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矢島賢さんはやっぱり凄い人! [邦楽]


矢島賢 2.JPG

先の長岡道夫さんの流れで、「少女A」やら「ロックンロール・ウィドウ」を聴いていたが、長岡さんのベースと共にギターを弾いている矢島賢さん


特に「ロックンロール・ウィドウ」のギターを聴いていたら本当に感動して泣けてきた(ドラムは渡嘉敷祐一さんらしい)


ロックンロール・ウィドウ.jpg


自分は当時のクロスオーバー繋がりから、「ニューヨーク」と言う、鈴木茂、松原正樹、水谷公生、松木恒秀、秋山一将、大村憲司、矢島賢、竹田和夫、8名のギタリストが参加しているアルバムを聴いていた時に矢島さんの名前を知った(水谷さんと秋山さんもその時に知った)


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水谷公男.jpg

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自分はここでも言って来ているように、楽器に興味が行くのはベースとドラムが多いので、ギターと言うと、自分の趣味からいくと、カッティングとかのリズムギターに耳が行くし、実際、セッション系のギタリストってやはり曲の味付けとしてリズムギターの音入れの仕事が多いと思うから


思い浮かぶ好きなギタリストとなると、アル・マッケイだ、デヴィッド・Tだ、レイ・パーカーだ、ワーワーだ、と殆どリズムギターの印象が強い人になって来るので、セッション系でリードを派手に弾く人だとルカサーが一番に浮かんでくる(やっぱりセッションよりもTOTOの印象が強いからか?w)


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まぁ~セッションだとどうしても楽曲の一部としての味付けになるのでラリー・カールトンがリードを執るにしても、自分としてはどうしてもさり気ない味付けのリードって印象になるのだが、その点ジェイ・グレイドンのギターはリードバリバリで目立つと思うけど・・・


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だからリードギターの印象となると、自分の場合はどうしてもロック系のギタリストの印象が強くなる訳でして、当然、ペイジだ、ヘイレンだ、ヤングだ と、この辺になってくる訳で(一応、英国、米国、豪州の代表と分けたつもりですがw 勿論、人それぞれ異論はあると思いますけどw)


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という事は当然、ロックバンド系のギタリストになる訳で(勿論、名目ソロギタリストとして活動している人もいる訳でして、ゲイリー・ムーア(自分はあまり聴かないけどw)とか、ロビン・トロワーとか、色んな人がいると思いますが(まぁ~この辺はマスパぺさんを始めとしたロック系に強い人にお任せしますが(笑))


話を最初に戻して、歌伴でこれだけ印象深いギターを弾いている人は自分は聴いた事が無い!と改めて矢島さんの弾く「ロックンロール・ウィドウ」を聴いて思ったのです!


自分の好きなニューミュージック系、シティポップ系の曲では茂さんとか憲司さんとか印象的なリードを執っている曲もありますが、歌がメインの、それもヒット曲重視の歌謡曲で、こんなにも印象的なカッコいいギターを弾いている人がいたんだ!?と、改めて思っている次第です


「サティスファクション」のリフをアレンジして取り入れて、山口百恵のバックで多重録音で被せているとはいえ全編ギターが出て来る、山口百恵と同じくらい目立っている曲(でも、やっぱり山口百恵は歌が上手い!と感心させられた)


ロックバンドでも、これだけ歌のバックで全編ギターが表に出て来て弾いているギタリストってそうはないのじゃないのか?と思うくらいの曲だ


矢島賢さんは2015年に亡くなっている (松原さん、松木さん、大村さんも亡くなっている)


もうこの印象的なギターは生で聴くことは出来ない


矢島さんがレコーディングに関わった曲は、郷ひろみの「男の子女の子」アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」沢田研二の「勝手にしやがれ」、もうとにかく多数!!!


要するに天地真理などが出て来た70年代前半からの歌謡界を中心に我国のポピュラーミュージック界に於いて必要とされて来た凄いミュージシャンなんです!!!


野口五郎とか、長渕剛(←自分の趣味ではないがw)のバックでも絶対的に必要とされて来た人


野口五郎の話によれば、矢島さんはあのタワーオブパワーから誘われたらしい!


自分は先にも言ってきているように洋楽中心だったから、歌謡曲なんて、まぁ~テレビで流れているくらいで、意識して聴くなんて事はなかったのだが(70年代後半まで)、


ここで書いて来ているように洋楽のスタジオミュージシャン好きから、邦楽のジャズクロスオーバーや達郎さんを中心とした邦楽のニューミュージック、シティミュージックに繋がって行き、日本のスタジオミュージシャンにも興味を強く持ち始めてから歌謡曲、当時のアイドルポップも聴くようになった(ニューミュージック系のアーティストがアイドル系に曲を提供していくようになったと言う事もあった)


だから松田聖子も中森明菜もリアルで聴いて来たのだけど、やっぱりバックの演奏とかアレンジなど(この当時のレコーディングに関わった有能な人達)を意識して聴いて来たので、決してアイドル的な意味で聴いて来た訳ではなかった


やはり70年代から~80年代の邦楽は、60年代の洋楽のカバーや日本独自の大衆音楽の歌謡曲の時代からみたら、やっぱり洋楽の影響は受けてたにせよ、日本独自にアレンジした洒落た音楽がいっぱい作られた時代だと思う。


だから、現在は海外からもその当時の日本のシティポップと言う音楽を見直されて、今はブームにもなっているらしい


それくらい70~80年代の邦楽は日本のポピュラー音楽史で充実した時代だったと思う





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