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引き続き サンソン 棚つか+リクエスト [音楽]


達郎さんが言っているように、最近の達郎さんファンはやはり洋楽を知らないでサンソンを聴いている達郎ファンが多いみたいだね


達郎さんのサンソンでかかるような洋楽をリクエストをする人は殆ど古い世代の人が多いだろう


中には達郎さんが言うように若い人でも古い洋楽に興味を持って、古い世代の人でも音楽通じゃなきゃ分からないような渋いところをリクエストしてくる若い人もいると思うが、


それはやはりサンソンを聴いて古い洋楽に興味を持ち、それもかなり古い洋楽に惹かれて詳しく調べたりしている若い人じゃないと上記のようなリクエストは出来ないと思う


達郎さんはとにかくあのように音楽のジャンルが幅広いから、オールジャンルで達郎さんにリクエストをするような人はそうはいないだろう


自分はここのブログで書いているように達郎さんのかける曲にほぼ全部と言って良いほど対応出来ると思っているし、かかっている曲の半分以上保有しているくらい達郎さんのサンソンに着いて行けると自負している


ただ、前にここのブログで言っているように、まぁ~達郎さんもサンソンで殆どかけないと思うけど、パンクとレゲエは自分は全然着いて行けないですw


それと達郎さんは大得意と言うか、日本でもそのジャンルのスペシャリストでもあるドゥワップに関しては自分もソウル好きとは言え、達郎さん編集のドゥワップオムニバスぐらいしか持ってないので全然詳しくない


あとは、それこそサンソンでかかる珍盤奇盤と言うものの曲は自分は知っているものがあったとしても先ず保有なんてしてないし知らない曲ばかりです。


という事で、今回も又サンソン関連の記事でいっちゃいます


サンソンでかかる曲の事をいつもブログに書いてはいけないと思うが、まぁ~こうやって洋楽中心で自分が琴線に触れた、どうしても書きたくなる曲がサンソンでかかれば今後も記事にする事は多くなると思っている


だって前から言っているように、サンソンでかかる曲は自分の書きたい記事のきっかけになるからね


1曲目のヤング・ホルト・アンリミテッド


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勿論、ラムゼイ・ルイス繋がりがありますから、ヤング・ホルト・トリオのアルバムを含めてオリジナルアルバムは全部持ってるくらい当然のように自分の好きなところ


「ソウルフル・ストラット」 この曲がヒットする前にモダンジャズ系の曲がポピュラーヒットチャートに上った曲は何曲かある



ゲッツ&ジルベルトの「イパネマの娘」はゲッツ絡みとは言え純粋なモダンジャズのヒット曲にはならないはず。そして凄いヒットではなかったがリー・モーガンの「サイドワインダー」、ジミー・スミスは結構いっぱいあるけど、「ザ・キャット」は最高位67位、デイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイヴ」は中々のヒットの25位、キャノンボール・アダレーの「マーシー・マーシー・マーシー」は間違いなく大ヒットの11位、ウェス・モンゴメリーの「ウィンディ」は44位、バド・シャンクの「ミッシェル」は65位、ハービー・マンの「メンフィス・アンダーグラウンド」44位(ハービーの70年代のヒット曲「ハイジャック」は完全なるディスコなので対象外)、そしてヤング・ホルト・アンリミテッドの先輩ヒットにあたるラムゼイ・ルイスの「ジ・インクラウド」が大大ヒットの5位! そんなところか


カル・ジェイダーの「ソウル・ソース」88位、モンゴ・サンタマリアの「ウォーター・メロンマン」10位などはラテンナンバーだから純粋なモダンジャズヒットとはならないだろう


70年代に入り、先に述べたハービーの「ハイジャック」のようなヒットやハービー・ハンコック、そしてそれこそモダンジャズのくくりに入らなくなってしまったクインシー・ジョーンズとかいるけど、60年代までが所謂モダンジャズのミュージシャンとしてポップチャートにあがった曲として捉えるべきで、70年代以降はジャズやソウル、ロックの境界線が曖昧になってしまったのでモダンジャズとしてのジャンル扱いのヒット曲はなくなってしまった。


そんな訳でヤング・ホルト・アンリミテッドの「ソウルフル・ストラット」は、もうソウルジャズと言うものに分類されるような曲なのでモダンジャズの扱いにはならないギリギリのジャズのヒットになるだろうか


