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Wのぶお 観て来ました [邦楽]


と、言っても、誰の事か分からない人もいると思いますが


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地元のジャズ&ソウルバーで八木のぶおさん、倉田信雄さん、そして角田順さんの3人のライヴがあると、このお店のフェイスブックで情報を得ていたので、事前に前売りチケット購入の申し込みをして、この日にライブに行く予定で母のショートステイの予約等をして準備していた(と言うか、前にこの店に行った時にマスターから八木さんのライブは近々あると聞いていたので、スケジュールが決まったらフェイスブック等で告知するから意識して見ていてと言われていた)


なんせ達郎さんのコンサート中止や身近な人のコロナ感染で自分にも感染の可能性が高まっている中での行動は迷ったが、この店のマスターから先ず当事者本人達が来れなくならない限りは店としてはどんな状況下でもやると聞いていたし、身近でオミクロン株に感染した人から「感染して抗体を持った人は以後約8割の確率で16か月間は再感染しにくい」と聞いていたので、そうなるとワクチンを打って予防するよりも感染しておいた方が以後のコンサート等の行動予定で不安に駆られながら行動するよりも絶対ではないが、まだ安心して行動出来るのではないかと思ったりして、行動規制下の状況でない以上、まぁ色々考えていても仕方がないとの思いで決めた事だった


とは言うものの、やはり高齢の親の事を思うと、いざ感染したら非常に面倒な事にもなる訳で、感染しない方が良いに決まっているのだが、達郎さんを筆頭に自分の身近な感染者の人は介護従事者だったりして日頃から感染予防の意識が高い人達まで感染してしまう状況なので、まぁ運と言うか、かなりの人達が感染して集団免疫が出来る状況になる方向に向かっているのだろう(そうなるまで、この状況は落ち着かない)との思いでいた


それでライブなのだが、会場は観客30人くらいで満杯の中で行われた


八木のぶおさん、倉田信雄さんは当然のように知っていて、自分は八木さんのソロアルバムや八木さん自身が在籍していたバンドのCDを持っているくらいだったし、倉田さんは吉田美奈子さんを筆頭に倉田さんがレコーディングセッションに参加したアルバムをかなり保有していたので、八木さん共々お二人のレコーディングセッションに参加したアルバムを事前に調べたら、自分の保有していたものでも凄い数になっていたので、改めて事前にチェックしてライブに出掛けて行った


ライブは1部と2部の休憩をはさんで1時間くらいづつのライブだった


1部は八木さんのソロアルバムから数曲演奏していたしオリジナル曲を含んだライブで、MCは倉田さんが勤めていて途中からゲスト扱いで角田さんが登場して演奏に参加すると言う構成のステージだった


多くの人は八木さんのアルバムを持っていない限り分からない曲ばかりだったと思う


そう言う自分も事前に曲説明がないと、この曲は何の曲だ?(どのアルバムに入っている?)って感じだったと思うし、自分が保有しているアルバムからの曲だったので「この曲だったのか!?」って感じで後から確認したくらいでした(笑)


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そして休憩に入り、事前に用意していた色紙に先ず八木さんからサインをして頂いて、「八木さんのソロアルバム「Mi Mi Africa、そしてCurtis Creek BandのCDも持ってます!」って言ったら、「ありがとう!」と言われて、「トミー・モーガン亡くなっちゃいましたよね」って言ったら、「当然同業者として名前は知っているけど、そんなに詳しくない」と言ってまして、「レッキングクルーのメンバーでもあって、カーペンターズの雨の日と月曜日はのイントロでもハーモニカ吹いてました」と八木さんに教えちゃったりしてしまいました(笑)


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Driftin'.jpg

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それで八木さんがレコーディングに参加した「小山水城さんの「うぬぼれ Lonely Cats」が好きなんですよ」って言ったら、全然覚えてないしどんな人かも分からないって言ってました


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自分的にはピチカート・ファイヴの88年のアルバム「Belissima!」から「Holy Triangle (聖三角形)」と89年のアルバム「女王陛下のピチカート・ファイヴ (By Her Majesty's Request)」からの「Lip Service」での八木さんの演奏も素晴らしいと思っている


フィリーサウンドを感じさせる「Holy Triangle (聖三角形)」では八木さんのソロが良い味を出しているし、「Lip Service」でのソロも素晴らしい


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やはり倉田さんもそう言っていましたが、スタジオミュージシャンの人達は数あるレコーディングセッションの事は一々覚えてなくて記憶にない場合が多いのだなぁって思った。


八木さんはハーモニカと言うレコーディングはもうオケが出来上がった状態で一人で演奏して音入れをする仕事が殆どだから、みんなと一緒にセッションして演奏している方が安心で楽しいとライブで話してましたし、実際スタジオミュージシャンの人達は仕事と割り切って演奏するよりも、そりゃ~気心の知れたメンバーと演奏している方が自分のやりたい事も出来て楽しいのだろうと言う事は容易に想像できます


それとライヴでは、先ず倉田さんがトゥーツ・シルマンスとのセッションの話をしていて、その時に倉田さんが作ったオリジナル曲を「トゥーツ」と言う曲名を付けて演奏してくれましたし、八木さんがリー・オスカーと会った時の話もしてました


やはりハーモニカと言うと、トゥーツが最初に出て来ると思うし、スティーヴィーとかリー・オスカーの名前が出て来て当然なんでしょうね


まぁボブ・ディランとかジョン・メイオールとか、フォーク、ロック、ブルース系でハーモニカも吹いているみたいな人達なら色々と出て来そうですが


自分としてもトゥーツのアルバムは30枚近く持っているし、あの哀愁のあるハーモニカの音は感動ものです


特にライヴでフルオーケストラをバックにしてハーモニカがメインになって演奏するなんて事は相当な演奏力と表現力がなければ出来ないと思うのでトゥーツならではの演奏だと思う


あと倉田さんのMCで浜口茂外也さんの話も出て来て、あの浜口庫之助さんの息子で通称モントーヤと呼ばれて、パーカッション、ギター、フルートを演奏するスタジオ業界でも誰もが知る名プレイヤーの話もしてくれて楽しかったでした


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それで休憩中に倉田さんのところに行って倉田さんからもサインをもらって、「倉田さんが作曲した美奈子さんの「雲の魚」とっても良いです!大好きな曲ですよ」って言ったら、「嬉しいねぇ」って言ってもらって、達郎さんの「ジョイ」のアルバムに参加した話も倉田さんに聞いたら、「蒼茫で演奏した事は覚えている」って言っていて、「そのアルバムでは倉田さんは全部で5曲に参加してましたよ」って教えてあげて、「恋のブギ・ウギ・トレインで一緒に演奏していた鳴海寛さん、Cindyも亡くなっちゃいましたよね」って話して、松木さんも亡くった話にもなったけど「岡沢さんも渡嘉敷さんも土方さんも元気だよ」って倉田さんは言ってました


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それで2部に入って、その「雲の魚」を美奈子さんとのエピソードも踏まえて倉田さん自身の歌で披露してくれました


別に自分の為にやってくれた訳じゃないけど、その曲の説明の時アルバム名の確認で自分の方を見てくれてアイコンタクトは取ってくれました(笑)


倉田さんも言っていたけど、倉田さんは公式曲として倉田さんが作曲した曲ってそんなにないと言っていて美奈子さんには4曲書いた曲があって、その内2曲を今回披露してくれました。


自分としては先に言ったように倉田さんと言えば「雲の魚」だったので、倉田さん自身の歌で披露してくれてとても感動して、人一倍強い拍手してマスク越しに「イェ~イ!」って言っちゃいました(笑)


あと2部ではカバー曲も数曲やってまして、「ルート66」とか、ローラ・ニーロの「アンド・ホエン・アイ・ダイ」、そして角田さんをメインにした「デスぺラード」もやってくれましたね


八木さんはハーモニカ以外に歌も歌ってまして、もんたよしのりばりのハスキーヴォイスを披露してくれてまして非常にソウルフルなヴォーカルでした


伊藤広規さんのところでも書いたけど、自分よりも上の世代や自分と同世代の人はやはり自分が聴いて来た音楽を聴いて来た世代の人達だから、この人達がプロになる上で影響を受けて来た洋楽のミュージシャン、アーティストの名前が会話で良く出て来るしカバー曲として取り上げている事が多い


だから自分としても曲に思い入れを強く持ってこの人達の演奏を聴いていられる


やっぱりアーティストや曲、その時代背景を知っていた上で曲を聴けると感情も強く入って聴けるので感動する事が多い


そして2部が終わって、角田さんにサインをしてもらって、「小坂さんも亡くなっちゃいましたけど、「Morning」のアルバムで「ボンヴォヤージ波止場」でギター弾いてましたよね、良いアルバムですよね」って話をして、長渕さんのバックは矢島さんの後に参加するようになったのですか?」って聞いたら、「そうだ」と言っていて、「みんなあの当時同じ環境でやってきた方達が亡くなっている方が多いですよね」って話もしました


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これでメンバー全員に予定していたようにサインを貰いましてとっても感激でした


ステージ終了後、また八木さんと話しまして「カーティス・クリーク・バンドの「Nite Flite」良い曲ですよね」って言いて、八木さんも喜んでくれてまして、「昔はスタジオミュージシャンとして、ハーモニカプレイヤーは少なかったんだけど、今は結構いるよ」って言ってました。「ブレッド&バターの一人もハーモニカ吹いてましたよね」って言ったら、「あ~さっちゃんね!」って言って、岩沢幸矢さんの事を言ってまして、やはりブレッド&バターのメンバーとも親しくしているみたいですね


自分はお三方のメンバーに「どうか気を付けてお帰り下さい」と言ってお見送りさせて頂いた後、最後までバーに残ってマスターやお店の人と話をしていました


次回は吉田美奈子さんが来るとの事で日時も聞いておりますから、「又それに参戦します!」とマスターに伝えて店を出ました


母をショートステイに預けないと中々夜は出歩けないので頻繁にライブやバーに出向いて行けないので、この日はそれから前回と同じように又ジャズバーに行って朝4時までいて、その後24時間営業のレストランで食事をして時間をつぶして始発の地下鉄で帰って来ました


正に覚悟の朝帰り!って感じでした(笑)


次回はその美奈子さんと達郎さんの振り替え公演がある予定ですから、それまでは夜の出歩きもない(しない)予定ですけど、その頃に又どうなっているのか?と言う感じですね


今日は十分楽しんだ1日でした!!!


