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今週のサンソンも又書きたくなりました! [音楽]


サンソンのリクエスト特集はサンソンリスナーの傾向が分かって面白いね


確かに達郎さんが幅広い音楽ジャンルを網羅している事を表しているようにリスナーのリクエストも幅広いジャンルからのリクエストが多い(まぁ達郎さんがどんなジャンルのリクエストでも達郎さん好みの曲だったらリクエストに応えているってのが正解だと思うけど)


いつもここで書いて来ているように、やはり自分としてもサンソンでかける曲は60~70年代中心なので、この辺の年代の曲は自分が最も聴いて来た音楽なので、達郎さんが棚つかでかける達郎さんくらいしか持っていない超マニアックな曲は分からないものもあるが、通常のリスナーからのリクエスト曲なら自分が保有していなくてもアーティスト絡みで大体分かると思っている


サンソンでインスト曲をかける事って少ないと思うので、一発目にインストがかかって「おっ!」と思ってしまった


まぁ~ジャズ特集以外でジャズをかける事はヴォーカル以外ならまず無いと思うし、クロスオーバー系も意外と達郎さんはかけて来ないので、インストとなると古いムード系か今回のようにソウルもののインストって事になると思う


ベブ・シルベッティの曲もまぁサルソウルのソウル系絡みになると思うし、あとはフィリーのMFSBかラヴ・アンリミテッド・オーケストラとかの絡みなのかなぁと思う


そう思うとリクエストはラテン系もののソウルかロック系は結構狙い目かもと思うが、モロその手のマニアックなものはかからないと思うので、そこそこ有名でチャートに上がったようなマイナーヒット曲ならリクエストに応えてもらう事はやはり十分あり得る


自分としてはサンソンのリクエストの傾向と対策を十分考えているつもりです(笑)


それで1曲目はBooker T. & the MG'sの「メルティング・ポット」


確かにクロッパーのカッティングは印象的ですね


達郎さんはシングルヴァージョンでなきゃ!と言っていたけど、自分はベスト盤とアルバムで持っていたので両方のヴァージョンが聴ける


The Best of Booker T. & the MG's [Stax].jpg

Melting Pot.jpg


確かにラジオ向けならシングルヴァージョンなんだけど、曲時間がシングルよりも倍以上あるアルバムヴァージョンの方が聴き応えがある


アルバムヴァージョンはクロッパーのリードギターとブッカーTのオルガンプレイがたっぷりと聴く事が出来る


上記の二人にアル・ジャクソンとドナルド・ダック・ダンのメンバー4人の共作によるかなりーファンキーでソウルジャズ風でもあるとってもカッコイイ曲


他のアルバム曲では「Chicken Pox」が、どことなくスライの「Sing a Simple Song」からインスパイアーされたようなところがある曲でブッカーのオルガンもとってもファンキーな曲だ


Stand!.jpg


2曲目はガラッと変わってリッキーネルソンの「プア・リトル・フール」


達郎さんも言っていたように、1958年8月4日にビルボードはシングルのホット100のチャートを導入して、最も売れた曲、最もラジオで流れた曲として総合方式で順位を付ける方式に変わり、最初に1位になった曲がこの曲だ


それまではエルヴィスが大ヒットを連発して1位を何曲も取っていたエルヴィスの黄金時代だったが、この集計方法により、ちょっとエルビスのチャートアクションが落ちたのは否めない出来事になった


この曲の作者のシャロン・シーリーは当時エディ・コクランと付き合っていて、エディとシーリー、そしてエディと一緒にツアー中だったジーン・ヴィンセントと共にタクシーに乗りロンドン空港に向かう途中に事故でエディ・コクランが亡くなった


リッキー・ネルソンは72年の「ガーデン・パーティ」が久々のトップ10ヒットになった時に自分は毎週ビルボードチャートをノートに付けていてリッキーの事を知った


「ガーデン・パーティ」はカントリーナンバーだったので、そんなに自分は惹かれた曲ではなかった


リッキーは唯一のナンバー1アルバムのインペリアル・レーベルの「リッキー」をオリジナルアナログ盤で持っているのとボックスセットで持っていて、リッキーのヒット曲は聴けるようにしている


Ricky.jpg

Rick Nelson Legacy.jpg


3曲目はブログに是非書きたい曲でもあったラヴ・アンリミテッドの「オー・ラヴ・ウェル・ウィ・ファイナリー・メイド・イット」


前にもちょっと書いたが、バリーもこの曲を自作曲としてカバーしているのだが、断然ラヴ・アンリミテッドのヴァージョンの方が良い


この曲が入っているラヴ・アンリミテッドの20世紀レーベルからのアルバム「Under the Influence of Love Unlimited」はあの「愛のテーマ」が入っているアルバムでもあり当然そちらを聴く為に買ったアルバムだったが、このアルバムの中で1番好きになったのはこの曲だった


もう本当にソウルフルだけど泥臭くなく洗練された洒落たアレンジで、この頃は自分はかなりソウル好きになっていた中学生だったのだが、この曲はその当時からそして今でも自分にとっては最高のソウルナンバーの1曲になっている


バリーサウンドには欠かせないエド・グリーンのドラムとウィルトン・フェルダーのベース、そしてジョー・サンプルのピアノのリズム隊に曲のブレイクで入るアーニー・ワッツのサックスがもう最高だ!!!