まぁ~チャイライツのヴォーカリストのユージン・レコードがシカゴ・ソウルの重鎮、ソニー・サンダースと作った曲だからソウルのヒット曲と言ってもおかしくない


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彼等の前身にあたるヤング・ホルト・トリオとしての先のヒット曲「ワック・ワック」40位、こちらのヒット曲の方が純粋なモダンジャズのヒット曲としてカウントされて然るべき曲


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歌詞の付いた「Am I the Same Girl」を抜かせば、自分の持っている「ソウルフル・ストラット」のカバーでは


先ずジョージ・ベンソンのヴァージョン、79年のアルバム「Livin' Inside Your Love」から


スティーヴ・ガッドとウィル・リーのリズム隊にクラウス・オガーマンアレンジの流麗なストリングスが絡む軽快な曲


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一方ボサノバテイストのワルター・ワンダレーのヴァージョンはオルガンをメインにした演奏にウォルターの弾くハープシコード(チェンバロ)がメロディを刻みフルート、トランペット、フリューゲルホーンが被さる


とっても軽やかでBGM風な楽曲


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後は同じくラテンものブラジリアン・パーカッショニストのウィルソン・ダス・ネヴィスの69年のアルバム「Som Quente E O Das Neves」からのヴァージョンで、ラテンって感じよりもソウルフルな演奏


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そして次はソウル・カウンツと言うグループになる前のバンドでザ・ファビュラウス・カウンツの69年のアルバム「Jan, Jan」からのヴァージョン モーゼ・デイヴィスが弾くオルガンにソウルフルなカッティングギターとパーカッションが絡みサックスがメインでフューチャーされる曲


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最後はイギリスのバカラックと言われたトニーハッチの「ソウルフル・ストラット」


ビッグバンドアレンジでホーンがメインに出た演奏で洒落た感じでオリジナルよりもジャズっぽい


トニー・ハッチは非常に才能豊かな人だったのでポップス、ジャズ、スタンダードなど幅広い音楽をしていて洒落たものが多かったからアメリカでも受け入られた


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フランキー・ヴァリの「September Rain (Here Comes the Rain)」は自分はオリジナルしか持ってない。今年の宮治さんとの新春放談で達郎さんがチャーリー・カレロ・シンガーズのこの曲のカバーをかけていたが、自分もとっても欲しい


この「September Rain (Here Comes the Rain)」の入ったヴァリの68年の「Timeless」のアルバムでは何と言っても「Watch Where You Walk」が最高だ!!!


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当時、ヴァリの74年の全米ナンバー1曲「瞳の面影(My Eyes Adored You)」のシングルを買って、この曲のB面だった「Watch Where You Walk」を聴く方が圧倒的に多かった


ボブ・ゴーディオとボブ・クルー作のこの曲はラスベガスのショーでウェイン・ニュートンが歌ったら最高に似合うだろう!ってくらいのポップスのスタンダードにもなり得る曲だと思っている 勿論自分がヴァリの曲で一番好きな曲だ


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ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの「The Stumble」


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ジョン・メイオールはクラプトン繋がりでアルバムを持っていて近年は次第に増えて行っているので初期の頃からのものは結構揃って来てるが、ピーター・グリーンと言えばフリートウッド・マックは初期から黄金期までのアルバムは揃えて持っているので、ピーター関連のものではデビューからの3部作と特徴的なジャケットのアメリカ編集盤の「English Rose」とイギリス編集盤の「The Pious Bird of Good Omen」を持っている


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この頃のフリートウッド・マックは黄金期のマックのファンから見たら全然違うバンドと思われるくらいのブルースロックバンドであった


イギリスのブルースロックはアメリカのものよりも重苦しく暗いものが多いので、ブルースロック好きでも特にイギリスのブルースロックが好きな人は拘りがあると思う


自分はブルースロックと言えば先ずオールマンなので、アメリカンブルースのポールバターフィールドとかマイクブルームフィールド、スティーヴ・ミラーとかになるので、イギリスの本格的なブルースバンドは持ってないものも多いのでサヴォイ・ブラウンもチッキン・シャックも持ってない


それでフリートウッド・マックの1stアルバム「Peter Green's Fleetwood Mac」はピーター関連では「Merry-Go-Round」が、どっぷりのブルースで、そして「ブラック・マジック・ウーマン」に通じる「I Loved Another Woman」が良いねぇ


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2ndアルバムの「Mr. Wonderful」はピーターのナンバーでは1stと違い軽快なブルースナンバーもやっていて、「Stop Messin' Round」と「Lazy Poker Blues」がノリが良くて良い


