達郎さんのコンサート [邦楽]
やはり何かきっかけがあると書きたくなる
今年も行って来ました 達郎さんのコンサート
結局二日の札幌公演の内、一日しかチケットが当たらなかった。
まぁ~当たっただけでも良しとしなきゃね。
とりあえず、もう6~7年になるのかな、二日の公演が当たったこともあったが、一日は必ず当たって観に行けてるので近年の札幌公演は必ず観てることになる。
まぁ~本当におじさんが多いわな。それと意外と夫婦も多いみたい 勿論、女性独りで観に来ている人もいるが
過去に達郎さんのコンサートで音楽の話をした人は二人しかいない。
一人は横の席に座った男性でアイズレーとかの洋楽の話をした。ジミ・ヘンがアイズレーにいた話をしたりして、喜んで話が出来た人だった。
あともう一人は東京で音楽関係の仕事をしている人で、松任谷正隆さんとかと仕事したりしたことがある人だった。所謂業界人らしい人だったが、本人曰くそんなにプロとして仕事をしている立場でもないようなことを言っていた
その人とは邦楽の話をして、達郎さんの「ビッグ・ウェイヴ」の元ネタのター坊の話をしたりして楽しかった。
今回、横に座った独りで参加の男性に挨拶はしたが、とても話が弾むような人ではなかった。
まぁ~音楽仲間を探しに達郎さんのコンサートに行っている訳ではないので、こちらからもわざわざ他に話しかけていくようなことはしないし、とても話しかけれるような雰囲気でもない
ただ、やっぱり前にも言ったように達郎さんのコンサートだからね。だから中には洋楽好きな達郎さんファンもきっと来ていると思うし、現にサンソンで札幌の常連さんもリクエストとして良く読まれているから、そんな人と知り合えたら嬉しいけどね
見た目で判断しちゃいけないけど、達郎さん自身もコンサートで言っていたけど、やはり最近の新しいファンは音楽にうるさそうなことは言わないみたいなこと言っていたけど、音楽談義をして楽しむって感じのような人は何かいないように見えた
でもやっぱり達郎さんなんだよね。最初に札幌に来た時のエピソードとして「厚生年金会館に泊まった部屋でヴァン・マッコイのハッスルがかかった話」を達郎さんがしていたのを過去にも何回か聞いているけど
今回もその話をしていて「スティーヴ・ガッドのドラムがやっぱり良かったんだよねぇ」みたいなことを話していた。
達郎さんはサンソンでも、今回のコンサートでも話しているけど、やっぱり達郎さんもスタジオミュージシャンの話は好きみたい(どころか、当然プロとして意識してスタジオの業界内を知っていると思うし、元々達郎さんも音楽のバックグラウンドの興味が強かった人だから)達郎さんと、もしスタジオミュージシャンの話が出来たら話が尽きないと思うな(まぁ~そんなこと自分がプロの音楽関係者にでもならない限りあり得ませんがw)
達郎さん本人が言っているように、やっぱり達郎さんは当時から稀にみる洋楽オタクだったので、本当に音楽談義が出来る人なら、達郎さんも喜んで話してくれそうな気がするね(まぁ~忙しい人なのでそんな時間は無いと思うけど)
達郎さんがやる曲はやっぱり昔の曲の方が断然良いし、実際昔からのファンはそういう曲を望んでいると思う。
自分が好きな達郎さんの曲を挙げたら、きりが無いけど、「ウィンディ・レディ」と「ソリッド・スライダー」は好きだね。
「ネオ東京ラプソディ」も好きなのだが、やっぱりジョン・ファディスのハイノートのソロじゃないと違和感を感じるし、「ソリッド・スライダー」も多分難しいと思うし、あり得ないかもしれないが、生で教授のエレピソロが聴いてみたい
「マーマレード・グッバイ」の淵野さんのサックスソロは素晴らしいの一言で、自分としては1番好きな曲なのだけど、この曲は達郎さんはコンサートでは演奏出来ない曲と公言しているし、実際淵野さんはもう公演には参加しないでしょう
達郎さんの曲はミュージシャンのソロを上手く引き出して(上手く使って)曲を際立たせ、印象に残るキラーチューンとしての名曲も多い。
達郎さんはミュージシャンでもあるけど、やはりプロデューサー的な視点でもアレンジからミュージシャン起用まで曲作りに素晴らしい才能を発揮してきた人だと思う。
