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ワクワクのスウィートソウル特集 [Soul]

 

もう少し続けてソウル系の特集をすると思っていたが、達郎さん自身の特集みたいな事もあり、スウィートソウル特集を又する事を楽しみに待っていた


頭の拍が分からない特集も、YMOの曲で自分が一番好きな「Shadows on the Ground」がかかったり、アンドリュー・ゴールドの「Lonely Boy」やカーティス・メイフィールドの「Jesus」がかかったりして楽しかったし、普段は殆どかからないベタ曲やロック系を織り込んだ達郎さんならではの選曲のメドレーも面白かった


達郎さんのアルバムの2020年リマスター盤の「僕の中の少年」と「POCKET MUSIC」も勿論購入した(まとめ買いしたので未だ届いていないけど)

POCKET MUSIC (2020 Remaster).jpg

僕の中の少年 (2020 Remaster).jpg


「僕の中の少年」は当時邦楽のCDとしては一番最初に買ったCDだった


だからこの辺りの時期から自分もアナログを購入する事もまだまだありながらCDを購入するようになって行った時代だったと思う


ムーン時代のオリジナルアルバムの中では「僕の中の少年」か「MELODIES」か、ってくらいの自分の好きなアルバムだ


前にも書いてあるように、アルバム「僕の中の少年」は「新・東京ラプソディー」と「マーマレイド・グッドバイ」の2曲と、そして「寒い夏」が入っているからだ


「新・東京ラプソディー」はシンセのリズムパターンと広規さんのドライブ感のあるリズムにドンドン引っ張られて行き、ジョン・ファディスのハイノートで決まりだ!


ファディスは前作の「POCKET MUSIC」でもアルバムタイトル曲でフリューゲルホーンのソロを執っているが、デビューアルバム「CIRCUS TOWN」のNY録音の付き合いがあってか、その後の達郎さんのアルバムでファディスを起用しているが、ランディ・ブレッカーではなくてファディスのハイノートソロを入れたところが達郎さんの抜群のセンスだと思うし、間奏のソロとエンディングで永遠と鳴り響くファディスのハイノートがこの曲をより一層疾走感のあるものにしていると思う(達郎さんの吹くハーモニカも良い味を出している)


ストリングスとコーラス以外は達郎さんの一人多重録音で仕上げた「寒い夏」


服部克久さんのストリングスアレンジも美しく、達郎さんのドラムと(さすが!元々ドラマー)ピアノも味がある!!!自分的にはアルバム「MOONGLOW」のアウトテイクだった達郎さん作品のepoの「真夜中にベルが2度鳴って」と双璧をなす曲


名曲だと思う!!!


JOEPO 1981KHZ.jpg


そしてサンソンで達郎さん特集の時リクエストが多かったと言う「マーマレイド・グッドバイ」


青山さんの迫力あるドラムと、またしてもドライヴ感抜群の広規さんのベース そして前にも書いた淵野さんのテナーサックスで決まり!!!(この曲のグルーヴ感は青山さんと広規さんのリズムと淵野さんのサックスが出していると言っても過言ではない)


特にソロとエンディングでの淵野さんのブローテナーは迫力ものだし、この曲を一番際立たせている


前に淵野さんのHPで淵野さん自身にこの曲のレコーディングについて質問した事があるのだが、淵野さんはこの曲のソロ演奏をそんなに何テイクもとった記憶がないと言っていた。


これだけ迫力ある淵野さんの演奏を達郎さんが気に入ってエンディングソロをフェイドアウトしてまで入れたのだろう


ってな訳で、達郎さんのアルバム関連からの話題で書いて来たが、又もサンソンのスウィートソウル特集について書いて行こう


1曲目 J.R. Baileyの「Love, Love, Love」


もう言う事ナシですね!!!