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3rdの「Then Play On」は全体的に地味なアルバムだと思うが、シングルのみの発売だったヒット曲の「アルバトロス」的な「Underway」、ヘビーな「Rattlesnake Shake」のピーター作品とジョン・マクヴィー作の途中で曲調が変化しちゃう長尺な曲の「Searching for Madge」が自分の好きな曲だ


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敢えて「ブラック・マジック・ウーマン」は外したのだけど、ピーター・グリーンは知らなくともこの曲を知っている人は多数いるだろう


テンプテーションズ、70年代以前を中心に結構アルバムは揃えて持っている


71年のアルバム「Sky's the Limit」は全曲バレット・ストロングとノーマン・ホィットフィールドの共作で、この二人のコンビで「Just My Imagination (Running Away With Me)(はかない想い)」よりも前に「I Can't Get Next to You(悲しいへだたり)」のナンバー1ヒットを出している


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この二人のコンビで社会性の強いメッセージ曲を何曲も作っていたが、ヒットから遠ざかって行った時期に60年代のモータウンサウンドへの原点回帰と言う事でこの美しいバラードを作った


エディ・ケンドリックスがリードをとるこの曲のヒット後にエディはテンプテーションズを離れソロでも全米ナンバー1曲を出してテンプスのメンバーではソロになって一番成功した


エディのソロは1枚を除いてほぼ全部揃えてるけど、モータウンで育ったエディだったけど、やはり自分としては2枚のシグマサウンド録音のフィリーサウンドのアルバムが気に入っている


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共に76年作のアルバムなのだが、「Goin' Up in Smoke」の方ではフィリーダンサーの軽快なナンバーの「To You from Me」と「Don't Put off Till Tomorrow」が良いし、


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「He's a Friend」のアルバムでは「It's Not What You Got」はいかにもフィリーサウンドって感じで大好きなナンバーだ


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テンプスは曲がいっぱいあり過ぎて書きたい曲もいっぱいあるので、又改めて書く事があるだろう


そして今回サンソンでかかった曲で唯一持っていなかった曲 ジャッキー&ザ・スターライツの「VALERIE」


先に言っているようにさすがにドゥワップ系は持ってないですわ しかしこんなレコードを持っている達郎さんは日本有数のドゥワップコレクターだと思う


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最後のダイナ・ワシントン 当然のように自分も好きなので20枚近いアルバムを保有している


ジャズ&ブルース系のシンガーなので白人みたいなスッキリとした歌唱ではないので非常にクセのある歌い方だ


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ダイナは今回サンソンで取り上げたデルズと同じようにソウル系のシンガーのブルック・ベントンとも共演したアルバムもある


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サンソンでかかった「Am I Blue」は1929年の映画「オン・ウィズ・ザ・ショー」の為にハリー・アクスト作曲、グラント・クリークが作詞をしたブルースナンバーのスタンダードなので、ダイナにはピッタリの曲だ


似たような歌唱では前回の記事でも書いたグロリア・リンのヴァージョン


62年のアルバム「After Hours」から ビッグバンドとストリングスをバックに歌い上げるジャージーなナンバー


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アーネスティン・アンダースンの78年のライヴアルバム「Live from Concord to London」ではハンク・ジョーンズのピアノ、レイ・ブラウンのベース、ジェイク・ハナのドラムのトリオをバックに粋に歌う


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レイ・チャールズの76年のアルバム「Live in Japan」ではレイの弾き語りの熱唱が聴ける


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白人の渋いところではエイリーン・ロジャースのかなり古い57年のアルバム「Blue Swing」ではシンプルな演奏をバックにヴァースから伸びのある声で歌う


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バーバラ・ラッセルの61年のアルバム「Golden Blues」ではバッキー・ピザレリの指揮でフルートの音が目立つサウンドで間奏でコンガとギターが入ってリズムが変わる粋なヴァージョン


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最後に有名なところでリンダ・ロンシュタッドがネルソン・リドル・オーケストラをバックにスタンダードを歌う

ストリングスが被さりゴージャスな雰囲気でリンダは可憐に歌っている


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と言う事で、ダイナ・ワシントンはアルバム単位で良い曲がいっぱいあるので、今後はアルバム単位で紹介出来ればと思っている

次回のサンソンで又ブログに書きたくなるような曲がかかったら、又続けて書くかも?w

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サンソン リクエスト [音楽]


