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ドラマー その4 黒人系 [Soul]

引き続きスタジオミュージシャン セッションミュージシャンと言う事で


黒人系の自分の好きなドラマーを書いて行きたい。


ソウル、ジャズ系となると やはり白人よりも必然的に黒人が多くなる訳で(音楽史の流れとしても当然のこと)前回、名前だけ出していたバーナード・パーディーを筆頭に黒人セッションドラマーはいっぱいいる。


定番のドラマーをあげて行く前に、自分が今までステージを観て一番感動したドラマーからあげて行こう。


そのドラマーとはジェリー・ブラウンだ


Gerry Brown 本当に記憶が曖昧で申し訳ないのだが、当時のパンフを引っ張り出してきたら分かるはずなのだが


当時(70年代後半から80年代初め)ナベサダかヒノテルのコンサートのバックで来たような記憶があるのだが・・・


ナベサダは記憶の限りではハーヴェイ・メイスンとスティーヴ・ガッドだったと思う、ヒノテルはネットを調べたら79年頃のコンサートツアーはドラマーはレニー・ホワイトだったらしい


その時代前後に見たハンコックのコンサートの時のバックはアルフォンソ・ムゾーンだった。


ここにあげたドラマーのサインはみんな持っているのだが、確かにジェリー・ブラウンを(ジェリーのサインも当然持ってる)観ているのだけど、誰のバックで来たのか覚えてない・・・


スタンリー・クラークを観た時はドラマーはサイモン・フィリップスだった←これは間違いない


恐らくヒノテルを二度ほど観て二回目がジェリー・ブラウンだったのかなぁ(う~ん、おぼろげだ)


まぁ~ジェリーはモダン系ジャズドラマーではないので、モダン系ジャズメンのコンサートでは来てないのは間違いない


とにかく彼のドラム、特にソロは本当に印象に残っている。


最近はスティーヴィー・ワンダーのコンサートのバックで叩いているらしい、ユーチューブで見たが相変わらずスティックを回しながら、スティックを口にくわえたりしてドラムを叩いている


当時は本当に彼のドラミングを観た時は強烈だった。ガッドやメイスン、他 誰よりも彼のドラムが印象に残っている(次点はウェザー・リポートのドラマーのピーター・アースキン)


あのスティックを回しながら叩くドラミング、彼のトレードマークみたいなもので、ストレートにスネアとシンバルを叩くよりも微妙にリズムがずれるのだが(聴いていてもそんなに分からない)そのずれが凄くヴルーヴ感を生んでカッコイイ!!!


自分の持っているベーシストのジョン・リーとの双頭リーダーアルバムの2枚を聴いても、普通のブラックコンテンポラリー的なフュージョンアルバムだし、スタンリー・クラークのソロアルバムやリターン・トゥ・フォーエヴァーのアルバムのジェリーのドラムを聴いてもビリー・コブハムと変わらない感じかな?と思うくらいなんだけど(それはそれで凄いのだが)


やっぱり彼のドラムはステージを観た方が彼の凄さが分かると思うし、レコードの音源以上に数倍楽しめると思う。


Gerry Brown.jpg


黒人系ドラマーとして、自分は絶対に外せないドラマーはジェームス・ギャッドソンだ


アースにもいた、あのアル・マッケイが在籍していたバンド、チャールズ・ライト&ザ・ワッツ103・ストリート・リズム・バンドのドラマーとして在籍していたことでも有名なジェームス


ジェームスが有名になったきっかけは何と言っても、ビル・ウィザースのレコーディングとバックバンドでの演奏だ


ビルのアルバム「スティル・ビル」では、アル・マッケイ以外のザ・ワッツ・103・ストリート・リズム・バンドの殆どのメンバーがバックで参加している


そのアルバムの中の「ユーズ・ミー」でのリムショットを使ったグルーヴ感!こんなグルーヴはジェームスしか出せない!って感じで、練習なんかで出せるグルーヴ感ではないギャッドソン特有のリズムだと思う。


ジェームスはその後、LAでスタジオ・ミュージシャンになり、当然のようにソウル系のセッションが多くなるのだが、クインシー・ジョーンズからハービー・ハンコック、そしてディスコ系まで、やはり黒っぽいサウンドのリズムの味付けとして起用された。


有名なところではマーヴィン・ゲイのアルバム「アイ・ウォンチュー」、エモーションズのアルバム「リジョイス(フレッド・ホワイトと分け合って参加)」、シェリル・リンのデビューアルバム「ガット・トゥ・ビー・リアル(当然ヒット曲のこの曲のバックの演奏もジェームスだ)(バーナード・パーディと分け合って参加)」


そんな中でも自分のお気に入りのジェームスの演奏はボビー・ウーマックの75年のアルバム「セーフティ・ゾーン」、スプリームスの76年のアルバム「メアリー、シェリー&スーゼイ」、メリサ・マンチェスターの78年のアルバム「ドント・クライ・アウト・ラウド」これらのアルバムのギャッドソンの演奏は本当に素晴らしい!


ディスコ・ビート、16ビートの跳ね方はもうノリノリで自然と身体が動いてしまう。


跳ねる黒っぽいリズムの場合はジェームス、そして白人のタイトなグルーヴのリズムはエド・グリーンとLA界隈ではレコーディングを分け合っていたと思う。(実際に一つのアルバムで二人のクレジットが多く見られる)


James Gadson.jpg


黒人のセッションドラマーとしてパイオニア的存在のアール・パーマー、そしてジャズ系セッションが多かったグラディ・テイト、前にあげたバーナード・パーディ等が60年代から活躍していたが、


Earl Palmer.jpg

Grady Tate.jpg


70年代に入って黒人のセッションドラマーとして先ず有名になったのはハーヴェイ・メイソンだろう。


ヘッドハンターズとかブラザーズ・ジョンスン等の演奏で名も知れていたが、やはりジョージ・ベンソンのアルバム「ブリージン」で名を上げた。


でも自分はハーヴェイと言ったらキャロル・キングのアルバム「ファンタジー」のセッションで決まりだ。


デヴィッド・T・ウォーカーも参加しているのだが、ゆったりとしたグルーヴ感、やはり黒人しか出せないリズムだろう


Harvey Mason.jpg


黒人セッションドラマーとしてはあとはポール・ハンフリーとかアイドリス・ムハマッド、チェスター・トンプソン、スティーヴ・ジョーダン、ヨギ・ホートン等 もう数え切れないほどいっぱいいて、又改めて書いてみたいドラマーが沢山いる


Paul Humphrey.jpg

Idris Muhammad.png

Chester Thompson.jpeg

Steve Jordan.jpg

Yogi Horton.jpg


今回書けなかったドラマー、そしてベーシスト、他 自分の好きなミュージシャンを和洋やジャンルを問わず 又機会を見て書いていきたい

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