それで帰って来てから、このお三方のレコーディングに参加した曲を又聴いてましたが、ここで名を上げたハーモニカプレイヤーのアルバムも改めて聴いてます


先ずトゥーツと言えば、「Bluesette」なんだけど、色んなヴァージョンがあり過ぎてどれにして良いか分からないくらいなので、あえて違う曲で


自分的に結構気に入っているのが、トゥーツの最初に買ったアルバムで、75年のアルバム「Old Friend」から、ハリーニルソンのナンバーで「Open Your Window」


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イージー・リスニング風な曲調で途中から4ビートになり華麗にストリングスが被さるところがたまらない


あとはクインシー絡みで73年のアルバム「You've Got It Bad Girl」から「Eyes of Love」


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デイヴ・グルーシンの弾くエレピにレイ・ブラウンのベースが絡み、トゥーツの哀愁のあるハーモニカにストリングスが被さるトゥーツの魅力が堪能できる曲


あとラルフ・マクドナルドの78年のソロアルバム「The Path」から「Smoke Rings and Wine」


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これまたトゥーツの魅力が十分詰まった良い曲 


NY系のスタジオミュージシャンが多数参加したアルバムで、あえてトゥーツを起用したのはこの曲には絶対トゥーツが必要だった(トゥーツを起用する事を意識した曲)と、ラルフ、ウィリアム・イートン、ウィリアム・ソルター3人の判断からの事だったんだと思う


リー・オスカーはウォー時代から絶対これ!


77年のアルバム「Galaxy」から「The Seven Tin Soldiers」


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14分以上もある長尺な曲なんだけど、リーのハーモニカがフューチャーされた何度聴いても飽きない 自分としてはリーと言えばこの曲と言うくらいのリーの名演奏だと思う


ウォーのメンバーが醸し出すゆっくりとしたグルーヴ感にリーの切ないハーモニカが絡む素晴らしいナンバーだ!


あとトミー・モーガンは先に言った「月曜日と雨の日は」から、ビーチ・ボーイズの「Good Vibrations」(じっくり聴いていないと聞き逃すくらいの音だが)、ホリーズの「He Ain’t Heavy, He’s My Brother,」等々トミーの参加した曲は多数あるが


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自分的にはバリー・マニロウのボックスセット「The Complete Collection and Then Some...」から未発表曲の「Just Remember [Unreleased Live Performance]」


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ハーモニカと言えばとにかく哀愁を感じさせる音なんだけど、それを感じさせるトミーのハーモニカも、このバリーの歌うバラードにピッタリだ もう泣けるね!!!


あと楽曲として自分の大好きなメリサ・マンチェスターの78年のアルバム「Don't Cry Out Loud」から「To Make You Smile Again」


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この曲の間奏でトミーのソロが聴ける


八木さんも言っていたようにハーモニカの音入れの仕事は殆どソロパートの仕事になるので、ハーモニカが耳に残る印象的な曲じゃない以外は改めて聴き直さないと中々見つけ出して来るのも難しいのだけど、意識して聴き直すとこんなにも良いソロ演奏もしていたのか!と言う曲もいっぱいある


とにかくトミーもレッキングクルーのメンバーとしてレコーディングに参加した曲は多数ある


自分の持っているアルバムにもトミーが参加している曲が多数ある訳で、又機会があれば意識して聴き直してみたい


最後にもう一人自分の持っているハーモニカ奏者のアルバムを挙げてみるが、リトル・サニーと言うブルースハープのプレイヤーで70年の「New King of the Blues Harmonica」と言うアルバムを持っている

 

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リトル・サニーがハーモニカとヴォーカルもギターもやっている、全編ブルースナンバーのアルバムだ


ハーモニカと言う楽器はやはり哀愁や悲哀を表現するブルースにも欠かせない楽器だとつくづく思わせる


と言う訳で達郎さんの振り替え公演の日時もまだはっきり決まってないが、(コンサートが実際行われることになって、自分もその時に何事も問題なく参加出来るように)無事に行けるようになる事を願っている

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感動の名曲 「地上に降りるまでの夜」 [邦楽]


最近、改めてよく聴いている今井美樹の「地上に降りるまでの夜」

自分は洋楽を聴く時は当然英語詞なので、よっぽど気に入った曲で口ずさんで歌いたくなる曲などは歌詞を見て覚えた事はあるし、スタンダードナンバーみたく名曲と言われる曲は日本語の訳詞まで見て曲に思い入れが強くなった事はあるが、自分はやはりメロディとリズム重視で曲を聴いて来ているので歌詞は二の次だ

そして邦楽も同じように歌詞は余り意識しないで聴いているし、歌えるくらいにして歌詞を覚えて来た曲も中にはあるが、自分の場合は邦楽はメロディ以上に歌詞を意識して聴いて曲に感情移入するのは日本語詞だとしても逆に洋楽よりも少ないと思っている

そんな中でも「地上に降りるまでの夜」は自分にとって歌詞を強く意識して聴いてしまう曲だ

自分は今井美樹は当時はレンタルでカセットに入れて聴いていて、この曲が入っている「MOCHA under a full moon」のアルバムとベストの「Ivory」を昔よく聴いていた中で(現在はCDを保有している)、ドラマーの青山純さんが亡くなってから、この「地上に降りるまでの夜」を青山さんらをバックに今井美樹が歌っているビデオをユーチューブで観たのだが、余りにも素晴らしい演奏で感動してしまった。


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それから今でも偶にこの曲を聴いているのだが、この曲を作詞した岩里祐穂さんの歌詞が特に素晴らしくて、歌詞を聴いていると情景が浮かんで感情移入してしまいとても感動する


叶わぬ恋を歌った歌詞なんだけど、一つのシーンをこれだけ情景を思い起こさせる言葉を的確に入れ歌詞にした岩里さんの才能は素晴らしいと思うし、邦楽の歌詞でこんなに感動する事は自分には余りない


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洋楽邦楽問わずポピュラーミュージックでラヴソングが占める割合は圧倒的に多いと思うが、そんな中でもどうして失恋ソング(別れの歌)はこんなに絵になるのか

やはり喜びよりも悲哀を歌った方が人の心に深く響くからだろう


この曲の作曲は柿原朱美と言うシンガーソングライターで現在はakという名で活動しているらしく、アルバムも80年代から出していてアイドルを中心に当時から楽曲も提供していたみたい


自分としても彼女のアルバムを一度聴いてみたいと思っている(当時と比較すると近年はかなりイメチェンしている感じ)


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それにしても、この曲の演奏も又本当に素晴らしい!


佐藤準さんのアレンジはこの曲にピッタリだと思うし、ラヴバラードでも全然甘ったらしくなく都会的で洒落た感じでいつまでも余韻として耳に残る

青山さんのリムショットと後半のスネアの音がずしんと心に響く

ラブバラードでこんなにスネアの音が重く響く曲ってあるのだろうか?

高水”大仏”健司さんのベースと今剛さんのギターもとってもステキだ

やはりこう言うスローな曲でミュージシャンの力量が分かる

スローな曲は間の表現力が非常に重要になって来ると思うので、このメンバーの一体感が曲の仕上がりにとても影響する

この3人の演奏は尾崎亜美さんの武道館ライヴの演奏をユーチューブでも観て来て、その中で彼等3人のワイルドな演奏も観れるが、この「地上に降りるまでの夜」のようなスローバラードでも彼等の一体感は素晴らしい

佐藤準さんのエンディングに向かって弾くピアノの音も耳から離れない

自分は佐藤さんの「彩 (To Start With AYA)」と「CHAOS」の2枚のアルバムを持っているが、佐藤さんがとてもおニャン子クラブの仕事をしていたとは思えないほどの演奏をしている名アルバムだ

ヒーリングミュージックとも言える佐藤さんのアルバムで佐藤さんのシンセとクラシカルなピアノの演奏が聴ける

その中でもアルバム「彩 (To Start With AYA)」の「Father's Amex」と言う曲で特に佐藤さんのピアノが堪能する事が出来る 

ティンパニーのイントロから始まってシンセの打ち込みサウンドに佐藤さんのピアノが被りパーカッションがアクセント的に入るシンプルな曲だけどとても幻想的な曲だ

その曲とは対照的なコーラスとオルガンも入ってファンキーなベースが絡むフュージョンサウンドの「Come to Me」

上記の二曲が特に自分のお気に入りだ


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今井美樹の「MOCHA under a full moon」のアルバムはヒット曲の「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」も名曲だと思うし、当時の流行りのサウンドも取り入れた傑作アルバムだと思うけど、この「地上に降りるまでの夜」が入っている事で名アルバムの一つになったと思うし、今井美樹の歌も、そしてアレンジも演奏も歌詞も全て最高の出来の邦楽史に残る名曲だ

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鳴海寛さん [邦楽]


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前に達郎さんのコンサートの記事で書いた鳴海寛さんのCDを今回まとめて購入した

鳴海さん関連では東北新幹線(←山川恵津子とのユニット名)やfrascoのCDは持っていたが、今回ソロ関連のCDと言う事でまとめて購入した。

鳴海さんと言うと先に書いたように達郎さんのライヴアルバム「JOY」の中の「蒼氓 (そうぼう)」でのデヴィットTとエリック・ゲイルが乗り移ったような渾身の演奏が有名だが、このアルバムでは他に「ララは愛の言葉」「ゲット・バック・イン・ラヴ」「恋のブギ・ウギ・トレイン」「ダウンタウン」の全部で5曲で存在感を示している。