サンソンの洋楽中心の残暑リクエスト大会


やっぱりこう言うプログラムは心ときめいて楽しいね


自分は過去にサンソンにはがきを出して名前だけだが読まれた事は3度あったが


自分なりの拘りで、シュガーベイブ時代のラジオ番組について質問した時やジェリー・ロス特集の時には自信を持ってリクエストはがきを出したが読まれなかった・・・


まぁ~達郎さんは頑固で、ある意味偏屈者だから、下手にマニアックな事を書いてはがきを出しても取り上げてもらうのはかなり難しそうだ


まぁ目を通してもらっていると思うけど、やはり何度もはがきを出して常連以上の超常連にならないと読んでもらえないのだろうな


そんなこともあり、もう拘って意識してリクエストしても、そんな中でも達郎さんが取り上げそうな曲の事まで(達郎さんが好みそうな曲など)考えてリクエストしないと採用されるのは難しいだろう


だから最近はもっぱら聴く事だけでリクエストはがきを出そうなんて事も思ったりはしないでサンソンを聴いている


まぁ~自分は世間話なんて書いて読んでもらおうとは思わないし、実際、世間話を書くような内容の日々を自分は送ってないのも確かなのでw 自分としては音楽の話題以外ではがきを出すなんてことは考えられないです


今回の番組のリクエスト曲も全曲自分が保有していた、正にドンピシャ!って感じで聴き応えがあった


先ず1曲目のTHE ROGUESの「Come On, Let's Go!」


自分は曲を聴いても実際にWMPなどで確認をしないと、持っているのかどうか分からない場合が結構ある


そりゃ~アルバムの中の曲や有名曲じゃない場合は(有名じゃないアーティストも含めて)保有している全曲を把握しているなんて事は有り得ないので、管理しているプレイヤーやフォルダで確認しないと分からない事が良くある


だから達郎さんも言っていたことがあるが、持っているアルバムやCDを意識しないで又購入してしまって重複してしまったCDが結構ある


そんなこともあって、購入する時に「あれ、このアルバム持っていたのじゃないのか?」って確認しながら購入する事が多くなってきている


まぁ~自分の欲しいアルバムは当然自分の欲しい傾向としてだいたい決まっているから、一度買ったアルバムでも欲しくなる場合が多々あるw(特にレア物は保有の確認前に食指が動く傾向になる事が多いw)


このThe Roguesの曲の場合も確認したのだが、ブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーのベスト盤で持っていた


達郎さんの「Only With You」の関連で「Don't Run Away」を持っていないと!と言う事で購入していたベスト盤を改めて聴いているが、バリー・デヴォルゾンとボディー・チャンドラー作の「Halfway」とラリー・マークス作曲と未だ結婚前のマリリンとアラン・バーグマンが作詞した「Come Love」は良いと思う


シングルオンリーのベスト盤なので貴重な音源集になると思うが、「Don't Run Away」の出来が余りにも良過ぎて自分としては上記に挙げた曲以外はそんなに印象が残ってないと言うのが正直なところ


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アルゾ・フロンテのアルバムは言う事ないだろう!


達郎さんが取り上げていた1stアルバムの「Looking for You」(後に「Alzo」とタイトルが変更された)と2ndアルバムの「Takin' So Long」を持っているが、1stの方が断然良い


レコーディングメンバーはこのアルバムをプロデュースしたボブ・ドロウとジャズ系のミュージシャン


全曲アルゾ作のアコースティックギターをメインにしたサウンドだけど、ストリングスも入ったりして凄く洒落たアルバムだ


サンソンで取り上げていた「Don't Ask Me Why」を始め、このアルバム曲の中で一番の名曲として取り上げられる「Looks Like Rain」は確かに素晴らしい


あとはアコースティック・ギターがメインのサウンドの中でもエレピがワンポイントになったシンプルだけど洒落たナンバーの「You Know Me, I Know You」 とにかく全曲が粒ぞろいの名アルバム


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スパンキー&アワー・ギャング関連でも良い仕事をしていたボブ・ドロウ


自分はボブのソロアルバムは2枚持っているが、56年の名盤「デヴィル・メイ・ケア」はやはりパーカーの「ヤードバード組曲」で決まりだろう!


