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今年もやってくれました!宮治さんとの新春放談 [音楽]


まぁ本当に濃~い濃~い中身の新春放談


これぞ聴き応えあのあるサンソン!って感じ


やはり60年代以前の音楽となると、達郎さん世代の洋楽ファンか自分も含めた後追いの洋楽ファンって感じじゃないと一般の洋楽ファンでも何が何だかさっぱり分からないレベルの話だろう


達郎さんの声のトーンからしていつものサンソンと違うくらいだから、やっぱり達郎さんは真の洋楽ファンで、同じレベルの知識のある人の会話は何よりも楽しいって感じだ


自分としてもその気持ちは十分過ぎるくらい分かるけどね


今でこそ大物になった達郎さんとしてはそんなことは公然と言わないけど、これだけの音楽マニアでもある達郎さんはシュガーベイブ結成前からもそうだと思うし、ソロになってからも売れない頃の達郎さんは「俺はお前らの知らない音楽を聴いて知っているんだ!そんな俺が創る音楽はセンスが良い音楽なんだ!」と言う思いの中で、売れる売れないに関わらず音楽に対して絶対的な自信は持っていたはずだ


今でこそ全然洋楽も分からない達郎ファンがサンソンを聴いているけど、これだけマニアックな選曲で番組を熱心に昔から聴いて来たのは相当な洋楽ファンじゃなかったら聴いてなかったと思う


当時達郎さんが売れ出して達郎ファンになった人でも邦楽がメインで達郎ファンになった人は当時からマニアックな洋楽をかけていた達郎さんの番組は余り聴いていなかったと思うな


自分も70年代に入ってからだと結構付いて行けると思っているが、それでもかなりディープなものは知らないので、60年代以前のものでも70年代のディープなものでも勉強になるので、こう言うプログラムはやはり相当為になる


と言う訳で1曲目のジョージア・ギブスの「You Can Never Get Away from Me」


これは前年の新春放談の時にかけた「Let Me Dream」を聴くために、デジタル配信でアルバム「Call Me Georgia Gibbs」を購入していたので、「You Can Never Get Away from Me」も持っていた


ハワード・グリーンフィールドとジャック・ケラー作の曲になるけど、いかにも60年代のポップスって感じで、自分的には「Let Me Dream」の方が圧倒的に良いと思う


レスリー・ゴーアと聴き比べてもジョージア・ギブスのヴァージョンの方が良いと思う


Call Me Georgia Gibbs.jpg


自分はジョージア・ギブスと言えばやはりジャズを歌っている方がピンと来る


Swinging With Her Nibs」と言うアルバムを中古で持っている、昔ジャズ批評のヴォーカル特集で取り上げられていたので購入した


60年前後、以前のシンガーは当たり前のようにしてスタンダードを歌っていたアルバムを結構出していたので、自分は当時のポップスの余りヒットしなかったシンガーでもジャズを歌っていたシンガーなら知っている場合もある


Swinging With Her Nibs.jpg


ギブスのアルバムは自分の持っているアルバム以前のものはさすがに古過ぎて録音状態も悪いと思うので保有する気にはならないが、CD化になったものは購入したいものもある

お次のペリー・コモの「Beats There a Heart So True」は「The Jack Keller Songbook」のCDで持っていた


The Jack Keller Songbook.png


達郎さんが言っていたようにジャック・ケラーはノエル・シャーマンとのコンビで曲を書く事も多かったのだが、他にハワード・グリーンフィールド、ジェリー・ゴフィンやラリー・コルバーとも組んで曲を書いていた


自分的にはジャック・ケラーと言えば達郎さんには余り評判は良くなかったと思われるが、自分は子供時代に思い入れのある「奥様は魔女」の「Bewitched」が一番に思い出す


Bewitched.jpg


ペリー・コモに関してはミッチェル・エアーズ楽団と共演したビッグバンドサウンドをバックに歌う59年のジャズアルバム「Como Swings」とか、50年代以前のヒット曲集のアルバム「Como's Golden Records」、73年のヒット曲「And I Love You So」が入った同タイトルアルバム、そしてボックスセット等を持っているが、


Como Swings.jpg

Como's Golden Records 2.jpgAnd I Love You So.jpg

Yesterday & Today A Celebration in Song.jpg


コモもシナトラと同じようにイタリー系シンガーは生まれ持った天性の声を持ったシンガーが多いとつくづく思わせる。


ヴォーカル好きには絶対外せない伝説の大物シンガーだ。


3曲目のジャッキー・吉川とブルー・コメッツ!!!


まさか、こんなのがかかるとは!