特に「恋のブギ・ウギ・トレイン」での達郎さんとのギターは長尺な曲の中でカッティングの妙味を味わう事が出来る(ステレオの左から聴こえるのが鳴海さんのギター)

鳴海さんはギター以外にバックグラウンド・ヴォーカルも担当していて(同じアルバムでギターの椎名さんもそうだけど)鳴海さんはソロアルバムでもヴォーカルをとっている曲が多いので歌も歌える人


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鳴海さんは自分と同じ世代で学年的には自分よりも1つ上の学年の人だっただけに、自分と同世代で自分と同じような音楽を聴いて来た世代なので、鳴海さんが影響を受けたミュージシャン、アーティストは自分も良く聴いて来た人達ばかりで鳴海さんがその時代のミュージシャンやサウンドに影響を受けて来たのは良く分かる

ボサノバのジョビン、ジョアン・ジルベルト、同じくブラジル系のデオダート、フュージョン&ソウル系のデヴィッド・T、やエリック・ゲイル、 ポップ系ではカーペンターズ、ブレット、バカラック、ソウルのアル・グリーン、初期のスタイリスティックス等のフィリー、スティーヴィー・ワンダー、そしてクロスオーバー系のスタジオミュージシャン達

正に自分の好きで聴いて来たところと同じ!(まぁ~プロになったミュージシャンと、それこそ楽器の弾けない一般人と一緒にしてもアレですがw)

鳴海さんは自分の余り聴いていなかった八神純子さんのバックバンドもしていたメルティングポットのメンバーだったみたいで、自分は八神さんのアルバムは2枚だけしか持っていない中でその頃の鳴海さんは全然知らなかったし、やはり達郎さんのアルバムとシンディのソロアルバムを購入する頃まで鳴海さんの事を意識する事はなかった。(鳴海さんは八神さんの後は来生たかおさんのバックで演奏していた)

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その後CD化になってから東北新幹線と松下誠さん関連のミルキーウェイのアルバムを買って、鳴海さんのやっている音楽って本当にセンスの良いお洒落な音楽で素晴らしいなと思っていた


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東北新幹線の「THRU TRAFFIC」と、ミルキーウェイのアルバム「Summer-Time Love Song」も共にお洒落なシティポップの名作と言われているアルバムで、東北新幹線のほうは(当時は東北新幹線が開通した年だから、そんなダサいユニット名にしたそうw)山川さんの方がセッションクレジットで昔から知っていたぐらい山川さんの方が知れていたかも


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でもこのアルバムでは1曲を除いて全曲を各自で書いた曲のアルバムで全曲捨て曲なし!!!

その中でもこのアルバムの中で名曲と言われている「Summer Touches You」、アースの「Share Your Love」のベースラインを思い起こさせる「Up and Down」と、これぞデヴィッドT!って感じのギターが聴ける「月に寄りそって」はやはりとっても良い 二人共ヴォーカルをとり演奏し曲も書く、正に才能の塊だ!

鳴海さんのギターは確かにデヴィット・Tだけじゃなくエリック・ゲイルの音も感じさせる演奏だ


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それとミルキーウェイのアルバムは有名曲のカバーも結構入っているのだけど、なんと1発目からパーシーフェイスの名曲「夏の日の恋」(作曲はマックス・スタイナー)をカバーしていて、続くジョビンの「Wave」、ナタリー・コールの「La Costa」(作曲はディスコ系シンガーのリンダ・ウィリアムス)、ボズ・スギャッグスの「Harbor Lights」、そしてニック・デ・カロで有名な「Under the Jamaica Moon」の(作曲はスティーヴン・ビショップ)洋楽カバーを全曲日本語の歌詞を付けて歌っている

日本語の歌詞を付けて歌うとダサくなりがちだと思うけど、演奏とアレンジが洒落ているのでダサくなってない!

個人的にはナタリーのカバーはオリジナルの方が良いと思うが、その他の4曲はオリジナルを超えたとまでは言わないけどオリジナルと同等に聴ける。

ギタリストの松下さんとキーボードの倉田かずおさんのユニットなので、鳴海さんは前面に出たギターは殆ど弾いていないが、リズムギターとボサノバのガットギターを弾いていると思う(「Under the Jamaica Moon」での演奏が鳴海さんと分かるギターで目立っている)そして山川さんも一緒にこのアルバムにヴォーカルで参加している。

あと渡辺貞夫さん作曲の「White Wave (白い波)」のカバーもとっても良い

まぁ松下さんのソロアルバムもシティポップの名盤と言われているものなので、又今度、松下さんについて書いてみたいと思っている。


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それと鳴海さんの参加しているアルバムでは楠木恭介の85年のアルバム「JUST TONIGHT」これもとっても良い!

カシオペアのヴォーカリストを務めていた事もある楠木恭介

これもCD化になってから購入したアルバムで、80年代に今で言うシティポップの名盤と言われるアルバムを多数輩出した時期は自分は確かに邦楽中心だった時期でもあるのだが、この時代は今みたくべらぼうにレコード&CDを購入していた時代でもなく選別してレコードを買っていた時代だったので、購入出来なかったものはカセットで録音したり(この時代に出て来たレンタルレコード店で借りて録音していた)知ってはいるけど購入出来なかったものや知らなかったものもあり買いそびれているアルバムも結構ある

今になって結局買いそびれたものを購入するにしても結局洋楽の方が多いし、洋楽は場合によっては未CD化のものなどはアナログの中古でも購入する事はあるが、邦楽はCD化になって購入したものが殆どだ

それで楠木さんのアルバムの1曲目の「Sugar Dance」から、もろデヴィット・Tばりの鳴海さんのギター これまたこの曲もシティポップの名曲と言われてるシャレた曲で、アレンジも演奏ももうシティポップ好き、AOR好きを虜にするような曲だ 

あと4曲目のアルバムタイトル曲「Just Tonight」、鳴海さんが作曲編曲した5曲目の「渚にて~Close to You」、7曲目の「Come to Me Again」で鳴海さんのギターサウンドが聴ける。


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あと鳴海さん、ドラムの多田牧男、ヴォーカルの政野早希子の3人によるユニットのfrasco

自分はこのfrascoの2ndと3rdアルバムを持っているが、1stは中々手に入らない

2ndの「film」では「青い月の影 - film noir -」と金澤寿和さんが監修した「ライトメロウ・シリーズ」でも取り上げられた「風に乗って - Breeze -」、ディスコタッチな雰囲気も感じさせるアレンジだけど、ちゃんと抑えているところは抑えてる!って感じの「もう一度めぐり会えたら [Mobo Mix]」3曲とも鳴海さん作曲、作詞が政野早希子さんの曲で、特に「風に乗って - Breeze -」のセンスの良さは鳴海さんの才能の表れだと思う。自分としても本当に良い曲だなぁと思う曲

3rdの「missing angel」はやはり金澤さんの「ライトメロウ」でも取り上げられた「stay with me」で決まり

今作からヴォーカルは政野早希子から富士原容子に代わり、この曲は富士原容子の作詞作曲

自分は90年代に入ってまた洋楽に戻って行き、邦楽から離れて行った時代だったけど、上記のfrascoのアルバムは未だこんなセンスの良いアルバムが出されていたんだと改めて気付かされたアルバムだった

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最後になってしまったが、今回購入した鳴海さんのソロアルバム

アルバム制作の時系列順で、鳴海さんの秘蔵音源アルバムの「僕は詩つくり」は70年代の鳴海さんの初期の音源でデモヴァージョンも入っているし、2曲だけ所謂一流スタジオミュージシャンをバックに録音した曲があるが、それ以外の曲は鳴海さんの一人多重録音か、同級生等と録音したシンプルな曲ばかりなので正式な音源として聴くアルバムとしては自分的にはちょっとイマイチなところもあるけど、鳴海さんが高校生の時に書いた初期の名作でユーミンやハイファイセットのレコーディングに携わったティンパンアレー風な演奏を思い起こさせるアレンジの「おやすみ」

バッキングは自分がコンサートでも観たドラムの市原康さん、ギターの水谷公生さん、パーカッションはラリー須永さん、サックスは村岡健さん。CD解説ではベースとキーボードは不明になっているが、ベースは富倉安生さんか美久月千春さんで、キーボードは佐藤準さんあたりか?

あと「雨あがり」「レイディー・ローザ」は鳴海さんのデヴィッドTとは違った、またもう一つの面のボサノバテイストの演奏と歌で、この当時からこれらの曲も作曲していた鳴海さんの才能を感じさせる


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次は鳴海さんが八神純子のバックバンドの「メルティングポット」に参加していた頃の音源集の「Live at Egg-man+ (featuring 鳴海 寛)」

このメルティングポットと言うグループは自分は余り良く知らなかったが、ギタリストの矢萩秀明さんが作ったバンドみたいで、鳴海さんの他に自分の知っているミュージシャンはドラマーの宮崎まさひろ、そして山川恵津子さんも在籍していた

このアルバム「Live at Egg-man+ (featuring 鳴海 寛)」は1983年のメルティングポットとしての単独ライヴ音源と八神純子の1980年のツアーでのメルティングポットの演奏の音源、そして1982年のリハーサル音源の3つの音源で成り立っているアルバムで、鳴海さんをメインにした構成のアルバム

鳴海さんは全曲ヴォーカルとギターを担当していて全曲鳴海さんが作詞作曲したポップな曲ばかり。鳴海さんの歌はヴォーカリストとして聴いたらイマイチな素人風なヴォーカルだと思うけど、演奏はやはり素晴らしい。

その中でも「In Style」「Tell Me」、後に東北新幹線のアルバムにも取り上げられ、八神純子のツアーで披露していたヴァージョンの「Summer Touches You」この3曲が特に良い


鳴海さんが作る曲は後にシティポップと呼ばれる洋楽のAORの日本版とでも言おうか、まさにツボを抑えた本当にシャレた曲ばかり。


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そして2004年に完成し、ウェブサイト上でしか販売していなかったものを正式なCD化されたものとして2016年に発売されたアルバム「THE ONE MAN BAND」(オリジナルCDの7曲に5曲追加したCD )


