約1年振りのサンソンの今回のスィートソウル特集、やはり凄く聴き応えがあったね

達郎さんは洋楽邦楽問わず、大きく分けてポップ、ロック、ソウル、ジャズと、それらのジャンルを細かく分けたものでもオールジャンルで音楽を聴いて来ている人だけど、その中でもサンソンでかけるのはソウルの比率がやっぱり高いと思うので、達郎さんはソウルが大好きな人でソウル専門の評論家に匹敵するくらいソウルの造詣が深い人だと思っている

そして達郎さんはコレクターでもあるから、シングルオンリーの貴重なソウルのディスクも保有している人なので、サンソンでしか聴けないような貴重な音源を聴かせてくれるのでソウルマニアにもたまらない番組だ

それにしても本当にサンソンで達郎さんにリクエストに応えてもらうのは至難の業だ

土岐英史さん追悼特集の時も、土岐英史カルテットのアルバム「Toki」、松岡直也さんとの共同アルバム「Pacific Jam」、そして土岐さんとサンバフレンズ名義の「Brasil」と、各アルバムからメールで1曲づつリクエストしていたのだけどリクエストに応えてもらえなかった






ジャズの特集だったからリクエストの競争率は通常に比べてそんなに高くないだろうと思っていたので、リクエストに応じてもらったり、アルバムからの自分のリクエスト曲と番組でかかった曲とは違っていたけど、番組では取り上げてくれるのじゃないかな?って思っていたけど甘かったw

それにしても土岐さんのジャズに関してのリスナーのハガキも番組で読まれてなかったし、達郎さんってたまには取り上げたとしても、やっぱりあまりマニアックな投稿のハガキは中々読まないよね

まぁ~音楽関連のハガキは一般の世間話の内容のハガキからみたら取り上げられてるのは少ないものね

まぁ読まれる事が一番の目的でサンソンを聴いている訳じゃないし、過去からもそしてここでも改めて言っているように自分の感性に響くような良い曲を、そして認知度が格段に低いマニアックな曲等を聴かせてもらう為にサンソンを聴いているのだから、こんな音楽好きな達郎ファン、サンソンファンもいるって事を達郎さんに分かってもらえれば良いと思って(達郎さんは一応全部のハガキに目を通していると言っているから)リクエストをしているつもりです

ハガキだけの受付だったら毎回ハガキを出すような事はしないつもりでいたけど、メールでも受け付けてくれるようになっているから特集によっては出してみようと思ってリクエストしている

達郎さんの言うようにとんでもない数のリクエストはがきが届いていると思うので、よっぽど達郎さんの目に付くような内容のものじゃないと軽く流し読みのものばかりだと思うよ

と言う事で、やはり今回のスィートソウル特集も凄く良かったね

達郎さんは真のソウルマニアも唸るほどのソウルマニアだけど、達郎さんは何か人前では踊った事がないみたいで、自分と一緒にしては何ですが、自分も過去に書いたようにディスコで踊った事がない男なんだけど、当時から内心では「ディスコ通いのディスコ好きやアフロヘアーのその辺のダンサーよりも俺はソウルを知ってるぞ~(その当時よりも今はもっと奥深くなっているから、その思いは尚更強くなっているけど)」って自分も思っていたので、その点は全く達郎さんと一緒の気持ちを持っていたのだと思う

それでも自分が達郎さんから教えてもらいたいような事をたくさん知っているもの凄いソウルマニアの人が世の中にいるのもちゃんと分かってます

で、まずは1発目のコンチネンタル・フォーの「Day By Day (Every Minute of the Hour)」から、いつものように語っちゃいます

やはり昨年のサンソンのスィートソウル特集で取り上げていたコンチネンタル・フォーの時、自分はその時もブログに書いていたのだけど、その後に彼等のアルバム「Dream World」もCDで購入していたので「Day By Day (Every Minute of the Hour)」の曲は持っていたし、彼等のベスト盤的なコンピのCD「Battle of the Bands - Round Two」でも持っていたので、自分は彼等の全曲の内シングル盤オンリーのB面曲も含めた2曲のみ持っていないと言う事になる





ボビー・マーティンとユージン・レモン(自分はこの人は詳しく知らない人だが、自分の持っているアーティストではブラック・アイヴォリー、エース・スペクトラム、カレス等に曲を提供していた人)が作ったナンバーで、シグマ録音のフィリーナンバーだ

自分的にはアール・ヤングのドラムの音が通常のフィリーサウンドとちょっと違った感じもするので、ストリングスはフィリーらしいが洗練されたフィリーサウンドとは違う感じがする曲だ

お次はホワットノウツの「I Wasn't There」




ホワットノウツは70年代のオリジナルアルバム3枚は持っているのだけど、この曲はシングルオンリー曲だったので持っていなかった

ジョージ・カーの作品でミディアムなソウルナンバー、アレンジは50年代後半からポップやソウル系のアレンジで活躍して来て、やはりモーメンツ、シルヴィア・ロビンソンのアレンジもして来たバート・キーズ

ホワットノウツはやはりジョージ・カーやシルビア・ロビンソンの曲を多く取り上げてやっているので、スィートなソウルナンバーが多い

彼等のアルバムでは1stの「Introducing the Whatnauts」からは「I Just Can't Lose Your Love」、「She's Gone to Another」、2ndの「Reaching for the Stars」からは「Alibis and Lies」、シルビア・ロビンソンのナンバーでモーメンツも取り上げている「My Thing」、3rdの「Whatnauts on the Rocks」からは「You Forget Too Easy」、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのカバーで「Ooo Baby Baby」