ボブの弾き語りのピアノにベースとドラムのトリオにトランペットとヴィブラフォンが入ったクインテットの演奏


ボブ自身のオリジナル曲も入っているが、あとはパーカーとギレスピーのバップナンバー以外はティンパン系スタンダード その中でもライオネル・ハンプトンとジョニー・バーク作曲、ジョニー・マーサー作詞の「Midnight Sun」のバラードとロジャース&ハート作の「Johnny One Note」の高速スウィングナンバーが素敵だ


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ボブは弘田三枝子さんのところでも書いた、名曲「Comin' Home Baby」の作詞もした人だし、ジャズだけじゃなく先に述べたようにポップ系のアーティストのプロデュースもしたりしていたし、勿論自身のヴォーカル&ピアノも披露している多才な人だった


ルーサー・イングラムは大ヒット曲のアルバムタイトル曲の「(If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right」の1stと2ndの「I've Been Here All the Time」の2枚持っているが、ルーサーは渋いね


ルーサーはリズミカルでハードなシャウト系のヴォーカルじゃないので、バラードかミディアムナンバーが多いのだが、1stではサンソンでかけていた「Love Ain't Gonna Run Me Away」と比較的リズミカルなソウルナンバーの「I Can't Stop」が良い


いかにもサザンソウルって感じのサウンドでNYやLA、CHICAGOなどの都会的なソウルじゃないけど、ソウル好きな人にはググッと来る沁みるソウルです


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そしてバリー・ホワイト 


確かに達郎さんはバリー・ホワイト好きなんだろうね サンソンで良くかかるって感じするもの


バリーに関しては自分はソロでは3枚だけ持っていないアルバムはあるが、ベスト盤も入れると20枚以上持っている


何せバリーのデビューシングルの「I'm Gonna Love You Just a Little More, Baby」をビルボードでチャートに上がっていた時にラジオで聴いて一発で好きになった曲で、ラヴ・アンリミテッドとバリーが20th Century Recordsから本国でレコードを出していた時に日本発売は未だ決まっていなかったので、バリーのデビューシングル曲は日本発売の予定が無かった


だからラジオから録音した曲を何度も聴いていて、日本のキングレコードからバリーのデビューアルバムの「I've Got so Much to Give」が発売されるまではこの曲をレコードで聴く事は出来なかった


でもバリーのレコードが日本で最初に発売されたのは確か2ndアルバムの「Stone Gon'」だったはず


だから最初に買ったアルバムは「Stone Gon'」で、その次に1stアルバムを買った


とにかく「I'm Gonna Love You Just a Little More, Baby」は長尺な曲でバリーのバリトンヴォイスが目立った、アイザック・ヘイズの「黒いジャガー(Shaft)」に通じるような全然ポップなソウルじゃないサウンド重視の曲だった


だから中学生の自分には前にここでも書いていたように「黒いジャガー」にも惹かれていたので、この曲がとっても新鮮に聴こえて好きになったのだと思う


アルバムタイトル曲の「I've Got so Much to Give」も好きだったし、とにかくアルバム全曲が長い曲ばかりで曲数も少ないアルバムだったのだが、普通これだけ長い曲ばかりだとプログレじゃないのでソウルだと飽きそうだったが、アルバム単位で全曲聴けた


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同じ頃にバリーと20th Century Recordsからレコードを出したラヴ・アンリミテッドと後に大ヒットするラヴ・アンリミテッド・オーケストラ等のジーン・ペイジを始めとしたやはりオーケストラアレンジとLAのファーストコールのミュージシャン達が作り上げたサウンドが素晴らしかったからだと思う


2ndアルバムではアルバムから二番目にシングルカットした「Honey Please, Can't Ya See」が大好きで、特にシングルヴァージョンの方がコンガがフューチャーされていて好きだった


バリーの好きな曲はアルバムの数くらい多くあるけど、この「Honey Please, Can't Ya See」はその中でも上位に来る曲だ


2ndアルバムでは最初にシングルカットした「Never, Never Gonna Give Ya Up」も勿論好きだった イントロから盛り上がって行く弦の音にゾクゾクしたなぁ


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全部のアルバムから書いて行ったらキリがないけど、3rdアルバムの「Can't Get Enough」では、ラヴ・アンリミテッドのアルバムで先に取り上げられていた「Oh Love, Well We Finally Made It」


自分としてはラヴ・アンリミテッドのヴァージョンの方が死ぬほど好きなんだけど(コーラスグループのラヴ・アンリミテッドでは一番好きな曲になる)バリーのヴァージョンも凄く良いし、「I Love You More Than Anything (In This World Girl)」も心トキメクほど大好きな曲


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あと77年のアルバム「Barry White Sings for Someone You Love」からは「You're So Good, You're Bad」と「I Never Thought I'd Fall in Love With You」もとっても良いし