1曲目のデヴィッドTに捧げられた「MR. SUNSHINE」。個人的には今風なミキシングされたドラムの音は余り好きではないが、鳴海さんのデヴィッドTを意識したギターでアーバンなインストナンバー


「AS MOON GOES (muramasa blues)」はジャズ風なギター曲、「MAGIC」は英語の歌詞で鳴海さんが歌うバラード、「THE SUMMER BOUQUET」はエウミール・デオダート風でジョビンのメロディも感じさせるスマートなボサノバ風インスト、「SPEAK LOW」は「マック・ザ・ナイフ」の作曲家としても有名なドイツ人のクルト・ワイル作曲のスタンダードをカバーしている これまたデオダート風なエレピに鳴海さんのデヴィッドTをジャズギタリスト風にしたようなギターのインストナンバー


全曲、鳴海さんが独り多重録音して演奏している


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ラストは鳴海さんのボサノバ弾き語り音源集の「スマイル・アゲイン Plays & Sings Bossa Nova」


鳴海さんが生前に録音していた音源から抜粋してCD化されたアルバムで、鳴海さんのオリジナルとカバーで構成されている


超有名曲でジョビンナンバーの「イパネマの娘」、同じくジョビンナンバーの「Wave」「Corcovado」、ジョアン・ジルベルトか取り上げていた「Estate」「Izaura」、上記のアルバム「THE ONE MAN BAND」でも取り上げていた「Speak Low」とジョニー・マンデル作曲の大スタンダードの「The Shadow of Your Smile(いそしぎ)」のスタンダードナンバー


全曲、鳴海さんのガットギターによる弾き語りの演奏でシンプル曲ばかりのアルバムだが、鳴海さんがガットギターを弾く時はジョアンの影響を一番受けていたとハッキリ分かる鳴海さんの私的録音版のCD


鳴海さんは2015年に亡くなり、生前に録音されていた音源の中からCD化されたものを今回購入してみたが、鳴海さんと言えば、今回の記事でも書いたようにデヴィッド・T・ウォーカーなのだが、作曲もしアレンジもする鳴海さんのトータルな音楽センスと才能が改めて分かった感じだった


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矢島賢さんはやっぱり凄い人! [邦楽]


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先の長岡道夫さんの流れで、「少女A」やら「ロックンロール・ウィドウ」を聴いていたが、長岡さんのベースと共にギターを弾いている矢島賢さん


特に「ロックンロール・ウィドウ」のギターを聴いていたら本当に感動して泣けてきた(ドラムは渡嘉敷祐一さんらしい)


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自分は当時のクロスオーバー繋がりから、「ニューヨーク」と言う、鈴木茂、松原正樹、水谷公生、松木恒秀、秋山一将、大村憲司、矢島賢、竹田和夫、8名のギタリストが参加しているアルバムを聴いていた時に矢島さんの名前を知った(水谷さんと秋山さんもその時に知った)


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自分はここでも言って来ているように、楽器に興味が行くのはベースとドラムが多いので、ギターと言うと、自分の趣味からいくと、カッティングとかのリズムギターに耳が行くし、実際、セッション系のギタリストってやはり曲の味付けとしてリズムギターの音入れの仕事が多いと思うから


思い浮かぶ好きなギタリストとなると、アル・マッケイだ、デヴィッド・Tだ、レイ・パーカーだ、ワーワーだ、と殆どリズムギターの印象が強い人になって来るので、セッション系でリードを派手に弾く人だとルカサーが一番に浮かんでくる(やっぱりセッションよりもTOTOの印象が強いからか?w)


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まぁ~セッションだとどうしても楽曲の一部としての味付けになるのでラリー・カールトンがリードを執るにしても、自分としてはどうしてもさり気ない味付けのリードって印象になるのだが、その点ジェイ・グレイドンのギターはリードバリバリで目立つと思うけど・・・


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だからリードギターの印象となると、自分の場合はどうしてもロック系のギタリストの印象が強くなる訳でして、当然、ペイジだ、ヘイレンだ、ヤングだ と、この辺になってくる訳で(一応、英国、米国、豪州の代表と分けたつもりですがw 勿論、人それぞれ異論はあると思いますけどw)


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という事は当然、ロックバンド系のギタリストになる訳で(勿論、名目ソロギタリストとして活動している人もいる訳でして、ゲイリー・ムーア(自分はあまり聴かないけどw)とか、ロビン・トロワーとか、色んな人がいると思いますが(まぁ~この辺はマスパぺさんを始めとしたロック系に強い人にお任せしますが(笑))


話を最初に戻して、歌伴でこれだけ印象深いギターを弾いている人は自分は聴いた事が無い!と改めて矢島さんの弾く「ロックンロール・ウィドウ」を聴いて思ったのです!


自分の好きなニューミュージック系、シティポップ系の曲では茂さんとか憲司さんとか印象的なリードを執っている曲もありますが、歌がメインの、それもヒット曲重視の歌謡曲で、こんなにも印象的なカッコいいギターを弾いている人がいたんだ!?と、改めて思っている次第です


「サティスファクション」のリフをアレンジして取り入れて、山口百恵のバックで多重録音で被せているとはいえ全編ギターが出て来る、山口百恵と同じくらい目立っている曲(でも、やっぱり山口百恵は歌が上手い!と感心させられた)


ロックバンドでも、これだけ歌のバックで全編ギターが表に出て来て弾いているギタリストってそうはないのじゃないのか?と思うくらいの曲だ


矢島賢さんは2015年に亡くなっている (松原さん、松木さん、大村さんも亡くなっている)


もうこの印象的なギターは生で聴くことは出来ない


矢島さんがレコーディングに関わった曲は、郷ひろみの「男の子女の子」アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」沢田研二の「勝手にしやがれ」、もうとにかく多数!!!


要するに天地真理などが出て来た70年代前半からの歌謡界を中心に我国のポピュラーミュージック界に於いて必要とされて来た凄いミュージシャンなんです!!!


野口五郎とか、長渕剛(←自分の趣味ではないがw)のバックでも絶対的に必要とされて来た人


野口五郎の話によれば、矢島さんはあのタワーオブパワーから誘われたらしい!


自分は先にも言ってきているように洋楽中心だったから、歌謡曲なんて、まぁ~テレビで流れているくらいで、意識して聴くなんて事はなかったのだが(70年代後半まで)、


ここで書いて来ているように洋楽のスタジオミュージシャン好きから、邦楽のジャズクロスオーバーや達郎さんを中心とした邦楽のニューミュージック、シティミュージックに繋がって行き、日本のスタジオミュージシャンにも興味を強く持ち始めてから歌謡曲、当時のアイドルポップも聴くようになった(ニューミュージック系のアーティストがアイドル系に曲を提供していくようになったと言う事もあった)


だから松田聖子も中森明菜もリアルで聴いて来たのだけど、やっぱりバックの演奏とかアレンジなど(この当時のレコーディングに関わった有能な人達)を意識して聴いて来たので、決してアイドル的な意味で聴いて来た訳ではなかった


やはり70年代から~80年代の邦楽は、60年代の洋楽のカバーや日本独自の大衆音楽の歌謡曲の時代からみたら、やっぱり洋楽の影響は受けてたにせよ、日本独自にアレンジした洒落た音楽がいっぱい作られた時代だと思う。


だから、現在は海外からもその当時の日本のシティポップと言う音楽を見直されて、今はブームにもなっているらしい


それくらい70~80年代の邦楽は日本のポピュラー音楽史で充実した時代だったと思う





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大野雄二 コンサート [邦楽]


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行って来ました!大野雄二さんのコンサート!


人生に於いて中一日あけてだが、こんな短い期間で連荘で行ったコンサートは初めてだ!(ジャズクラブの連荘はあるが)


5月の角松さんの時と同じ札幌市民ホールでのコンサート


ぬわんと!満席でソールドアウトだった!


大野さんってそんなに人気があったのか!?と思っちゃうほどの入りで、それも女性が多い!と言うくらいで、所謂マダム風な40代以上の女性が多かったと思われる


それで、注文入れたくなるような事も結構ありまして・・・・・


先ず、公演時間が短い!!!


1時間ちょっと過ぎた辺りから、ギタリストのMC担当の和泉聡志さんが(←自分は良く知らない人でした)「ラスト1曲!」なんて言い出していたので、「冗談でしょ?」と、思っていたのだが、


まぁ~その曲は長めの曲だったから直ぐには終わらなかったが、アンコールで大野さんのソロピアノ1曲と全員の演奏曲で、トータルで1時間半くらいだったのかな(お年寄りのハードロックバンドなら1時間でも仕方がないと諦めも付くが・・・)


あの!ベニーでさえ、1時間45分もしたんだぞ~~~~~!


ソロならいざ知らず、7人編成のバンドで短過ぎだろう!