エンディングにも入るアーニーの切ないソロはこの曲をより一層魅力的な曲にしている


この曲「Oh Love, Well We Finally Made It」のインストヴァージョンの「Yes, We Finally Made It [Instrumental]」もB面のアルバムの最後にも入っていて、そちらでも演奏の素晴らしさが堪能出来る


このアルバムでは他に「Say It Again」「It May Be Winter Outside (But in My Heart It's Spring)」も素晴らしい曲でアルバム全曲良い曲ばかりでラヴ・アンリミテッドの最高傑作だと思う


バリーが未だ職業作曲家として活動していた頃の曲を再録(カバー)したりしているのだが、LAの一流スタジオミュージシャンを起用してしアレンジも新たにし直しているので凄く洗練された曲になっている


バリーのソロアルバムは前にブログに書いた時は公式アルバムで数枚持っていないものがあったが、今は全部揃ってベスト盤も含めて30枚弱の保有数になっているし、ラブ・アンリミテッド、そしてラブ・アンリミテッド・オーケストラのアルバムも全部揃えて持っているのでバリー関連のアルバムはコンプリートになっている


それくらい自分も達郎さんと同じくバリー・ホワイトの大ファンだった 


達郎さんもこの曲はラヴ・アンリミテッドで一番好きと言っていたが、この曲をリクエストした人も自分と同じ感性を持っている人ではないのかと思っちゃうくらい、この曲をリクエストしてくれて自分もとっても嬉しかったね


Under the Influence of Love Unlimited.jpg


お次はカーラ・ボノフの「The Water Is Wide」


カーラは1stから3rdアルバムまで持っているが、自分的にはカーラはリンダ・ロンシュタッドと被るイメージがある


まぁ~レコーディング・メンバーのミュージシャンもリンダのアルバムとかなり被っているミュージシャンで録音しているのでサウンド的には似通った感じになるのだろう


自分的にはカーラの曲はウェストコースト系のカントリーロック系のサウンドなら未だポップスとして聴けるのだが、未だピアノの弾き語りのバラードは良いのだけど、どうもカントリーチックな曲とかアコースティック色の強い曲だと地味過ぎて好き嫌いの曲がハッキリしている感じ


と言う事はサンソンでかかった「The Water Is Wide」もジェームス・テイラーの声は耳に残るが、地味過ぎてそんなに自分は惹かれる曲ではないと言うのが正直なところ(笑)


Restless Nights.jpg


5曲目のラスカルズの「Temptation's 'Bout to Get Me」は本当に良い曲です!


ソウルフルなブルーアイドソウル的な曲でチャック・レイニーのベースとフェリックス・キャバリエの弾くオルガンも良い味を出している


オリジナルのナイト・ブラザーズの方もユーチューブで聴いてみたけど、ラスカルズのカバーヴァージョンの方が断然良いと思う 曲はナイト・ブラザーズのメンバーのジミー・ディグスの作品


ラスカルズはヤング・ラスカルズの頃からも含めてオリジナルアルバムは全部持っている


ヤングが取れてラスカルズになってからのアルバムはジャズ系のミュージシャンも結構起用していて、スティーリー・ダンはジャズミュージシャンやスタジオミュージシャンを起用してジャズよりのサウンドを追及していったバンド(ユニット)だったけど、ラスカルズはスティーリー・ダンよりも先にソウルフルなサウンドを追及した洒落たロックバンドだった


やっぱりフェリックスの求める音楽とプロデューサーのアリフ・マーディンの思考が一致した上でのミュージシャン起用によってそのようなサウンドが出来上がって行ったからだったからだろう
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6曲目のクラシックスⅣの「スプーキー」これまたソウルフルな良い曲です!


クラシックスⅣは1stから4thアルバムまでとベスト盤で持っているが、ラスカルズと同じようなソウルフルなブルーアイドソウル的なバンドだった


Spooky.jpg

The Very Best of Classics IV.jpg


自分はクラシックスⅣは後追いになるが、デニス・ヨーストと並んでバンドの中心的な存在だったジェームス・コブが中心となって結成したアトランタ・リズム・セクションがヒット曲を出していた時期はリアルタイムで聴いていたので、その繋がりでクラシックスⅣも知った


「Spooky」はそのアトランタ・リズム・セクションもカバーしていて、本家には及ばなかったが17位まで上がった(本家は3位)やはり楽曲が良かったのでメンバー(作者)のジェームス・コブ絡みでカバーしてヒットはしたのだと思う


