まぁ~音楽ネタを書き出すと、あれもこれもとなるので、自分でも何から書いて良いのかまとまらなくなり、一歩踏み出せないでいたが
ここに来て素直に思ったことを書き出して行って見たいと思う。
メジャーな曲もマイナーな曲も色々な音楽を聴いていて思うことは、いくら誰でも知る有名なアーティスト、グループになったとしても良いものは良い と言う事だ。
それは余りにも有名な曲で中には素直に聴き飽きたという評価の曲も自分としてはあるけど、何度聴いてもやはり良い!素晴らしいと言う曲はあると言うこと
自分としては例えばビートルズの場合は「Let It Be」が前者であって、後者は「Hey Jude」になる。
「Hey Jude」の、あの何度もリフレインするコーラスは飽きそうだが、後半の奥でじわ~っと盛り上がるオーケストラアレンジは素晴らしいと思う。ジョージ・マーティン良い仕事してます!(全然、ビートルズのメンバーのこと書いてないけどw)
そんな中で、スティーヴィーとかアースも思い出したように偶に聴くのだが、やはりこの伝説となるアーティスト達は素晴らしい!(勿論、マーヴィンとか場合によってはマイケル・ジャクソンもそうなんだけど)
やはり一世を風靡したアーティストは良いものを残していると思う。それもヒット曲じゃなくて、アルバムの隠れた名曲みたいなもので。
やっぱり才能があるからヒット曲だけじゃない、素晴らしい曲を生み出したのだ と思っている。
スティーヴィーもアースも先ず直球からじゃなく、周りの関連から語って行きたいのだが、
スティーヴィー関連だと、先ずミニー・リパートンから語りたい
それこそ余りにも聴き飽きた「Lovin' You」は置いておいて(正直言ってもう聴く気にもならないw)この曲が入っていた彼女のアルバム「Perfect Angel」からのタイトル曲が 何度聴いても聴き飽きない!素晴らしい曲だ。
このアルバムでスティーヴィーは変名「エル・トロ・ネグロ」で参加しているが、アルバムタイトル曲はスティーヴィーが書いた曲なのだが、スティーヴィーが弾くイントロのエレピからしてこの曲に惹き付けられる。
スティーヴィー独特の変調を含んだメロディ、バックの演奏のワンダーラヴ、オリー・E・ブラウンのドラムなどはかなりワイルドっぽい演奏で、そんなに洗練されたアレンジの曲と言う感じでもないのに、とにかくスティーヴィーの弾くエレピが、この曲のイメージにピッタリだと思う。
ユーチューブでスティーヴィーが当時亡くなったミニーに対してこの曲をトリュビュートして「ソウルトレイン」で歌うのを見たけど、スティーヴィーの歌と共にドン・コーネリアスのしんみりした顔を見ていたら、自分も涙が出て来た。
ミニーのアルバムはロータリー・コネクション(アースと深い繋がりのあるチャールズ・ステップニーのプロデュース)の頃のアルバムは殆ど、そしてソロになってからのアルバムは全部揃えて持っているけど、その中でも、この「Perfect Angel」は自分にとって一番の名曲になっている。(他にチャールズ・ステップニーやレオン・ウェアー関連でも良い曲はあります!)
で、次はアース関連ですが(前記したミニーもアース関連で繋がっている)、エモーションズとかヴァレリー・カーターとかアース関連のアーティストで語りたい人はいっぱいいるが(勿論、スティーヴィーでも)
今回はデニース・ウィリアムスで
デニースもやはりスティーヴィーとは切っても切れない繋がりで、前記したミニーのアルバムにも参加しているアーティスト
スティーヴィーのバックバンド、ワンダーラヴでコーラスを担当していたデニース(ワンダーラヴにミニーも参加していた時期があった)
その頃のデニースはとてもチャーミングだったし、一緒にワンダーラヴに参加していたラニ・グロヴスはもっとチャーミングだったなぁ
それでスティーヴィーの推薦でアースのモーリス・ホワイトに紹介して(チャールズ・ステップニーの繋がりも大いにある)モーリスが管理するカリンバ・プロダクションからデビューすることになったデニースなのだが、デビューアルバムも、その後のアルバムもアースが関わっているアルバムはどれも素晴らしい(後期のトム・ベル、プロデュースのアルバムも良いが)
当時、アースの「Spirit」と言うアルバムを輸入盤で購入したのだが、その時にオマケでデニースの「Free」と、エモーションズの「I Don't Wanna Lose Your Love」とカップリングになったシングル盤が付いてきたのだが、
「Free」は未だ本国ではヒットする前だったが、最初に聴いた時から物凄く良い曲だと思ったし、ずーっと耳から離れられない曲だった。
「Perfect Angel」の曲もそうだったが、当時はフェンダーローズを初めとしたエレピ全盛時代、やはり70年代の音はエレピだ!と言うくらい時代を表した楽器だった。(特にジャズソウル系やAORでは)
この「Free」のイントロのエレピでも一発でノックアウトされた!ジェリー・ピーターズの弾くエレピと、恐らくドラマーのフレッド・ホワイトが叩くヴィヴラフォンが(クレジットが無いので良く分からないが)、この曲を浮揚感のある曲にした一番の要因だと思っている。
そしてアースと言えば!自分はヴァーディン・ホワイトのベースとアル・マッケイのリズムギターだと思っているほど この二人は重要なメンバーだったと思っている(勿論、フィリップのファルセットヴォイスもフェニックスホーンもアースの重要な音だったんですが)
この「Free」でのヴァーディンのベースも素晴らしい!ヴァーディンは余りチョッパーをしないが、この一音一音を大事にした堅実なベースが、このバラード曲を軟弱なバラード曲じゃなく、モロ黒さを出すカッコ良いソウル曲にしたのだと思う。
後、デニースでは次作のアルバム「Song Bird」のアルバムの中の曲で「Baby Baby My Love's All for You」も自分が大好きな曲で、この曲もとにかくヴァーディンのベースが耳に残る。
アフリカのジャングルから出て来たようなワイルドな風貌のヴァーディン!見たまんまの派手なベースアクションも有名な彼だが、アース以外の多くのアーティストのレコーディングにも参加して堅実でテクニシャンなベースも披露して来ているヴァーディンは素晴らしい!
今年、初めてアースのコンサートを観たが、もう黄金メンバーもかなり少なくなったアースを観て、やはりヴァーディンを観た時は感動した。
当時から大ファンだったアースを初めて観て、ヴァーディンを観れただけでも本当に良かったと思う(そりゃ~モーリスもアルも観たかったけど・・・)
そんな訳で、スティーヴィーもアースもちゃんと繋がっているんです!!!
やはり才能がある者同士で元からちゃんと何処かで繋がっているんですね。
スティーヴィーとアースの直球は又改めて気が向いた時に書くとしようw