まぁ~長ければ良いってもんじゃないがw


そう思うと、達郎さんは神様みたいな人だね。あの中身の濃さで3時間は脅威だ!(チケット代の十分元は取ってお釣りがくる)


確かに大野さんのチケット代は達郎さんの料金よりも安かったがw


曲は案の定、ルパンの曲ばかりでテーマ曲以外はやはり知りませんでしたw


まぁ~ユーチューブで見たビッグバンド編成のルパンのテーマの演奏はとっても素敵だったが、個人的には1曲くらい4ビートアレンジの曲を演奏して欲しかったし、パンフとかでも一応ジャズをうたっていたのだから、有名曲でも良いからスタンダードを取り上げて演奏したら、もっと良かったと思うな


今回は前から二列目でもなく前から八列目の右寄りの席だったので、いつものように双眼鏡で演奏を観ていた。


お目当ては当然、長岡道夫さん(ミッチー長岡)と、市原康さんなので、二人を中心に観ていたのだが、長岡さんはサックスの陰にいて観難かったが、市原さんは良く観えた


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市原康 2.jpg


長岡さんは楽器を変えず、ずーっと5弦エレキベースを弾いていた、先に言ったように市原さんのドラムも8ビートが中心だったから本当は市原さんの4ビートの演奏が聴きたかった


大野さんは殆どフェンダーローズを弾いていて、アンコールを含めた2曲くらいがアコースティックピアノを弾いていた


サックスの鈴木央紹さん、トランペットの松島啓之さん(←熱帯ジャズ楽団に参加している有名な人なんですね)、オルガンの宮川純さん(←TOKUさんとかと演奏している人なんですね)3人共良く知らない人でしたが、松島さんのハイノートは素晴らしかった!そう言う意味ではやはり有名バンドに参加しているだけはある!と納得させられた


それと和泉さんと大野さん、市原さんがマイクで話す時があったが、自分の聴力のせいなのか、どうも聞こえ難い。大野さんの時なんてゴモゴモ話すので、聞きづらく日本語でも分からないくらいだから、英語なら本当に分からんわ!と、妙に納得してしまったw


という事で無難にコンサートも終わり、正直言って自分としては凄くハイテンションになるほどのコンサート体験ではなかった・・・


そんな中で家に帰って来て直ぐに聴いた曲が、ぬわんと!あの「少女A」だ!そう!あの中森明菜の少女Aだ!

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それは何故かと言うと・・・


長岡道夫さんに会って話をしてサインをもらったからだ!!!


コンサート会場でCDとDVDを6000円以上購入したら、大野さんからサインがもらえる!とグッズ販売のところでも書いてあったしアナウンスも流れていたのだが、正直言ってCDもDVDも購入する気も無かったし、「サインもいらないや」と思っていたのだが、


大野さん以外のメンバーがグッズ会場に出て来ていて「おっ!長岡さんと市原さんがいる!」ってことで、長岡さんや市原さんからもサインをもらっている人達がいて、タオルにサインしてもらおうとした人もいたので、自分もタオルを買ってサインをもらおう!と思い、グッズ購入予定もないところでケチったせいもありタオルだけ購入してw長岡さんのところへ行った


長岡さんに「ハッキリ言って、自分は長岡さんに会いたくて、長岡さんの演奏を聴きたくて、ここに来たんです!」と言って、「ショーグンの演奏も、少女Aの演奏も、大瀧さんの演奏でも素晴らしいと思ってます!」と伝え、「長岡さんは日本一のベーシストです!」と言って、タオルにサインを頂き、長岡さんから喜んで握手も求められました!


それで市原さんのところでもサインをもらおうとしたら「ちょうどインキも薄くなり始めてタオルにはサイン出来ないよ(残念ながら)」と言われちゃったのだけど、「弘田三枝子さんのバックの演奏でも素晴らしかったですね!」って言ったら、古い話のせいか、ニコッと笑ってちょっとこけてましたわ(笑)


そんなこともあって「少女A」を何度も聴いてますw


この曲は本当に素晴らしいと思う


伝説のギタリストで、野口五郎のギターの師匠、矢島賢さんの歴史に残る名演奏!!!


疾走感のある素晴らしいリズム隊、長岡さんのベースと島村英二さんのドラム!!!


もう自分としては歌謡曲の名曲という感じじゃなく、演奏を聴いているだけでも感動の曲だ!!!


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長岡道夫 3.jpg

島村英二 2.jpg


ただ、長岡さんに「日本一のベーシストです!」と言ってはみたけれど・・・・・


岡沢章さんと高水健司さんに会っても、自分はそう言っていると思うw


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だから自分は長岡さんと岡沢さんと高水さんが、自分の好きなベスト3の日本のベーシストなんです


伊藤広規さんや後藤次利さん他、まだいっぱい次点はいますが・・・・細野晴臣さんは別格ですね!

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日本のレコーディングセッション数が一番多かったのはギタリストは恐らく松原正樹さんだと思うけど、ベーシストなら、上記に挙げたやはり3人と三久月千春さんとか富倉安生さん、岡沢章さんの弟の茂さんが結構多い(これらの人達は歌謡曲のセッションも圧倒的に多い)


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そういう事もあり、ショーグンや大瀧さん等の名演奏も含めた伝説のベーシストの長岡さんは凄い人なのだ!


長岡さんと会えて、自分の思いを長岡さんに伝えられて、そう言う意味では今日は大満足の日だったのは間違いない

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角松敏生コンサート2019 札幌 [邦楽]


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遅ればせながら、角松敏生のコンサートの感想を書いて行きたいと思います


前回、角松さんのコンサートに行ったのは2年前の2017年だった


その時も今回も札幌市民ホールで開演前から、外に観客が集まって待っていた


角松さんは自分よりも2歳年下だったんですね。感覚的に同じ年か、若干上なのかと思っていた


角松さんは当時からカッコ付け過ぎなくらいの洒落た人だったから、達郎さんみたく薄毛になったりしたら、かなり見た目も雰囲気も変わり厳しい状態になっただろうな等と思ったりもしたが、顔はやはりかなりしわも出て老けたが、お洒落な雰囲気はキープしていたと思う(角松さんのステージ衣装はカジュアルな達郎さんと違ってスーツだからね)


観客は女性の方が多い感じで達郎さんファンと当然被る世代だと思うが、達郎さんと違うのは若い世代が意外と少ないと思った


ステージが終わった後に「達郎さんのコンサートにも行くのですか?」等と誰かに聞いてみようと思ったが、やっぱりコンサートでは何かのきっかけが無いと他の人には話しかけられないね。


達郎さんの小樽のライヴの時はカフェで横に座っていた女性から時間を聞かれたので、ライヴ終了後にちょっと話しはしたけど、特に女性にはきっかけがないと声掛けはやっぱり出来ないよね


開場になり、今回は最初からグッズ等も購入するつもりもなかったので、そのままコンサート会場へ


前から8列目だったけど端なので左側中心しか見えないような席で、それでもいつものように双眼鏡で角松さんやメンバーの楽器演奏を観ている事が多かった


観客の入りは8割くらいだったのかな、満席ではなかったね


自分はやはり踊ったり身体を横に振る事など殆どないので、本当に聴くのと観る事が中心で自分はコンサートを楽しんでいるのだなぁと改めて思った

 

通常の3リズムにギター、コーラス、そして5管のホーン編成でのバンド。


先ず、やはりホーンがあると音に厚みが出る。バリトンをメインにしたサックス兼フルート奏者とトロンボーンは女性だった。トロンボーンの女性奏者は初めて観たし、バリトンを吹く女性プレイヤーも少ないと思う(プロのステージとして)


メンバーは前回のコンサートでも観た、サックスの本田雅人さん、ベースの山内薫さん、ギターの鈴木英俊さん、ドラムの山本真央樹さん、キーボードは森俊之さんだった(前回は小林信吾さんだったのかな?)


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コーラスは吉沢梨絵さん、吉川恭子さんと言う事で、角松さんのツアーメンバーのコーラスって良く変わるのでしょうか?吉沢さんはレコーディングにも参加していたので、詳しくじゃないけど知っていたが、二人共に劇団四季出身だったのですね


ミュージカルは全然分からないし(古いアメリカのなら分かるのもあるけど、自分は女優とかも先ず分からないので)この二人の女性の事は良く知りませんが、吉沢さんはとってもチャーミングだし声量もあるので、角松さんとのデュエットでも、さすが女優だけあって表現力もとても良かったと思う


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角松さんは時々声が出てないのか(歌っていない時もあるようだったので)歌に厚みを増す為に、この二人の女性コーラスは絶対必要だったと思う


ステージはオープニングからスタンディングになり、まぁ~やっぱり周りに従わなければと思い、自分もスタンディングしたのだが、角松さんが「座って下さい」と言ってくれたので立ちっ放しになる事はなかった(あ~良かったw)


まぁ~自分は角松さんのステージ慣れしてないので、戸惑う事はあったな


今回発売されたミニアルバム「東京少年少女」をメインにした構成に、過去の曲を混ぜたステージだったのだが、そのミニアルバムも購入していたし、いつものように事前にセットリストは調べていたので、殆ど知っている曲ばかりだった


それにしても角松さんってMCが多い。結構時間を使って語っていた(歌うのが疲れるので休んでいるのか?本人も冗談でそう言っていたのだが、冗談でもないような気もするなw)


そういう意味では、やはり達郎さんとの違いも感じる


どうしても達郎さんとの比較になってしまうところも多々あるが、角松さんのバックメンバーの演奏はやはり素晴らしいし、ホーンが入っている事で厚みのあるサウンドになっていると思うのだが、達郎さんと違い演奏で引き込まれる部分は余りないように感じた


その「東京少年少女」のアルバム曲のステージでは、地元札幌の高校生達のミュージカル風なダンスパフォーマンスで、また観客はスタンディングになり盛り上がっていたが、ハッキリ言って自分はダンスパフォーマンス何て全然興味ないのでスタンディングもしなかった(やっぱり自分は頑固なくらいのコンサートの独自の楽しみ方があると思っているので)


でも、アンコールもエンディングも当然、拍手はした


「Girl in the Box」の時にメンバーと観客が飛び跳ねるのも知っていたのだが、自分は出来なかったし、アンコールの「Take You to the Sky High」で紙飛行機を飛ばすのも自分はしなかった(ここで、クラッカーを鳴らしたらどうなのだろう?等と思っても見たが、角松さんをはじめシャレが分かる人がいたら面白いのかな?w)


そして印象に残った事は、角松さんが言っていた話で、先ず角松さんの親も介護が必要な事を話していた事、そして音楽は当時の思い出を瞬時に蘇らせてくれると言う事を話していたし、「これから5年間はオリジナルも含めて好きな事をやらせてもらうが、その後は分からない」とハッキリ言っていた事。


いつも思う事だが、自分も観客も、そしてシンガーもやはり同じように年を取っているという事実


オリジナルアルバムも中々売れない世の中だろうし、いくらファンでも、あの時代のサウンドが身体に染み付いているので、極端なサウンドの変更ははやはり多くのファンも受け入れらないのも事実としてあるだろう(自分も勿論その一人だが、昔からのファンの自分と同世代の年代の者達にとって)


