伊藤広規さんのベースセミナーに行って来ました!


勿論、見学者としてw


事前にベースが弾けない人でも見学可能なんですか?と、店に確認していて、それでもOKだったので行って来ました。


先ず、自分としてはやはり楽器が出来ないのは非常に残念と言う思いをしたのが正直な気持ちだった。


ベースセミナーの受講生としては7名だけで、自分の横に座って会話もした人はドラマーの人だった(もう一人のその方の知り合いの人もドラマーだったので、ドラマーが二人いた)


店のカウンターにいた人は、楽器が出来るかどうか分からなかったが、やはり見学の人だったと思う。


という事で、やはり楽器の話と音楽用語を使った話をされると自分にとっては非常に厳しかったのだが、広規さんの話では楽器をする人にとってはやはりグルーヴが大事という事を話していて、身体で覚える事、そして日常生活でも常にリズムを意識している事(楽器を弾いていなくても)が大事と話していました。


自分が見る限り、聴く限りでも、素人目に見ても広規さんが受講生にそんなに高度な事は教えて演奏していなかったのだが、ずーっと同じリズムをキープさせる事をやはり基本的な事として教えていたと思う


受講生の方達は初心者ではなくみんな演奏経験のある方達ばかりだったと思うが、それでも基本が大事、グルーヴ感を身体で覚える事が大事と言うを教えていた中で、達郎さんの曲を例にした弾き方で教えていたのだが、達郎さんの「Blow」の16分音符の弾き方をみんなでやっていたが、ずーっと同じリズムでこの曲のベースを弾くことがいかに大変なのか自分も分かったし、やはり練習が凄く大事なんだなぁ~と思った。


広規さんが、このリズムをずーっと弾き続ける時、「上手く誤魔化しながら弾く方法が分かりました!」と達郎さんに伝えたら、「それは良かったな」と、言われたエピソードを話してましたが、


やはりプロだから、練習と経験により同じリズムを狂いなくキープして演奏出来るのだし、疲れる事がありながらでも上手くそれを乗り越えていくコツも覚えて来たのだと、自分も分かった。


こう言う話を聴くと楽器が出来ない自分でも凄くためになったし、元々ベースの音が好きだった自分も余計にベースに耳を傾けて聴けるようになれると思う。


それで話は最初に戻すが、先ず、先週まであの達郎さんの横でベースを弾いていた広規さんなのに、そんなミーハーな雰囲気で接していた人は一人もいなかった。


達郎さんのファンクラブに入っている達郎さんのファンの方もいたが、その方もベースの受講生として、広規さんに前にも会っている人だったし、殆どの人は広規さんに一度会っている方ばかり見たいで、あくまでもベースのセミナーを受けに来たと言う立場で、達郎さんファンだからって感じのミーハーな人はいなかった。


先に話した横に座ったドラマーの人とは話も結構出来て、「自分は楽器も出来ないのだがスタジオミュージシャンが好きで、ここに来てみたのだけど、何か場違いのような気がして」と話したら、その方とはドラマーの話もしたりしていたので「いやいや、音楽色々と聴かれているみたいで、ミュージシャンに詳しいですし、そんな事ないですよ」と言ってくれて、気が休まり、セミナー後の懇親会までも参加させてもらった。


懇親会の時は「自分は楽器が出来ないのですが」と前置きした上で、広規さんとも質問等もさせてもらいましたし、先ほど言った達郎さんのファンクラブの方とも、ドラマーの方とも自分と同世代だったので(自分の1~2歳下の方)札幌で昔ジャズのコンサートに行った話で盛り上がって、流石にそう言う話では自分も大いに通じ合えるので楽しく話をさせてもらった(笑)


広規さんに、「自分としては聴く限り、余り他のミュージシャンから影響を受けた感じはしないですが、どなたか影響を受けたミュージシャンはいますか?」と、質問したら、「ジャコ・パストリアス、アンソニー・ジャクソン、トニー・レヴィン」と言っていた(全部自分が観た事ある人ばかりじゃないの!)







そしてベースだけじゃなく好きなドラマーとして、ジョン・ボーナム(ここにいる人はみんなボンゾと呼んでいた、それは自分としても良く分かる(笑))、キース・ムーン、テリー・ボジオ と言っていました。






やっぱり広規さんは達郎さんと違いハードロック系の人が好きな人が多いんだなと思ったし、前に話した難波さんのようにモダンジャズ系の人の名前は出て来なかったなぁ~と思った。


先に述べたドラマーの人は青山純さんからも教わっていた人みたいで、その人も言っていたが、やはり青山さんはモダンジャズ系のセッションはした事が無いと言っていたし、広規さんも純粋なモダンジャズ系のセッションには参加したことが無いと言っていたので(ウッドベースは練習ではあるけど、セッションでは弾いたことが無いと言っていた)広規さんもやはりフュージョン系、ロック系のミュージシャンから影響を受けたんだと思った。


自分はやはりミーハー的な質問も広規さんにして、「達郎さんの家に行ったことがあるんですか?6万枚のレコードはちゃんと整理されているのですか?」と聞いたら、「前に住んでいたところの小屋に、ちゃんとジャンル分けして人に頼んで整理している」と言っていました


自分としてはこのように興味深いところを広規さんに聞けて、やはり来た甲斐があったなぁ~って思いました(笑)


自分が広規さんからサインをもらう時「先日小樽のライブに行って、その時、広規さんに、「よっ!ジェームス・ジェマーソン」と叫びたかったんですよ」と言ったら、「おっ、そうだったんだ!」と言ってくれました(笑)


まぁ~大スターの達郎さんに近付く事は無理だけど、先週と今週で、あの達郎さんの両サイドにいた二人に身近でお会いしてお話が出来るなんて、夢のような一時を過ごさせてもらいました。


達郎さんファンの方と帰る方向が一緒だったので地下鉄に一緒に乗って途中まで帰って来ましたが、その方は言ってましたが、「やはりスタジオ・ミュージシャン等のミュージシャンは、ロック系のスターと違って、凄く身近に感じて気さくで気取ることなく、しっかり楽器や音楽を教えてくれる、そんな人が多い」と言ってました。


その方に今年の達郎さんの札幌公演の日時も聞いているので、「またお会い出来たら良いですね!」と言って別れました。


自分としてはやはり楽器が出来る方達でしたし、同世代で音楽談義が出来る人がやはりいたので凄く楽しかった。


最後に、広規さんは「ジャコはやっぱりジョニ・ミッチェルのバックで演奏している時が一番凄かった!特にアルバム「シャドウズ・アンド・ライト」の演奏は素晴らしい」と言っていたので、自分としても前から同じくそう思っていたし、広規さんの意見に「全くもって異論なし!」と思うので、これからじっくり又そのアルバムを聴いて寝ようと思う




次回は達郎さんのツアーが終わった11月頃に又札幌の同じ場所でセミナーを開くみたいで、ドラマーの人からも「又、その時お会いしましょう!」と言って頂いたので、また次回も行って見ようかな と思っている