達郎さんも言っていたようにダニーがカバーした曲だが、自分もダニーのヴァージョンを知った後に(アルバムを買った後に)ジェームス・ラルフ・ベイリーのアルバム「Just Me 'N You」を購入してベイリーのヴァージョンを聴いた


アルバム「Just Me 'N You」はとにかく素晴らしいアルバムで全曲捨て曲無しのニューソウルの傑作アルバムだと思う


全曲、J.R. BaileyとKen Williamsとの共作で、数曲その二人にRudy Clarkが加わる(1曲のみMel Kentが加わる)バート・デ・コトー、ホレス・オット、ポール・グリフィン等のアレンジで悪かろうはずがない


時代はマーヴィンの「What's Going On」に影響された曲がいっぱい出て来たニューソウルの時代で、アレンジ面でもそれと分かるって感じでアルバムを聴いていられる


「Love, Love, Love」の他にアルバム出だしの1曲目の「After Hours」から2曲目の「Heaven on Earth」が涙ものだ!


Just Me 'N You.jpg


「Love, Love, Love」の他のカバーとしては先ず、「レア・グルーヴA to Z」の本でも取り上げられていたイギリスのファンクバンド、F.B.I.のヴァージョン


結構オリジナルに忠実なアレンジの曲だがヴォーカルが渋い声だ ホーンとコーラスが入ったいかにもファンクバンドらしい楽曲


F.B.I..jpg


次はスウィートソウルの本家本元のジョージ・カーの88年のアルバム「Love, Love, Love」からのヴァージョンはいかにも80年代に入ってからのシンセと打ち込みサウンドで素晴らしいとは言い難いがメロウな仕上がりの甘いナンバー


Love Love Love.jpg


そしてニューソウル系のマーヴィンフォロワーの一人でもあるロニー・マクネアの事もちょっと書いておこう


ロニーは70年代のアルバム3枚持っていて3枚とも良いアルバムなのだが、その中でも76年のアルバム「Love's Comin' Down」がマーヴィンの「What's Going On」の曲作りにも参加していたレナルド・ベンソンも曲作りに参加している曲もあって、マーヴィンの影響を受けたニューソウル曲ばかりでとってもいかしたアルバムだ

 Ronnie McNeir 2.jpg

Ronnie Mcneir.jpg

Love's Comin' Down.jpg


ベイリーの77年のセカンドアルバム「Love & Conversation」は未CD化みたいだが、アナログで手に入りそうなので欲しいと思っている


Love & Conversation.jpg


スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ「We've Come too Far to End it Now」サンソンでかかって、自分の持ってるベスト盤で改めて聴いてみたけど、いかにもスモーキーらしい哀愁のあるバラード 素晴らしい!


でもこの曲、スモーキーは曲作りに参加していないのですね


オズモンズのヒット曲「Love Me for a Reason」を書いたメンツと一緒のジョニー・ブリストル、デヴィッド・ジョーンズ、ウェイド・ブラウンの3人の共作


Love Me for a Reason.jpg


スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのアルバム「Flying High Together」は達郎さんも言っていた通り未CDで、自分はアンソロジーと「The Complete Motown Singles, Vol. 12A: 1972」で持っている


Flying High Together.jpg

Smokey Robinson & the Miracles Anthology [1995].jpg

The Complete Motown Singles, Vol. 12A 1972.jpg


この曲のカバーとしては渋いところでギタリストのジェイ・バーリナーのヴァージョンとかエスコーツのタイトルがちょっと変更されている「We've Gone Too Far to End It Now (We've Come too Far to End it Now)」のヴァージョンも凄く良い


Bananas Are Not Created Equal.jpg

3 Down 4 to Go.jpg



それで次は達郎さんも言っていたドラマティックスのメンバーでもあったラリー・ジェームス・レイノルズ絡みのチョコレート・シロップ


LJ Reynolds.jpg


さすがにシングルオンリー曲なので自分は持っていません。「BATTLE OF THE BANDS: ROUND FOUR」と言うCD に,サンソンでかかった「Who You Tryin to Fool Girl」が入っているみたいで中古で手に入れば何としても欲しいとっても良い曲だと思う。調べてみたら2008年の同じくスウィートソウル特集でもこの曲を選曲していたので達郎さんも大好きな曲なのだろう