達郎さんをはじめ、未だビッグネームは今でも多くの観客を集めてコンサートも出来るが、アルバムが売れるという事になれば、本当にそれらのビッグネームの中でも限られた者だけだろう


永遠なんて本当に無い、いつか終わりがあり、シンガーもミュージシャンもアーティストも、そして自分達も終わり方を考えるような年代にこれからなって行くのは当たり前のこと


自分は音楽に対して独自の思いと接し方があるので、どんなにファンであろうが、全てに共感してその支持するシンガー、ミュージシャンに何が何でも着いて行こうとは思わないが、自分が共感するもの楽しめる事はこれからもして行きたいと思っている


最後に角松さんが深々と頭を下げて観客にお礼を伝えていた気持ちは良く分かる


達郎さんの時もそうだし、多くのアーティストはそうだと思うが、やはり彼らも、いつかコンサートが出来なくなる、ステージに立てなくなると言う思いはあるだろう


だから、こうやってステージに立てた事と、コンサートに来てくれた観客に心からの感謝を伝えたい素直な気持ちになって当然だと思う


音楽を楽しむ事がやはりメインなのだが、自分は近年のコンサートはやはり色んな意味で若い時と違い、人生を意識するところもあったりして、本当に歳を取った事を実感するコンサートの味わい方になっている


次回はベニー・ゴルソンと大野雄二のコンサート。そのあとはビル・エヴァンスのドキュメンタリー映画とエルトン・ジョンの映画「ロケットマン」を観に行く予定だ















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村八分 [邦楽]


前に上原ユカリ裕さんのところで書いていた事がある、村八分のCDを今回購入した。


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自分は苦手なジャンルとしてパンクはダメと言っていたように、パンクのアルバムは1枚も持っていなかったのだけど、ここに来て村八分のアルバムを買ったのは、自分は彼等をパンクバンドなんて思ってもいなかったし、純粋にあの時代のアンダーグラウンドなハードロックとして捉えていたから、彼等を改めて知りたくて購入した


当然、上原ユカリ裕さんが関係していたからなのは確かなことなんだけど、ユカリさんのドラムの凄さも知りたいし、聴きたいと思っていたからだ。


ユカリさんが演奏しているアルバムは「くたびれて」と「ぶっつぶせ!!」なんだけど、その二枚と、今回は「三田祭の72年のライブ」のCDも改めて出る事になったので、そのデラックス・エディション盤を購入した。


前にユカリさんの演奏をユーチューブで聴いていたと書いていたのだけど、「ぶっつぶせ!!」の中の、「姫狩り(鼻からちょうちんのベースヴァージョン)」の演奏は、ユカリさんが未だ16~17歳だったとは思えないほど、本当にビートが力強くてリズムがブレることなく、フィルインもとってもカッコいい!!!


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ぶっつぶせ!!.jpg

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ユカリさんは高校生でもうプロになっていたみたいで、伊藤銀次さんと知り合った後に京都の地元のゴーゴー喫茶で演奏していて柴田和志(チャー坊)さんから声をかけられて村八分に参加したみたいだけど、


それにしても自分としては伊藤銀次さんと柴田さんとでは かなり人格的にも違っていたような気もするけど、この時代のロックはGSからの流れの過渡期でもあり、ビートルズではない、もう一方のストーンズの流れを汲んだハードロックの流れの中で出来たバンドは結構不良バンドの荒れたバンドも多かったと思う。


メジャーになったバンド以外は(実際はメジャーになったらマネージメント上しっかり管理されていたと思うけど)この時代はどのバンドもやはり不良のカッコ良さと、世の中が安定した世の中にもなりつつも、いつの時代でもそうだと思うが、やはり若者として世の中に不満を持っていたので何かにあたりたくて、自由に生きたいと言う発想のもとで世の中の秩序に反抗するアナーキーな思想を持って音楽をしていたバンドもアンダーグラウンドでは結構あったのだと思う(まぁ~そもそもロックはそう言う思想で始まったものだと思うけど)


時代はハードロックからフォークの時代でもあった訳なのだが、共に若者が発するメッセージを音楽であらわそうとしていた時代だと思うけど、静と動の両極端のジャンルの音楽で若者に支持された。


自分は不良にもなれなかった(別になる必要はないと思うが)普通の学生だったけど、やはり不良っぽいものにあこがれるって言うのはいつの時代でもあると思うし、自分を誇示したいし不良っぽい方が女の子にもモテたので、その中でも自己表現として音楽に向いて行った者がいたのは当たり前のこと


自分の時代の時もみんなフォークギターを買って拓郎や陽水のコピーしていたのが多かったから、そう言う意味ではロック系だとやはりバンドを組んでドラムやベースも必要になるので、ギター一本で音楽が出来るフォークの方が音楽をし易かった


この70年代初期は本当にロックとフォークで色んなアーティストやバンドが出て来た時代


未だ、自分が中学生でミュージックライフで村八分を見た時は凄く怖くて、おどろおどろしいバンドに思えた(実際もそうだったと思うけど)


海外の当時のロックバンドはもうメジャーばかりのバンドしかミュージックライフ等の雑誌には載っていなかったので(海外のアンダーグラウンドのバンドを余り知る機会が無かった)逆に日本にこんな怖そうな危なそうなバンドがあるのか!?と思っていたくらいだった


改めて山口富士夫の村八分の頃の画像とを見ると、マイケル・ジャクソンの「スリラー」みたいなガイコツ顔をしているので今見てもかなり怖い!


「これは普通じゃないな」「危ないこと相当やっていそうだ!」って、雰囲気をチャー坊からも山口富士夫からも感じ取れる


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まぁ~彼等の当時の話を現在ネットで見てもチャー坊もかなり独自の世界で生きて来た人だと思うし、かなり破天荒な生き方をメンバーはして来たのだろうと容易に想像がつく


ユカリさんも高校生の時から相当な経験をして来ているのじゃないのかな?シュガーベイブ時代のユカリさんの画像を見るとアフロヘアーだし何かジョー山中に似ている感じ


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この辺のロッカー達はあの裕也さん、先に述べたジョーさん、そして鮎川さんとか 生粋のロッカー達とも繋がっているので、ここのブログで自分が書いたようにユカリさんがシュガーベイブに参加していた事が自分は異質に感じた事もあるけど、この時代の日本の音楽はジャンルが違ったにせよ、洋楽の影響を受けた色んな音楽が色々出て来た時代に一緒に時代を生きて来て、そして現在も活動を続けているミュージシャン達で同じ時代に活動して来た仲間達と言う事でみんな通じ合える部分はあると思う


自分としてはコアなロックファン、村八分ファンを差しおえて村八分の事を偉そうに音楽を語れないので、自分の主観を中心に語らせてもらっているが、


彼等は音楽的には魂からロックしていると思うし、演奏も山口さんのギターを中心に演奏はしっかりしていると思う


ただやはり録音状態も余り良くない音源の中でチャー坊の歌の歌詞は分かりにくいところもかなりあるが、結局このバンドは過激な歌詞で、ある意味自分達の破天荒な部分も出したかったと思うし、ロックは歌詞なんて大した重要じゃなく歌い方やアクションで気持ちをいかに表現する事の方が大事な事だったのだと思う


それが全てカッコ良さに繋がったのだろうと思う


チャー坊を筆頭としてメンバーもかなり亡くなっているので、本当に伝説のバンドになってしまった


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伊藤広規さん [邦楽]


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伊藤広規さんのベースセミナーに行って来ました!


勿論、見学者としてw


事前にベースが弾けない人でも見学可能なんですか?と、店に確認していて、それでもOKだったので行って来ました。


先ず、自分としてはやはり楽器が出来ないのは非常に残念と言う思いをしたのが正直な気持ちだった。


ベースセミナーの受講生としては7名だけで、自分の横に座って会話もした人はドラマーの人だった(もう一人のその方の知り合いの人もドラマーだったので、ドラマーが二人いた)


店のカウンターにいた人は、楽器が出来るかどうか分からなかったが、やはり見学の人だったと思う。


という事で、やはり楽器の話と音楽用語を使った話をされると自分にとっては非常に厳しかったのだが、広規さんの話では楽器をする人にとってはやはりグルーヴが大事という事を話していて、身体で覚える事、そして日常生活でも常にリズムを意識している事(楽器を弾いていなくても)が大事と話していました。


自分が見る限り、聴く限りでも、素人目に見ても広規さんが受講生にそんなに高度な事は教えて演奏していなかったのだが、ずーっと同じリズムをキープさせる事をやはり基本的な事として教えていたと思う


受講生の方達は初心者ではなくみんな演奏経験のある方達ばかりだったと思うが、それでも基本が大事、グルーヴ感を身体で覚える事が大事と言うを教えていた中で、達郎さんの曲を例にした弾き方で教えていたのだが、達郎さんの「Blow」の16分音符の弾き方をみんなでやっていたが、ずーっと同じリズムでこの曲のベースを弾くことがいかに大変なのか自分も分かったし、やはり練習が凄く大事なんだなぁ~と思った。


広規さんが、このリズムをずーっと弾き続ける時、「上手く誤魔化しながら弾く方法が分かりました!」と達郎さんに伝えたら、「それは良かったな」と、言われたエピソードを話してましたが、


やはりプロだから、練習と経験により同じリズムを狂いなくキープして演奏出来るのだし、疲れる事がありながらでも上手くそれを乗り越えていくコツも覚えて来たのだと、自分も分かった。


こう言う話を聴くと楽器が出来ない自分でも凄くためになったし、元々ベースの音が好きだった自分も余計にベースに耳を傾けて聴けるようになれると思う。


それで話は最初に戻すが、先ず、先週まであの達郎さんの横でベースを弾いていた広規さんなのに、そんなミーハーな雰囲気で接していた人は一人もいなかった。


達郎さんのファンクラブに入っている達郎さんのファンの方もいたが、その方もベースの受講生として、広規さんに前にも会っている人だったし、殆どの人は広規さんに一度会っている方ばかり見たいで、あくまでもベースのセミナーを受けに来たと言う立場で、達郎さんファンだからって感じのミーハーな人はいなかった。