将来、細野さん、教授、ター坊、伊藤銀次さん(美奈子さんは無理だなw)上原ユカリ裕さん、田中章弘さん、辺りのメンバーでツアーを組んだらプラチナチケットになって手に入らないだろうな
まぁ~昔からのファン限定でみたいなことになれば、その辺のメンバーとのジョイントは如何に凄いことなのか!分かるファンだけにチケット販売してもらったら喜んで行くのだけどね(まぁ~それでもチケット入手は難しいと思うけど)
もう無理だけど、本当は松木恒秀さんとか佐藤博さんと達郎さんとの夢のようなジョイントが観れたら、感激で涙が止まらなくなっていたと思う
あとエポのコーラスとか、シンディのバックコーラスも又聴きたかったね。それにしてもシンディの中山美穂に書いた「ロゼカラー」のセルフカバーを是非とも聴いて欲しい。こんな素晴らしい曲を書けるシンディも凄い才能の持ち主だったと思う。鳴海寛さんのアレンジはもう言うことなしだ!二人とも達郎さんと関係があった人達なのだから、達郎さんファンも聴いて欲しいと思う。(シンディも鳴海さんも亡くなってますし、関連ある人全部言ったら、とんでもない数になるけどw)
あと達郎さんの独り言ゴモゴモも結構面白くて、デヴィッド・リーロスの話もテッド・テンプルマンのことがポツリと出て面白かったw
やっぱり達郎さんの音楽的なエピソードの話は面白いね。
あとカバー曲の話だけど、自分としては達郎さんの拘りのマニアックな曲をしてくれたら、そりゃ~嬉しいし、自分の知らない曲だったら絶対調べるし、流石に自分も知らないようなアーティストのカバー曲は無いと思うので(実際演奏するとしたらの話で)達郎さんの拘りと元ネタを通してのカバー曲の素晴らしさを教えてもらいたいよ
昨年の角松敏生さんのコンサートでトム・スコットのカバー曲やっていた。みんなが知らない曲で、自分が知っている曲をカバーしてくれたら、周りの誰にも言えないので、心の中できっと大喜びしていると思うw
「今回下見をして次回は新しいコンサートホールできっとやることになるだろう」と達郎さんは言っていたが、今年の12月にキング・クリムゾンのコンサートで先に体験出来るので、どんな会場か見て来よう!
そのようなことで次回のコンサートの予定はキング・クリムゾンなのだが、トニー・レヴィンとメル・コリンズの演奏を楽しみにしている
札幌 旧厚生年金会館 [Soul]
8月14日は山下達郎さんのコンサートだった。
達郎さんも今回のコンサートで今秋に取り壊しで今回が最後になるニトリ文化ホール(旧厚生年金会館)の思い出を語っていたが、(達郎さんはホクト文化ホールと間違えて言っていたな)達郎さんのコンサートについては後ほど追って書いていきたいと思っているが、自分も厚生年金会館には色々と思い出があるので語っていきたい
先ず、自分が最初に厚生年金会館でコンサートを観たのは(と言うか、自分にとって初めてのコンサート、それも洋楽の)女性ソウルシンガーのロバータ・フラックのコンサートだった。
ネットで調べたら1975年の4月5日だったみたいだ。自分が高校2年生の時に友人と一緒に観に行ったコンサートだった。
パンフは確か購入していたので、探せばバックのツアーメンバーが正式に分かると思うのだが、ネットで調べてもメンバーが分かるものが出てこなかった
だけど、ギター以外ははっきりと覚えている。
ドラムはアイドリス・ムハマッド、ベースはアンソニー・ジャクソン、キーボードはレオン・ペンダーヴィスとハリー・ウィッテカー、パーカッションはラルフ・マクドナルドだった ここまでは間違いないと思う。
ギターはエリック・ゲイルではなかったはず。で、このツアーに合わせた時期に出たアルバム「愛のためいき」のアルバムが録音されたレコーディングメンバーがほぼ来日メンバーだったので、レコーディングの時のギターで言えば、ヒュー・マクラッケンかリッチー・レスニコフだったように気がする
デヴィッド・スピノザだったら凄かったが、そうではなかったはずだ
いずれにしても凄いメンバーだったのだ!