Who You Tryin to Fool Girl.jpg

BATTLE OF THE BANDS ROUND FOUR.jpg


お次はフィリーのラヴ・コミッティの「I Wanna Make Love to You」


当然アルバムで持ってます


1980年の彼等のセカンドアルバム「Love Committee」からの曲で、CDでは「Love People Theme」とメドレーになっていて1曲目のファンキーなインストナンバーとはガラッと曲調が変わる(まぁ1曲目はタイトル通りのテーマ曲みたいなもの)


アルバムはフィリーとは言っても、シグマサウンドとNYのスタジオで録音しているので、エムトゥーメとレジー・ルーカス絡みのセッションに参加しているハワード・キングとかバージル・フェリントンとかも参加しているし、勿論シグマのミュージシャンも参加しているアルバムだ


Love Committee.jpeg


フィリー系のソングライターのロン・タイソン以外にオージェイズのメンバー等が作った楽曲なども入っていて全曲駄作無しの良いアルバムだと思うが、1stアルバムの「Law & Order」の方が全てシグマサウンド録音のフィリーそのもののアルバムで圧倒的にこっちの方が良い


そのアルバムの中ではリズミカルなナンバーの「Put It in the Back of Your Mind」はノリの良いいかにもフィリーダンサーで凄く良い!


Law & Order.jpg


ジョージ・カープロデュースのレッドホットの「You for Me」、82年のアルバム「Redd Hott #1」からのナンバー


CD化されているみたいなので中古でも手に入れたいアルバム


82年音言う事でサウンド的にはシンセの音もかなり全面に出て来たサウンドのアルバムって感じで、ファンキーナンバーの割合が多い中で「You for Me」はスウィートなナンバー。他にもスウィートなバラード曲も入っているみたいで欲しいアルバムだ


Redd Hott #1.jpg


エンチャントメントはアルバム全部保有しているので「Don't Fight the Feeling」も持ってはいるが、この曲が入っているアルバム「ユートピア」はアナログで持っているので未だPCに取り込んでいないw


このアルバムも先に書いてあるように83年のアルバムなので、いかにも80年代サウンドのソウルだ


Utopia.jpg


という事もあって、メロウなバラードの良い曲もあると思うが、やはり彼等の曲は70年代の方が圧倒的に良いだろう


彼等の大ヒット曲の「グロリア」を始め、デビューアルバム「Enchantment」ではアルバムのラスト3曲の「My Rose」「Sunshine」「Thank You Girl for Loving Me」は良い曲だし、2ndアルバムの「Once Upon a Dream」からは出だし1発目の「Sunny Shine Feeling」良い


4thアルバムの「Soft Lights, Sweet Music」からは何と言っても「I Can't Be the One」とトムトム84アレンジの「You and Me」が心トキメクほど素晴らしい!!!


彼等の曲はメロウなバラードもあったが、時代も時代なのでディスコチックなリズミカルなミディアムナンバーも多く、アルバムも一流どころのスタジオミュージシャンが参加してるので聴き応えがあった


Enchantment.jpg

Once Upon a Dream.jpg

Soft Lights, Sweet Music.jpg


最後のアイズレーの「Let Me Down Easy」はアイズレーのメロウバラードの神髄ですな


Harvest for the World.jpg


自分はアイズレーは初期の数枚とT-Neck時代のアルバムは全て保有している


アイズレーの曲はかなり洋楽ファンにも浸透している曲もあるので、サンソンのスウィートソウル特集でかけるほどのマイナーな曲ではないと思うが、やはりとろけるようなメロウなサウンドはスウィートな曲の王道として達郎さんも外せなかったのだろう


数あるアイズレーのスウィートナンバーで自分の好きな曲としては80年のアルバム「Go All the Way」から「Here We Go Again (Part 1 & Part 2)」、81年のアルバム「Grand Slam」から「I Once Had Your Love (And I Can't Let Go)」、同じく81年のアルバム「Inside You」から「Welcome into My Heart」


そして大定番である「For the Love of You (Part 1 & Part 2)」と「Make Me Say It Again Girl (Part 1 & Part 2)」はやっぱり外せないだろう


Go All the Way 2.jpg

Grand Slam.jpg

Inside You.jpgThe Heat Is On.jpg


という事で、またサンソンで食指が動いてブログに書きたくなる曲がかかるのを楽しみにしてる

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