先に話した横に座ったドラマーの人とは話も結構出来て、「自分は楽器も出来ないのだがスタジオミュージシャンが好きで、ここに来てみたのだけど、何か場違いのような気がして」と話したら、その方とはドラマーの話もしたりしていたので「いやいや、音楽色々と聴かれているみたいで、ミュージシャンに詳しいですし、そんな事ないですよ」と言ってくれて、気が休まり、セミナー後の懇親会までも参加させてもらった。


懇親会の時は「自分は楽器が出来ないのですが」と前置きした上で、広規さんとも質問等もさせてもらいましたし、先ほど言った達郎さんのファンクラブの方とも、ドラマーの方とも自分と同世代だったので(自分の1~2歳下の方)札幌で昔ジャズのコンサートに行った話で盛り上がって、流石にそう言う話では自分も大いに通じ合えるので楽しく話をさせてもらった(笑)


広規さんに、「自分としては聴く限り、余り他のミュージシャンから影響を受けた感じはしないですが、どなたか影響を受けたミュージシャンはいますか?」と、質問したら、「ジャコ・パストリアス、アンソニー・ジャクソン、トニー・レヴィン」と言っていた(全部自分が観た事ある人ばかりじゃないの!)


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そしてベースだけじゃなく好きなドラマーとして、ジョン・ボーナム(ここにいる人はみんなボンゾと呼んでいた、それは自分としても良く分かる(笑))、キース・ムーン、テリー・ボジオ と言っていました。


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やっぱり広規さんは達郎さんと違いハードロック系の人が好きな人が多いんだなと思ったし、前に話した難波さんのようにモダンジャズ系の人の名前は出て来なかったなぁ~と思った。


先に述べたドラマーの人は青山純さんからも教わっていた人みたいで、その人も言っていたが、やはり青山さんはモダンジャズ系のセッションはした事が無いと言っていたし、広規さんも純粋なモダンジャズ系のセッションには参加したことが無いと言っていたので(ウッドベースは練習ではあるけど、セッションでは弾いたことが無いと言っていた)広規さんもやはりフュージョン系、ロック系のミュージシャンから影響を受けたんだと思った。


自分はやはりミーハー的な質問も広規さんにして、「達郎さんの家に行ったことがあるんですか?6万枚のレコードはちゃんと整理されているのですか?」と聞いたら、「前に住んでいたところの小屋に、ちゃんとジャンル分けして人に頼んで整理している」と言っていました


自分としてはこのように興味深いところを広規さんに聞けて、やはり来た甲斐があったなぁ~って思いました(笑)


自分が広規さんからサインをもらう時「先日小樽のライブに行って、その時、広規さんに、「よっ!ジェームス・ジェマーソン」と叫びたかったんですよ」と言ったら、「おっ、そうだったんだ!」と言ってくれました(笑)


まぁ~大スターの達郎さんに近付く事は無理だけど、先週と今週で、あの達郎さんの両サイドにいた二人に身近でお会いしてお話が出来るなんて、夢のような一時を過ごさせてもらいました。


達郎さんファンの方と帰る方向が一緒だったので地下鉄に一緒に乗って途中まで帰って来ましたが、その方は言ってましたが、「やはりスタジオ・ミュージシャン等のミュージシャンは、ロック系のスターと違って、凄く身近に感じて気さくで気取ることなく、しっかり楽器や音楽を教えてくれる、そんな人が多い」と言ってました。


その方に今年の達郎さんの札幌公演の日時も聞いているので、「またお会い出来たら良いですね!」と言って別れました。


自分としてはやはり楽器が出来る方達でしたし、同世代で音楽談義が出来る人がやはりいたので凄く楽しかった。


最後に、広規さんは「ジャコはやっぱりジョニ・ミッチェルのバックで演奏している時が一番凄かった!特にアルバム「シャドウズ・アンド・ライト」の演奏は素晴らしい」と言っていたので、自分としても前から同じくそう思っていたし、広規さんの意見に「全くもって異論なし!」と思うので、これからじっくり又そのアルバムを聴いて寝ようと思う


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次回は達郎さんのツアーが終わった11月頃に又札幌の同じ場所でセミナーを開くみたいで、ドラマーの人からも「又、その時お会いしましょう!」と言って頂いたので、また次回も行って見ようかな と思っている



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達郎さん 小樽ゴールドストーン ライヴ [邦楽]


行って来ました!達郎さんのライヴ〓[ムード]


まず、一言[exclamation]


とにかく疲れた[もうやだ~(悲しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]


さすがに三時間立ちっぱなしは辛いわ[がく~(落胆した顔)]


前に話したようにパープルの時も立ちっぱなしだったけど、三時間も立ちっぱなしじゃなかったからね。


まぁそれでも達郎さんも言っていたように、40倍の確率で当たってチケットが取れたのだから、良かったとしか言いようがないけど、本音としてはやっぱり座って観たかったな


次回のライヴの申し込みは通常のコンサートと余り変わらない内容のステージ(セットリスト)だったら行くかどうか考えるけど、やっぱり今回のライヴでやった曲(ライヴしか聴けなかった曲)が半端なく良かったので、選曲の為に三時間我慢するか、やっぱり体力の事で諦めるかで非常に考える


今回のライヴは二百人ちょっとの入場者だったみたいで、やはり通常のコンサートの時ほど人は並んでなかったし、自分も含めて、みなどこか得意げな顔をしていた感じに見えた(そりゃ~40倍の難関を乗り越えて入場出来たのだからね。自分達は特別だ!みたいにね(笑))


開場二時間前にライヴハウスに着いたので、同じところにある小樽ゴールドストーンのレストランでソフトドリンクを飲んで時間をつぶしたのだが、お店にいた客や後からお店に入って来た客もほぼ全員、達郎さんのライヴを観に来た客だった。


今回のライヴでは立ち見でも、一応エリアと整理番号が決まっていて、自分は立ち見の前から2~3列目だったのだが、恒例の本人確認チェックをして入場して、直ぐにライヴ限定のTシャツを購入してライヴ会場の中に入ったのだが、その時は立ち見の4~5列目になっていた[ふらふら]


でも壁側だったので、もたれて観る事が出来て本当に良かった!(ある意味、どうせ前が観にくかったのだから、壁際で良かったよ)


立ち見の後ろの人や壁にもよしかかれない人は本当に辛かったと思うよ(中高年の人は)


まず最初のシュガーベイブ時代のライヴ演奏のフィルムは貴重だった[exclamation] 特に上原ゆかり裕さんのドラムを叩いているシーンは自分としては感動ものだった[exclamation][exclamation][exclamation]


セットリストを書いてももう問題ないと思うが、前に書いたように自分はメモを取っている訳でもないし、よく覚えてないのでセットリストは書けないが、先に言ったように今回のライブならではの洋楽3曲はもう言う事なし!って言うくらい感激した。


自分は東京と大阪のライブのセットリストを事前に見ていたので(自分は出来れば事前にセットリストを見てコンサートに行く派なので)


この辺の曲はやるだろうと思っていたのだが、やっぱり「What's Going On」は凄く良かったね[るんるん]


思わず周りに聞こえないように口ずさんでしまった。


やっぱり達郎さんのソウルのカバーはとっても良いね[exclamation]曲が始まった時、ダニー・ハザウェイの「ライヴ」のように「What's Going On」と叫びたかったし、前の方の指定席にいたら伊藤広規さんに向かって「よっ!ジェームス・ジェマーソン[exclamation][るんるん]」って叫びたいくらいだったよ(笑)


名曲中の名曲、ある意味、今回のライヴで自分は一番聴きたかった、達郎さんが歌う事を一番期待していた曲だったかも知れない


あとは「Smoke Gets in Your Eyes(煙が目にしみる)」の時も「ジェローム・カーン 最高!」って叫びたかったな(きっと達郎さんなら、そう聞いたら喜んでくれると思うけど、とてもそんな勇気は自分はないので出来ませんw)


この曲は最初ジェローム・カーンの未亡人が、プラターズが歌う時に大反対したいわく付きの曲なのだが、やはりポップスのヒット曲としてよりも大スタンダードナンバーの名曲中の名曲


達郎さんもスタンダードを歌えなくなったら(声が出なくなったら)、もう引退すると言っていたが、やはり年を取るとシンガーはスタンダードを歌いたくなるのが自然だと思う


それともう1曲 「Since I Fell for You」 これも素晴らしかったね


ラスカルズからジャズメンまで取り上げる大スタンダード これも「バディ・ジョンソン 素晴らしい!」と叫びたくなる大名曲[exclamation][るんるん]


結局、自分は達郎さんのライヴでは洋楽のカバーが一番良かったのだなぁ と思った。


普段聴けない達郎さんの洋楽カバーは格別だ


それも有名曲じゃない(スタンダード好きなら誰でも知っている曲だが)渋いところのカバーが自分の感性を揺さぶる


自分は何も他の人と違った嗜好を意識してしている訳ではない、やはり自分は本当に洋楽が好きだし、達郎さん自身も何度も自らの事を言っているように達郎さん自体が洋楽オタクだから、その達郎さんが洋楽のカバーをするのはとっても意味がある事だと自分は思っている


だから、自分は「硝子の少年」の時、観客は盛り上がっていたけど、自分は形式的に拍手をしただけだったw


でも勿論、達郎さん自身の素晴らしい曲に感動した


「夏への扉」と「いつか(Someday)」は凄く良かった!!!