後にスタジオミュージシャンに興味を持ってから、その時のそれぞれのメンバーのことが分かり、「自分は一番最初の洋楽のコンサートでこんな凄いミュージシャンを観ていたんだ!」と思って、ビックリした思いがあるくらいだった。
アンソニー・ジャクソンのことはしっかり覚えている。後に自分の好きなベーシストのベスト3に入るくらい好きになったアンソニーのことを、その時のコンサートで(当時は日本語で紹介する司会者がいたので)、当時アメリカで流行っていたオージェイズの「For the Love of Money(緑色の神様)」(しかし、凄い邦題だ!アメリカの札は緑色だからだそうだw)の作者だとアンソニーのことを紹介していたので、自分はその曲は知っていたので、あの独特なフランジャーのかかったアンソニーのベースのイントロ
もうアンソニーと言えば、この音!と言うくらいだったので、アンソニー・ジャクソンのことはその時はよく知らなかったが、しっかり覚えていた。
アイドリスも後にNYで30cm以内のすぐそばで観た!詳しくは機会があったら詳しく説明するが、NYのロフトでバスドラのすぐ目の前で観て演奏を聴いてサインももらった。
レオンもハリーも日野テルやナベサダのバックだったかな、それで来た時にサインをもらっている。
残念ながら、ラルフとアンソニーのサインはもらっていない!
他のアーティストの時のコンサートの話は又改めて書くことにするが、このロバータの時こそサインはもらえなかったが(もらうようなことはしなかった)、その後は今では考えられないような方法で厚生年金会館の楽屋まで行きサインをもらっていた
で、ロバータのコンサートの話だが、「やさしく歌って」がオープニングだった。
「愛は面影の中に」に次いでのアメリカでナンバー1で、同じくグラミー最優秀レコード賞も2年続けて受賞した大ヒット曲だったので正にオープニングにふさわしい曲だった。
この曲のいきなりの歌詞からの曲を聴いて感激で涙が出たのを今でもしっかり覚えている。
「恋人は何処に(Where Is the Love)」はダニーがいなかったから歌ったんだったかどうか覚えてないが、歌ってなかったような気がする(ダニーの代わりに誰がデュエットしたのか思いつかない・・・)
「愛は面影の中に」はヒット曲なので当然歌っているし知っている曲だったのだが余り印象になかったし、1stから3rdアルバムまでは当時はまだ持っていなかったし、ジャズっぽい曲や渋い曲はヒット曲以外は知らなかったので全然印象にないw
やはりアルバム「愛のためいき」からの曲を多くやっていたし、コンサートの後に直ぐアルバムを買ったので、そのアルバム曲は結構印象に残っていた。
そんな中で、やっぱり「愛のためいき」は最高に良い曲だった!今でも彼女の曲の中で自分はベスト3に入る名曲だ!
ユージン・マクダニエルズは後にこの曲をセルフカバーしているが、それにしても後世に残る大名曲を書いたものだ(「Compared to What」も彼が書いた大名曲だ)
マリーナ・ショウのカバー他、名カバーが多数あるが、レオンの弾くエレピと恐らくスピノザであろうのギター、そしてムハマッドのフロアタムの印象的なリズムが余りにも素晴らしいアレンジだ