当然、番組でかかった曲は持ってないが、彼等の黄金時代を知っている世代としては嬉しい選曲でした


GSの中では一番演奏力の高いグループと言われていたブルー・コメッツ。ビートルズの日本公演での前座の演奏もドリフターズの演奏の被せも、内田裕也や尾藤イサオのバックの演奏もしていた


ユーチューブで演奏を聴いても演奏力の高さが分かる


アメリカに進出しようとして失敗に終わったけど、当時の人気と実力を考えたら、やはりブルー・コメッツが一番海外に出て行くに相応しいバンドだったと思う


ジャッキー吉川とブルー・コメッツ.jpg


4曲目のフィフス・ディメンションの「Flashback」


フィフスのアルバムはかなり持っていて10枚以上あるが、この曲はシングルオンリー曲だったのね


この曲はベスト盤の「Up Up and Away: The Definitive Collection」で持っているけど、この曲は色んな人が歌っている


Up Up and Away The Definitive Collection.jpg


ポール・アンカ、シェール、トム・ジョーンズ等、そしてこの曲を書いたアラン・オディは勿論、達郎さん関連以前にヘレン・レディの「アンジー・ベイビー」やライチャス・ブラザーズの「ロックン・ロール天国」の頃から知っていたけど、それ以前のサラ・ヴォーンやマリーナ・ショウ、ザ・ニュー・バース、ザ・フレンズ・オブ・ディスティンクション、スリードッグ・ナイトからゲイリー・グリッター、そして弘田三枝子まで歌っている(その他大勢)「Easy Evil」の作者でもあったのですね


オディはこんなソウルフルな曲も書いていたんだ!って感じの曲だ


Feelin' Good.jpg

From the Depths of My Soul.jpg

Birth Day.jpgLove Can Make It Easier.jpg

American Pastime.jpg

G. G..jpg

My Funny Valentine.jpg


それと「Flashback」のもう一人の作者のアーティ・ウェインはプロデューサーでもありシンガーでもあり作曲者でもある人で60年代からかなり長い間作曲者としても曲を色んなアーティストに提供していたのですね


Artie Wayne.jpg


有名無名問わず、ブライアン・ハイランドからキース、ジェイ&ザ・テクニクス、トロッグス!、意外なところではシャ・ナ・ナ・からコールド・ブラッドまで!実に幅広く曲を提供して来ている


まぁ提供していると言うかプロデューサーの判断でウェインの書いた曲を色んなアーティストが取り上げていると言うのが正解だと思うけど、それだけ取り上げられるほど職業作曲家としても良い曲を書いて来たと言う表れだと思う


まぁフィフスの「Flashback」に関しては、自分的にはそんなに良い曲とは思ってはいないのが正直なところ(笑)


それで5曲目のサーシャ・ディステルの「It Can Happen to You」と、6曲目のトゥルリー・スミスの「The Boy from Chelsea」全然知りませんでした!


サーシャ・ディステルってフランスのシンガー兼ジャズ・ギタリストみたい


Sacha Distel.jpg


曲はジョー・レンゼッティ作曲、ジミー・ワイズナーがプロデュース、アレンジのまぁまぁの曲でした なんかマイク・アンド・ジュディ・カラハーンってグループのカバーみたいですね


It Can Happen to You.jpg


トゥルリー・スミスはイギリスで60年代にシングルしか出していないシンガーだったんですね


Truly Smith.jpg


曲はキャロル・キング&ジェリー・ゴフィンの曲であのモンキーズのデイヴィ・ジョーンズが歌っていたんだとか、全然知らない曲でしたし、まぁ自分からしたら取り留めのない曲に聞こえましたw


The Boy from Chelsea.jpg


7曲目のリヴァプール・ファイヴも当然知りませんでした


LIVERPOOL FIVE.jpg


この辺を知っている人は60年代のマイナーなUKものとか追っかけている人なんかは知っているんだろうなぁ

それで曲はカーティス・メイフィールド作曲の「Sister Love」ですか!


Sister Love.jpg


やっぱり60年代のUKってアメリカの黒人音楽を追いかけてグループって多かったのですね


まぁエンジニアとしてのアル・シュミットは後のクラウス・オガーマン関連で知った名前でしたから知ってましたけど、昔から色んなジャンルのプロデュースもしていたのですね


Al Schmitt.jpg


もろ60年代のGSに通じるサウンドでした

最後のタットルテイルズ もう本当に分かりません!って感じで、さすが達郎さんだわ!よくこんな曲見つけて来ますねっ!


バリー・デ・ヴォルゾン関連と言う事らしいですが、曲はシェルビー・フリントの「Magic Wand」はワーナー・ナゲッツ・シリーズで持ってました


Attack Warner Girl Group Nuggets Vol. 8.jpg


作曲者のハンク・レヴィンって60年代にフリートウッズとかヴェンチャーズ、ヴィック・ダナ、70年代にはドナ・ファーゴとかに曲を書いていた人なんですね


後半はとにかく分からないアーティストばかりで調べ甲斐がありましたが、宮治さん、そして改めて達郎さんの凄さが分かりました


まぁ~レーベルの話とかコンポーザー、プロデューサー、アレンジャーの話まで興味を持って音楽聴いている人は音楽マニアくらいでしょう


いつものことだが、こんな聴き方をしているサンソンを聴いている達郎ファンなんてごく僅かだろうな


自分的には70年代やソウル系、ジャズ系関連だと知らなくても調べたら関連とかで分かるものも結構あると自負しているが、60年代もののディープなポップ系やシングルオンリーとかのものは調べても分からないものがあるので、大いに勉強になるから又次週も楽しみにしている






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