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サンソンでも取り上げていた78年のアルバム「The Man」からの「September When I First Met You」確かに良い曲で自分も好きなんだけど、「Sha La La Means I Love You」もラテンタッチのアレンジにホーンとオーケストラが被さる迫力ある曲でとっても惹かれる


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79年のアルバム「I Love to Sing the Songs I Sing」からのアルバムラストナンバーの「How Did You Know It Was Me?」も何度も聴いてきた曲で、自分のベスト3に入れてもおかしくないくらいの曲だ(ハッキリ言って、これだけバリーの好きな曲を挙げると順位も付けにくいが・・・)


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最後にバリーの後期のアルバムとして89年の「Barry White: The Man Is Back!」から「Follow That and See (Where It Leads Y'all)」も大好きな曲で、全盛期の頃から見たらかなりサウンドが変わってしまったが、バリーの後期の曲の中ではよく聴いて来た曲だった


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最後のブロッサム・ディアリー 


当然自分も大好きなジャズシンガーで、70年代以前のアルバムを10枚ほど保有している


いわゆる俗に言うカマトトシンガーと言われたディアリー、見た目も声も非常にチャーミングで男性ファンが多かった


ディアリーをリクエストした人はとっても良い趣味してる!


サンソンでかけていた「I Wish You Love」が入っているアルバム「May I Come In?」はジャック・マーシャルのアレンジで、キャピトルのレーベルカラーを出したとっても洒落たアルバムだ


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I Wish You Love」は達郎さんが言っていたように、フランス人の詩人のシャルル・トレネが書いた曲で、アルバート・ビーチが英語̪詞を付けグロリア・リンのヒットによってスタンダードになった


シャルル・トレネはボビー・ダーリンのヒット曲でも有名な「Beyond the Sea」の原曲である「ラ・メール(La mer)」を作った人でも有名な人


「I Wish You Love」は本当に良い曲で、スタンダードナンバーになっているだけあって、自分が持っている曲で30曲以上のヴァージョンがある


その中でも自分のお気に入りは、先ず定番のグロリア・リンの63年のアルバム「Gloria, Marty & Strings」からのストリングスに南国風なコンガが入ったゴージャスなサウンドのヴァージョン 言う事ナシだ!


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そしてポップスターでもビッグバンドアレンジで歌う、最近ここのブログで自分が良く書いているバーブラ・ストレイサンドのヴァージョン


ミシェル・ルグランがアレンジした66年のアルバム「Je M'appelle Barbra」の中に入っている曲で、アルバムの中でこの曲だけ唯一ジャズアレンジで歌っている迫力あるバーブラの歌唱が聴けるナンバーだ


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あと同じくポップ系のアーティストではホセ・フェリシアーノのヴァージョン


66年のアルバム「Fantastic Feliciano (The Voice And Guitar Of José Feliciano) 」からのヴァージョンで、ホセの歌唱にチャーリー・カレロのストリングスアレンジが被さってくるホセの熱唱が心にしみる曲だ


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この「I Wish You Love」はスタンダードとして当然ジャズ系ヴァージョンが多いのだけど、敢えてポップ系のアーティストのヴァージョンを2曲取り上げてみた。


お次はソウル系から、ウィリー・ハッチのヴァージョン


76年のアルバム「Concert in Blues」からのヴァージョン。ギャッドソンとスコット・エドワーズのリズム隊にアーサー・アダムス、ジェミィ・テイラーのファンキーギターが絡む


スタンダードナンバーをソウルフルにアレンジしたとってもカッコいいナンバー。


スタンダードをソウルフルにアレンジした曲で他にもカッコイイ曲はあるけど、この曲もその中の一つだ


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それでは最後にやはりジャズヴァージョンとしての自分の好きな曲を1曲挙げると、渋いところでアン・ウィリアムスのヴァージョン、61年のアルバム「First Time Out」からで、アルバムとしては1枚だけしか出してないジャズ・シンガーで、ベーシストのジョージ・デュヴィヴィエ、ミルトン・ヒントン、トランペッターのクラーク・テリー、フルートでシェルダン・パウエルが参加しているアルバム


ジャズヴァージョンではあるけど、アンの軽やかな歌が聴けるヴァージョンだ


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と言う訳で、やはりサンソンのプログラムから今回も記事を書いてみた


まぁ~何度もここで言って来ているけど、やはり達郎さんがサンソンでかける曲はほぼ100%で自分の琴線に触れる曲ばかりかけるので記事にしたくなっちゃいます!


ブロッサム・ディアリーの事は今回は曲の記事の方で書いたので、又改めてアルバム単位で書いてみたい

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