どちらも良いと思うけど、本家の方がソウルフルな仕上がりでやはり自分的には好きだ


The Best of Atlanta Rhythm Section [Polydor].jpg


やはり「Spooky」はカバーも多く、自分の持っているものではアンディ・ウィリアムスのヴァージョンとジャズ・ヴィブラフォン・プレイヤーのデイヴ・パイク・セットのヴァージョンを持っているが、どちらもやはりソウルフルでオリジナルの楽曲の雰囲気は出ている曲になっている


Honey.jpg

Got the Feelin' (The Dave Pike Set).jpg


そして他のクラシックスⅣのヒット曲の「Stormy」や「Traces」もカバーが多く、自分の持っているものではジャズ系が圧倒的に多くて


先ず、ガボール・ザボは特徴的なメロのリフはギターとオルガンがユニゾンになっているやはりソウルフルなアレンジの曲になっていて、同じくギタリストのジェイ・バーリナーのヴァージョンも同じようにオルガンも入っているのだが、割とギターが前面に出たシンプルな出来の曲


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Bananas Are Not Created Equal.jpg


デヴィッド・T・ウォーカーはホーンも入ったヴァージョンで軽快な印象、そしてサンタナはグレッグ・ウォーカーのヴォーカルをフューチャーした凄くイカシタ曲


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ここまでどう言う訳かギタリストのカバーばかりだったが、ジャズピアニストのデューク・ピアソンのヴァージョンはデュークの弾くエレピとフローラ・プリムのヴォーカルをフューチャーしたジャズナンバー


It Could Only Happen With You.jpg


ジャズオルガニストのリューベン・ウィルソンはボサノバテイストのラウンジ風なジャズ


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ミーターズはスローナンバーな地味な感じで、スコット・ウォーカーのヴァージョンは一風変わったアレンジでオーケストラをフューチャーした壮大なアレンジの自分の大好きな曲


The Meters.jpg

'Til the Band Comes In.jpg


「Traces」の方はビリー・ポールはしんみり歌い上げるヴァージョンで聴かせるナンバー、ジャズトランぺッターのヒュー・マサケラのヴァージョンは映画音楽風なアレンジ


Ebony Woman.jpg

Reconstruction.jpg


変わったところでは松崎しげるが日本語で歌う歌謡曲風な曲で、とてもクラシックスⅣのカバーとは思えない


10th Ave..jpg


それにしてもクラシックスⅣのヒット曲は「Spooky」と同じようなリズムアレンジの似た曲調の曲も多かったが、そう言う意味ではソウルフルな曲調の曲になるので、「Spooky」以外の曲もジャズやソウル系のミュージシャンを中心にカバーが多かったのだと思う


そして最後はディキシー・カップスの「Iko Iko」


ここまでコンプリで自分の持っている曲は続いてきましたが、このディキシー・カップスの曲は持っていませんでした(残念!!!)


他のアーティストのカバーでしたら、当然のようにDr.ジョンのヴァージョンとか、久保多摩琴のヴァージョン、やはりニューオーリンズのネイティヴなバンドのワイルド・マグノリアスのヴァージョン、そしてシンディ・ローパーのヴァージョンと、どれもやはりネイティヴなトラディショナルナンバーをベースにした感じの曲ばかり


Dr. John's Gumbo.jpg

Second Line.jpg

The Wild Magnolias.jpeg

True Colors.jpg


ディキシー・カップスの曲では全米ナンバー1になった「Chapel of Love」は勿論持っていたんだけどね


と言う事で今日のサンソンもとっても楽しく聴けました


今週は前倒しと言う事で、先週までのリクエストしか採用しないとの事だったので今回はリクエストしていませんでしたが、ラヴ・アンリミテッドを中心に自分のお気に入りの曲が結構かかったので凄く良かった


偶に達郎さんに通常の洋楽中心の番組は面白くないみたいな事を書いて来るリスナーがいるみたいな事を達郎さんは言っていたが、


スィートソウルはどれも同じに聴こえると言う人や洋楽でもベタな曲をリクエストするような人もいる訳だけど、何度も言うけど、この番組はそもそも達郎さんの好きなオールディーズの洋楽をかける番組として成り立っている訳で、サンソンでしか聴けないようなマニアック曲を期待しているマニアな人達も昔からいるので、そう言う音楽マニア向けのプログラムじゃなきゃこのサンソンは成り立たないと思う


だっていくら達郎さんのファンだからと言って、達郎さんの曲ばかりをかけていたらこのサンソンはこんなに長寿番組で続いていなかったと思うからね


まぁ~マニアの人は最後の記念日の代読も止めて1曲でも多くマニアックな曲をかけて欲しいと思っている人はいると思うし、自分も勿論その一人ですから止めて欲しいと思っているのだけど、まぁまりやさんの助言もあってか、サンソンを聴いている洋楽マニアじゃない達郎さんファンの為にも代読は続けるのだろうな









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