「夏への扉」の難波さんの歌は決して上手くは無いのだけど、とっても味があって凄く良かったし、「いつか」を聴いた時は、達郎さんの「Ride on Time」のアルバムを最初に視聴して購入した時に、一発目のこの曲に凄く感動したことが蘇って来て目頭が熱くなった やっぱり美奈子さんのコーラスが本当に素晴らしいと思う


出来る事なら 本当にいつかこの曲を美奈子さんのコーラスをバックにして達郎さんが歌うのを聴いてみたい(もう絶対涙涙の状態になると思う)


あとは通常のコンサートの時の形式のアカペラ曲とかやったが、流石にクラッカー「パーン」曲はやらなかったけど、最後にクラッカー鳴らしていた奴がいたなw


コンサートツアーは又、今年もやるみたいだし、札幌は例のhitaruでやると達郎さんは言っていた。


勿論、絶対行くつもりだ!40倍の確率のチケットを手に入れられて、通常のコンサートチケットが手に入らないなんて事になったらシャレにならん!w


ライブは・・・自分もまた歳を取る中で立ち見3時間はきついが、達郎さんには有名曲でも良いからフィリー系のカバーをしてもらいたいなぁ~ そうしたら立ち見3時間でも我慢出来るw


「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」は鈴木雅之に怒られそうだから、しないかなw


スタイリスティックスかスピナーズの曲のカバーなんてして欲しいね(「You Make Me Feel Brand New」以外で)


さすがに達郎さんがコレクターして来たフィリーソウルのレアな曲なんて絶対取り上げないと思うけどw


そしてライヴが終わって帰る時に、自分が預かったデジカメの番号札が無くなり待たされちゃって、帰りが遅くなり結果的には終電に乗る羽目になってしまった。


恐らく達郎さんのライヴを見て最終電車で帰ったのは自分だけだったはず(駅の待合室に誰もいなかったものw)


しかし!しかしだ!良い事があったのだ!


ライヴ中に難波さんのセンスオブワンダーの時のアルバムを差し出した観客がいて、その人に達郎さんが「後からサインもらいなさいよ」と言っていたので、難波さんがホールに出て来ていたのだった。


サインをしてもらっていた人は難波さんにプレゼントを渡したりしていて、難波さんと記念写真も撮っていたのだが、その時、自分は難波さんに「難波さん、ラムゼイ・ルイスの影響受けてませんか?」って聞いたら、「そうだ!」と、しっかり答えてくれて、コンサートツアーのソロの時に「スティーヴィーが書いた曲のラムゼイの曲のフレーズ、ちょっと演奏してましたよね?」って言ったら、「そうそう、Spring High ねっ!」って言ってくれた


嬉しかったねぇ~、自分はそのソロの事をしっかり覚えていたので、まさか難波さん本人に確認出来るとは思わなかった!


それで自分も 難波さんと記念写真を撮ってもらって!「そうる透さんは元気ですか?」って聞いたら、「元気だよ」と言って、「何か病気だとか聞いた?」って逆に聞かれちゃったw


そしてライブの時、難波さんが今度ギタリストに土屋昌巳さんが参加すると言っていたので、「土屋さんはりりィのバイバイセッション・バンドにいましたよね」って自分が言ったら、「そうそう、よく知っているねぇ~」って言われたので、「自分はスタジオミュージシャン大好きなんですよ」って言って、難波さんに褒められました(笑)


自分は自慢じゃないが、プロのミュージシャンに「良く知っているねぇ~」って褒められた事が3度ある


ひとりは前田憲男さんからジャズクラブで、やたらスタンダードをリクエストして、渋いところばかり前田さんの演奏で取り上げてもらって、あとから記念写真を前田さんと一緒に撮った時に「自分のリクエストした曲を沢山取り上げてもらい、ありがとうございました」って前田さんに言ったら、「あれは君だったのか!よく知ってるねぇ~」と言われたこと


あとはトランぺッターの数原晋さんに会った時にスタジオミュージシャンの話をしたら、その時も「君は良く知っているね~」と言われたのと 今回の難波さんで3度目でしたw


そう言えばベーシストの伊藤広規さんが札幌のライヴで演奏するのと、音楽講座を開くのとで近日中に札幌に来るみたいなので、行けたら行って見ようかと思っている


その時、広規さんと今度はベーシストの話をしたいなぁ~と思っているw


しかし、二週間後のチック・コリアもあるし、ライヴが続きそうだな・・・十分検討しないと金が・・・


山下達郎 小樽ライヴ.jpg

難波弘之.jpg

伊藤広規.jpg





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上原ユカリ裕さん [邦楽]


何か乗って来たって気分で、書いてます


日本人の好きなドラマーもいっぱいいる 


自分としてはやはりセッション系の人ばかりになるのだが、山木秀夫さんは一度も生で観たこと無いけど、凄いドラマーだと思う。

山木秀夫.jpeg


ポンタさんは一度エポのコンサートのバックで観てる。ポンタさんは日本の音楽業界、スタジオ業界を引っ張って来た人だけど、素人目から見ても堅実なリズムをキープ出来る、もちろんテクニシャンなドラマーだと思うけど、余り華があるようなドラマーとは思えない。


ポンタさんは勿論スタジオミュージシャンとして何でも無難に叩けるドラマーなんだけど、例えば、スティーヴ・ガッドがディスコ系で一定のビートを同じように正確に叩けるのも、フュージョン系でどんなリズムも正確に叩けるのも、やはりガッドのテクニックが凄いのは分かる。


でもガッドが4ビートをやるとなんか無難と言うか、正確すぎて4ビートのノリのグルーヴ感って余り感じなくて面白くない。ポンタさんもジャズはそう言うところがあると思うし、やはりガッドと同じくポップ系やフュージョン系に強いドラマーだったのだと思う(だからと言ってガッドと同じような感じで語れるドラマーではないと思うが・・・)

村上ポンタ秀一.jpg


その点、今は亡き青山純さんはロック系出身のドラマーだけあって、先ずモダン系ジャズの演奏は殆どしたことがなかったのだと思うけど、ビートの力強さと正確さ、そしておかずの入れ方、ハッキリ言ってやっぱり達郎さんの現在のバックドラマーの小笠原さんよりも青山さんの方が迫力はあったと思う。


まぁ~青山さんが偉大過ぎたので、青山さんと比較したら小笠原さんが気の毒だと思うけどね

青山純.jpg


あとは日本のスタジオドラマーのパイオニア的存在だった石川昌さんを筆頭に、渡嘉敷祐一さんとか、島村英二さん、江口信夫さん、そして70年代、ポンタさんとスタジオセッションの仕事を二分してきた林立夫さん、ちょっとその辺りのグループには入れにくいが、初期はジャズやロック系セッションも多かった つのだ☆ひろさんとか

石川昌.jpg

渡嘉敷祐一.jpg

島村英二.jpg

江口信夫.jpg

林立夫.jpg

つのだ☆ひろ.jpg

そしてグループ系出身だった、高橋幸宏さんとか神保彰さん、岡本郭男さん、最近の人は殆ど知らないけど、その中でも玉田豊夢さん、他にもいっぱいいると思うが、その辺りが頭に浮かんでくる。

高橋幸宏.jpg

神保彰.jpeg

岡本郭男.jpg

玉田豊夢.jpeg


その中でもやはり達郎さんと結びつきが強かったドラマーの上原ユカリ裕さん


上原さんは大瀧さんにも重宝がられて大瀧さんのレコーディングにも必ず参加していた人だ。


その上原さんなのだが、その上原さんが忙しいくらい活躍していた時代じゃなく、かなり後に自分が知ったのだったが、


なんと!上原さんは、あの伝説的なロックバンドの村八分のドラマーだった!ということを知ってびっくりした。

上原裕.jpg

村八分.jpg


自分は勿論、当時から村八分の事は知っていたが、日本のロックだったし、いかにもアンダーグラウンド風で危なさそうで、外道とかと同じくレコードを聴くようなことはなかったのだが(村八分のファンは外道と一緒にしたら怒ると思うがw)


上原さんがシュガーベイブに参加していたことを思うと、余りにもかけ離れた経歴と言う感じがして、自分としては最初は理解出来なかったほどだった


村八分とシュガーベイブは正に180度違う音楽だと思っていたし、現に村八分の山口冨士夫だったか青木真一に、上原さんがシュガーベイブに行ってしまったことを非難されていたはず。


でも達郎さんは音楽性はシュガーベイブとかなり違っていても、村八分の事は当時も今も理解していたと思う。


AC/DCもフリージャズも聴く達郎さんなら、ハードなものや当時のアンダーグラウンド的なアナーキーな音楽、アバンギャルドなものまでも理解していたはず。


前に音楽チャットで山口富士夫つながりで裸のラリーズを聴かせてもらったことがある。関西の人でロック系が大好きな音楽好きな人だったが、とても興味深かった。


当時のロックの創成期に(それもハード系)、GSの流れからこのようにハードなノイジーな音楽としてアンダーグラウンドに流れて行って生まれて来た音楽として、音楽史を考えても十分自分としても理解出来る。


ユーチューブで上原さんが村八分で叩いていた演奏を聴いたことがあるが、リズムの正確さのタイム感、ビートの力強さを聴いて、とても荒れたロックバンドのドラマーとは思えないほどのテクニックの持ち主だったと分かる


上原さんはやはり当時から関西ではものすごいテクニックのドラマーとして有名だったそうで、大瀧さんに認められたのも良く分かる。


70年代初期及び70年代になる前はジャズ系出身のスタジオドラマーが殆どだったと思うが、70年代に入ってからポンタさんとか上原さんのようにロック、フォーク系のバックで演奏していたドラマーでもテクニックがあれば十分スタジオミュージシャンになれた時代がやってきて、青山さんに繋がって行ったんだと思う。


上原さんはシュガーベイブのあと、スタジオの仕事も多かったが沢田研二のバックでも演奏していたが、村八分の名残もあったせいか、かなり派手なビジュアル系の化粧や衣装だった記憶もある。


先にも言っていたように達郎さんのレコーディングでの「ソリッド・スライダー」「レッツ・ダンス・ベイビー」「ボンバー」「ファンキー・フラッシン」などの名曲が上原さんの名演によって生まれたと言っても過言ではない。




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