これらの曲はスィートソウルの王道と言っても良いようなナンバーだ






サンソンで取り上げた「I Wasn't There」は彼等のベスト盤の「Best of the Whatnauts」に入っているので手に入れたいと思っている





3曲目のディファレント・シェーズ・オブ・ブラウンの「When the Hurt Is Put Back on You」はモータウンのオムニバスの「Soul Galaxy - In the Magic of Motown」のCDで持っていた





古くからデトロイトで活動して、その繋がりでモータウンのアーティストにも曲を提供する事が多かったクレイ・マックレイとデヴィッド・ジョーンズ、ウェイド・ブラウンが書いた曲でアレンジはポール・ライザーのとってもスィートなソウルナンバー

彼等はシングルしか出してなく、達郎さんが言っていたように2006年にシングルの寄せ集めの「Have a Heart」と言うCDが出ているみたいで手に入れたいと思っている





それと達郎さんが番組でカデットレーベルから出ていたShades of Brownの事を言っていたが、自分はカデットレーベルのShades of BrownのCDは持っているので、聴いてみても明らかにソウルファンクバンドのサウンドなのでコーラスグループのサウンドとは全然違う




この辺の事はやはりソウルマニアの人が上記の「Have a Heart」のCDや7インチシングルを保有している人達が詳しく書いていて75年に「When You're Next to Me」のシングルを出していたThe Lovemakersと一緒みたいです




4曲目のテディ・ペンダーグラスの「You're My Latest, My Greatest Inspiration」は「It's Time for Love」のアルバムを持っているので持っているが、ギャンブル&ハフが作ったスローラヴバラードの名曲ですね

熱唱型のテディのヴォーカルはこの曲では語りかけるように歌っている(後半は熱唱しているけど)





5曲目のチョーゼン・フューは持ってない レアグルーヴ関連の本でも取り上げられていたりもしていたので知っていたのだが、確かに同名のグループがいくつもあるので混乱する

過去に達郎さんがサンソンでかけたチョーゼン・フューの曲でも今回かけたジャマイカ・レゲエ・グループのものもあるし、インスト・ファンクバンドのものもかけていたみたいだし、そして自分はそれらの2つとはまた違う同名グループのニュージャージーの3人組のソウルグループのアルバムも持っている






本当に出身地とかレーベル、グループ形態で分けて説明しないと混乱してしまう

それで今回のサンソンで取り上げていたチョーゼン・フューの「I CAN MAKE YOUR DREAMS COME TRUE」はUKから出したシングルオンリーのB面曲で中々手に入れるのは難しそうだ

曲はUKものでもスィートソウルそのもので、これまた同名バンドがいるUKの8人組のグループのスウィート・センセーションの74年にアメリカでも14位まであがったヒット曲「Sad Sweet Dreamer」を思い出した





共にUKものでもこんなスィートソウルものも出て来るんだ!と、改めて思ってます

ジャマイカレゲエと言う事で自分としては敬遠して来たのだが、こんな感じのソウルものならトロージャンレーベルのアルバムのボックスセットが出ているので買ってみようと思っているが、中身はスィートものもあるがやはりレゲエナンバーもあるみたいだしソウルナンバーのカバーも多いみたい




そして最後は達郎さんも言っていたように、過去にもかけていたガスライトの「I'm Gonna Get You」




ブッチ&ザ・ニューポーツと言うグループ名から変更されたグループみたいだそうで、達郎さんが言っていたように、このグループのメンバーにオリバー・チータムがいた




自分はシングルオンリーのこのグループは「It's Just Like Magic」はオムニバスで持っていたが、サンソンでかかったこの曲は持ってない





「I'm Gonna Get You」も「It's Just Like Magic」も共にやはりとってもスィートなソウルナンバーで良い曲だと思うが、彼等の音源を手に入れるのはオムニバスで意識して探してないと中々手に入れられないだろうな

それで自分はオリバー・チータムのアルバムは持っていて、「The Boss」と言う80年代に入ってからのもので、音もいかにもその時代の音で甘いソウルナンバーもあるが70年代のスィートソウルって感じはしない



 


と言う訳で、来週もスィートソウル特集だそうだ

一応、今回もリクエストしていたのだけど、まぁ~本当に先に書いたように達郎さん独自の選曲でリクエスト曲なんて取り上げないよなぁって感じ

次回も一応ダメ元でリクエストはしてみようと思っているけどね

まぁ思うに、達郎さんは昔なら「こんな音源は俺くらいしか聴いてないし持ってない」と強く思っていたと思うし実際そうだっと思うけど、達郎さんの何気ない本音の声も聞いていると、今はネットでも曲が聴けるし調べられる、そしてCD化にもなっているものが多いから、達郎さん自身も実際は余り面白くないと本音では思っていると思うけどね

実際、そのような発言も本音でちょっと発したりしているからね

だからマニアックな曲をリクエストして来ている人はよっぽど常連でもない限り取り上げないだろうと、自分は思っているんだけどね(だけど自分はニワカなソウルマニアではないと思っているけど(笑))

そんな訳で次回のサンソンも楽しみにしている