口ずさんで歌いたくなる曲などは歌詞を見て覚えた事はあるし、スタンダードナンバーみたく名曲と言われる曲は日本語の訳詞まで見て曲に思い入れが強くなった事はあるが、自分はやはりメロディとリズム重視で曲を聴いて来ているので歌詞は二の次だ
そして邦楽も同じように歌詞は余り意識しないで聴いているし、歌えるくらいにして歌詞を覚えて来た曲も中にはあるが、自分の場合は邦楽はメロディ以上に歌詞を意識して聴いて曲に感情移入するのは日本語詞だとしても逆に洋楽よりも少ないと思っている
そんな中でも「地上に降りるまでの夜」は自分にとって歌詞を強く意識して聴いてしまう曲だ
自分は今井美樹は当時はレンタルでカセットに入れて聴いていて、この曲が入っている「MOCHA under a full moon」のアルバムとベストの「Ivory」を昔よく聴いていた中で(現在はCDを保有している)、ドラマーの青山純さんが亡くなってから、この「地上に降りるまでの夜」を青山さんらをバックに今井美樹が歌っているビデオをユーチューブで観たのだが、余りにも素晴らしい演奏で感動してしまった。
叶わぬ恋を歌った歌詞なんだけど、一つのシーンをこれだけ情景を思い起こさせる言葉を的確に入れ歌詞にした岩里さんの才能は素晴らしいと思うし、邦楽の歌詞でこんなに感動する事は自分には余りない
洋楽邦楽問わずポピュラーミュージックでラヴソングが占める割合は圧倒的に多いと思うが、そんな中でもどうして失恋ソング(別れの歌)はこんなに絵になるのか
やはり喜びよりも悲哀を歌った方が人の心に深く響くからだろう
この曲の作曲は柿原朱美と言うシンガーソングライターで現在はakという名で活動しているらしく、アルバムも80年代から出していてアイドルを中心に当時から楽曲も提供していたみたい
自分としても彼女のアルバムを一度聴いてみたいと思っている(当時と比較すると近年はかなりイメチェンしている感じ)
それにしても、この曲の演奏も又本当に素晴らしい!
佐藤準さんのアレンジはこの曲にピッタリだと思うし、ラヴバラードでも全然甘ったらしくなく都会的で洒落た感じでいつまでも余韻として耳に残る
青山さんのリムショットと後半のスネアの音がずしんと心に響く
ラブバラードでこんなにスネアの音が重く響く曲ってあるのだろうか?
高水”大仏”健司さんのベースと今剛さんのギターもとってもステキだ
やはりこう言うスローな曲でミュージシャンの力量が分かる
スローな曲は間の表現力が非常に重要になって来ると思うので、このメンバーの一体感が曲の仕上がりにとても影響する
この3人の演奏は尾崎亜美さんの武道館ライヴの演奏をユーチューブでも観て来て、その中で彼等3人のワイルドな演奏も観れるが、この「地上に降りるまでの夜」のようなスローバラードでも彼等の一体感は素晴らしい
佐藤準さんのエンディングに向かって弾くピアノの音も耳から離れない
自分は佐藤さんの「彩 (To Start With AYA)」と「CHAOS」の2枚のアルバムを持っているが、佐藤さんがとてもおニャン子クラブの仕事をしていたとは思えないほどの演奏をしている名アルバムだ
ヒーリングミュージックとも言える佐藤さんのアルバムで佐藤さんのシンセとクラシカルなピアノの演奏が聴ける
その中でもアルバム「彩 (To Start With AYA)」の「Father's Amex」と言う曲で特に佐藤さんのピアノが堪能する事が出来る
ティンパニーのイントロから始まってシンセの打ち込みサウンドに佐藤さんのピアノが被りパーカッションがアクセント的に入るシンプルな曲だけどとても幻想的な曲だ
その曲とは対照的なコーラスとオルガンも入ってファンキーなベースが絡むフュージョンサウンドの「Come to Me」
上記の二曲が特に自分のお気に入りだ
その曲とは対照的なコーラスとオルガンも入ってファンキーなベースが絡むフュージョンサウンドの「Come to Me」
上記の二曲が特に自分のお気に入りだ
今井美樹の「MOCHA under a full moon」のアルバムはヒット曲の「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」も名曲だと思うし、当時の流行りのサウンドも取り入れた傑作アルバムだと思うけど、この「地上に降りるまでの夜」が入っている事で名アルバムの一つになったと思うし、今井美樹の歌も、そしてアレンジも演奏も歌詞も全て最高の出来の邦楽史に残る名曲だ